コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
❀•┈┈┈┈•設定•┈┈┈┈•❀
蓮見朱李
有瀬海
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
❀Prolog❀
♫
あの日、耳に流れ込んできた音。
その音で、私は救われた。
ばちっ、と目が合ったとき、 どれだけ体が飛び上がったか。
朝日を受けてつやつや光る君の髪は、 特別に見えた。
夏に混じるピアノの音も君も、 大好きで大好きでたまらなくて。
もっと聴いていたい、君の音を。
蓮見朱李
朝、教室の隅で本を読む。
これは最近の日課になってきている。
ジャンルはかなりバラバラだけど、 恋愛ものが多い。
私にはこんな恋愛、できっこ ないけど。
もぶ
蓮見朱李
別に、こうやってパシられても 苦じゃない。
暇だから。
強がりじゃなくて、心の底から そう思ってる。
職員室に向かう途中。
蓮見朱李
うっすら曲の旋律が聴こえてきた。
音楽室からだ。
すごくうっすらで、話したりして 過ごしていれば全く聞こえない。
先生に荷物持って行ったら、 音楽室寄ってみよう。
蓮見朱李
音楽室前の階段には、なんの濁りもない 綺麗なピアノの旋律が響いていた。
それを密かに鑑賞する。
先生、? それとも生徒かな…
とにかく演奏は綺麗で、透き通ってて。
私の胸を射るような感覚がした。
夏の暑さも吹き飛んで、 ピアノの音に完全に魅せられた。
蓮見朱李
HRの時間まであと少しだ。
このまま聴いていたら時間が無くなる、 と思い、私は教室に戻ったのだった。
?
花凪多
花凪多
花凪多