その後も、皆は、色々な感情を教えてくれた。
驚き、嬉しさ、怖さ・・・
私は色々な感情を覚えていき、覚えた感情は出せるようになった。
喜怒哀楽、という言葉があるらしい。
喜・・・の感情は知っている。
けど・・・あとは知らない。
私が少しずつ人間らしさを取り戻してきた、ある日のことだった。
私と一緒に車に乗っていた男の人が、家に来たのだ。
男の人
よつば
たんぽぽ
男の人
リア
男の人
リア
リア
リア
男の人
男の人
ルピナス
男の人
男の人
男の人
ルピナス
たんぽぽ
男の人
男の人
よつば
よつば
リア
よつば
たんぽぽ
それまで黙っていたよつばが、突然大声を出した。
よつばがこんなに大声を出すところは初めて見た。
それに、いつもの敬語じゃなかった。
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
ルピナス
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
男の人
男の人
男の人
男の人
よつば
よつば
男の人
男の人
男の人
よつば
よつば
リア
リア
たんぽぽ
よつば
リア
よつば
よつば
男の人
男の人
男の人
よつば
ルピナス
よつば
よつば
よつば
よつば
よつば
男の人
リアとたんぽぽは、車に乗ろうとするよつばを止めようと必死だった。
その時、よつばが2人の方をみた。
その時のよつばの表情。
微笑んでいた。けれど、目はとても冷たい目をしていた。
2人はその目に気づいたんだと思う。一瞬、2人は怯んでいた。
その隙に、よつばは車に乗り込み、車は走り出してしまった。
ルピナス
ルピナス
ルピナス
ルピナス
ルピナス
その時、私は自分のせいでよつばが連れ去られたことにやっと気づいた。
その時、
初めて感情を出した時のように、映像が頭の中に流れた。
研究員A
研究員A
ルピナス
研究員A
研究員A
研究員B
研究員B
ルピナス
・・・そうだ。
実験体になると、ろくなことがない。
いつも体のどこかが解体されて、
たまに動かなくなる部分もある。
私はあの痛みに慣れたけど
・・・よつばは
・・・よつばに、そんな思い絶対させない。
今まで、色々な事を教わった。
よつばのおかげで、今の私がいる。
・・・それなのに。
私のせいで、あの男の人のせいで・・・よつばが連れ去られた。
そこで、私から出てきた感情が・・・
ルピナス
ルピナス
たんぽぽ
ルピナス
ルピナス
”怒り”だった。
コメント
13件
ミクちゃん可愛い〜〜! 優「そうそう……」
義務なんです!! ルピ「・・・・・・そっか」
幸福なのは〜? 優鶴「……桜未の性でね……」