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*我々国 軍本部*
グルッペンは受け取った手紙の封をきり、便箋を取り出し、目を通す
封筒の中には便箋の他に水色の紙に金色の文字で書かれている物もあった
グルッペン・フューラー
トントン
オスマン
グルッペン・フューラー
もりこー
グルッペンは目線を便箋にもどし、朗読し始めた
~拝啓、我々国総統グルッペン・フューラー殿~
お元気でお過ごしでしょうか。この度は幹部様の拘束と手荒な真似を致しまして、心よりお詫び申し上げます
さて、本日この手紙を送らせていただきましたのは、私どもが率いております組織の集まりに参加して頂くためでございます。
契約内容は既に、前担当者から把握しておりますが、この要求に応じてくださらねば
貴国と過去から結んでいる契約は全て
白紙
とさせていただきます。
どうか、良い判断をされると願っております
参加権限及び持ち物等は同封の紙に書いております
~闇主総会招待状~
*参加者は今宵、当人合わせ幹部様のみ参加可能です。武器の持ち込みは特別に許可されております
*皆様は今宵の闇主総会が初めての参加ですので、運営陣が必需品を準備しております
*皆様以外にも新規の方々がいらっしゃいます。組織そしてボスの御前では無礼のないように願います
*新規の方は開催会場にて必需品である「仮面」を配布致しますので、同封されております色紙【新規者カード】をお持ちの上で参加されるよう、お願い致します
*こちら事ですが、我々国の皆様は全員参加とさせていただきます
*指定されている場所にお着きになりましたら、新規者カードを出してお待ちください
~それでは、今宵の22時~
~我々国西帝国と東帝国の狭間でお待ちしております~
敬具 組織管理者
グルッペン・フューラー
我々国の西帝国と東帝国の間には大きな石の壁が存在する
裕福な人間が多い西側と貧困な人間が多い東側では習慣などが異なり、嫌悪を持つ人間が多い
だから、我々国には東西を分ける壁があり、裕福な人間は近寄らない
石の壁は2000年以上前にも存在していたとされ、それを復元したものだ
ゾム
ゾム
鬱
鬱
ショッピ
ショッピ
エーミール
エーミール
コネシマ
コネシマの声で部屋の温度が下がる
グルッペンは口を閉じ、事情を知っているトントンは下を向いている
コネシマ
コネシマ
コネシマ
鬱
コネシマ
コネシマ
綺麗な水色の瞳は真っ直ぐグルッペンを見ている
まるで
飼い主を喰おうとする 狂犬のようだ
しんぺい神
毒素
口を開いたのはしんぺい神だった。 軍の最古参と言っても過言ではない彼が少し困ったように眉を八の字にしている
兄さん
コネシマ
コネシマ
しんぺい神
しんぺい神
兄さん
しんぺい神
しんぺい神
兄さん
兄さん
オスマン
しんぺい神
しんぺい神
しんぺい神
兄さん
しんぺい神
しんぺい神
しんぺい神
兄さん
兄さん
しんぺい神
しんぺい神
コネシマ
コネシマ
グルッペン・フューラー
グルッペンは薄く笑う
傍から見れば誰でも信用し、裏切ることを考えていない無謀で無能な総統だろう
それでも軍事国家、戦争屋として名乗りをあげる組織に相応しい頭脳を持つ男であるから、これ程の実力者が揃う
だからこそ、彼が頼っている裏組織にも絶対的に信頼を置いているのだろう
トントン
トントン
オスマン
「オプロイテ」 フェニジオル国の聖職者に仕える騎士の人間 生まれついた時からオスマンの家系に従っており彼女は信仰熱心だ
コネシマ
「スパルタクス」 出身国不明の青年だが、コネシマに異常な程忠誠を誓っており、コネシマの言う事は絶対と従っている (因みに、ショッピの事を恨めしく思っているらしい)
グルッペン・フューラー
グルッペンの声で全員が動き出し、会議室はまた静寂に包まれた