流恋
君が君でいるのなら、 僕は僕のままでいる。
君が君でいると誓った日
僕は僕を隠した
20xx年_月_日
アナウンサーがいつものように言う
今日は待ちに待った______!
___は勿論!____の方も!
今日一日を楽しんでくださいね!
君が君のままでいる。
そう誓った日
僕は僕を隠した
それは全て君のせい
君が君でいると誓ったから
全ては...
あれは多分、大学三年生ごろ
君に"恋人"というモノができた
君は毎日楽しそうで、
僕なんて言う存在なんて、、
...とっくに消えてたんだと思う
そんな君に突然の不幸がやって来たのは
それから数年後のこと
_ある日電話がかかってきて
君の恋人が交通事故で亡くなったらしい
そんな彼の葬儀に来て欲しいとの事
当然、君のためなら
と思い
「あぁ、もちろん」
動揺を隠せないような 焦った様な雰囲気を
"わざと"醸し出しながら
君に
君にとっての
『イイ人』を演じて
彼の葬儀が終わった
君は泣きはらして
喋れないほどになっていた
そんな傷口につけ込むように
「これからは、いっぱい頼ってね...」
「無理をしなくていいんだよ」
優しい言葉を投げかける
そんな僕には気づかないで
「ありがとう、、ごめんね」
君が言った
どうして、? なんで、?
君が謝るの?
悪いのは全部彼じゃないか、!
彼がなくなってから数ヶ月
君は立ち直り始めたらしい
誰にも頼らなくなって
音信不通、、との事だ
他の人に気付かれたくない僕は
僕の気持ちを隠しながら
君を探し続けた
数年後
テレビで君を見つけた
アナウンサーとしてだ。
それから、徹底的に君のことを調べた
ある日、君のインタビュー雑誌を見つけた
そこには、過去のこと これからのこと
全てが書かれていた
君が君でいると誓ったあの日
叶うことない気持ちを
僕は僕を
僕自体を隠して
そんなこと、出来るはずが無かったのに、、
❦ℯꫛᎴ❧
流恋
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