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ー20○△年3月ー
春日井琴梨（ことり）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
ママ
パパ
春日井琴梨（ことり）
ママとパパ、凌翔の顔を見たら泣くつもりじゃなかったのに涙が出てきた
私、自分で東京行くって決めたのに情けないな…
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
春日井琴梨（ことり）
凌翔が幼なじみで良かった
春日井琴梨（ことり）
数ヶ月後
琴梨は東京から一向に帰って来ない
いや、帰って来れないと言った方が正しいのか…
琴梨が上京する前から中国を発端に流行り始めた新型コロナウイルス
コロナの影響で東京にいる地方出身者は地元に帰りたくても帰れないようだ
GWに帰れなかったからお盆には帰りたい
琴梨はそう話してた
自分で行くって言ったわりに極度のホームシックに陥っているようだった
琴梨からの電話は突然かかってくる
春日井琴梨（ことり）
藍原凌翔（りょうが）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
藍原凌翔（りょうが）
「戻って来いよ」
俺はそう言ってやりたかった
でも…
果たしてそう言うことが琴梨にとって救いになるのか
あいつの場合、そんな風な言葉かけたら余計に弱るに決まってる
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
春日井琴梨（ことり）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
藍原凌翔（りょうが）
春日井琴梨（ことり）
電話が切れた
俺は好きな奴にあんな言葉しかかけられない
本音を言うと琴梨が戻って来てくれたら俺は嬉しい
あいつが弱ってる今、側にいてやれたらって思う
あの言い方で本当に良かったのか…
続く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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