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お目ヶから何か水?出てきた…なんで,止まらないよぉ・゚・(●´Д`●)・゚・
めっちゃ泣ける。
何度見ても目から水が出てくる
吸血鬼に生まれてきた
そんな俺は 人狼を殺すことを 仕事としていた
そしてまた
市民を殺すことも 仕事にしていた
そんな俺でも
大切な人は山ほどいた
吸血鬼は愛されたい
シャーくん
Nakamu
Nakamu
シャーくん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャーくん
大切な人
それは 俺のズッ友
でも…いつかお別れを告げる
嫌だ…だけど
殺さないと生きれない
そんな残酷な世界
この世界は
生きるか、死ぬか
そして生まれ持った
役職で決まる
シャーくん
Nakamu
らっだぁ
皆それぞれ挨拶を交わす
占い師に占われるのは いつぶりだろう
これまでは 人狼のいない村を 攻撃していた
占い師に会うのも 人狼に会うのも
久方振り
そろそろ身を隠さなければ ならなくなる
身を隠さなきゃ
できるだけ 遠い所へ
夜になった
俺は川を渡って 気を登り
崖を超える
吸血鬼にだけあって 軽々登れる
シャーくん
最後の崖を超えると もう朝になりそうだった
だから俺は みんなと離れてても 話せる無線を切って
会話だけを聞くことにした
らっだぁ
Nakamu
周りが困惑しているのが 声色で分かる
Nakamuは 相当びっくりしている
これでこの関係も 終わりかな…
このご時世 朝に出歩くのは 至難の業
でも小さい頃に 慣れてしまった
ここまで来るのに 数十万年
夜は俺のテリトリー
だが朝は弱体化する
朝に崖を登れと言われると さすがにきつい
だからこれからは 身を潜めるしかない
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
俺は何としてでも 貢献しないといけない
いや…
貢献とかそんなんじゃない
人狼の役に立つため
狂った人として
狂人は少ない役職で 生まれ持って 持つ役職の中で1番少ない
数年に何人かくらいの ネジの曲がったおかしな子
いつかは 人間のように死ぬ
だから今は
狂ったように 生きようぜ?
シャーくん
隠れてから 1日目の夜が経過
みんなは 俺を探す
光る魔法の花を使って
夜でも俺を殺せる 魔法の石を使って
どんな手を使ってでも 俺を殺す気なのだろう
だが
シャーくん
これでも数十万年生きている
長い長い鬼の世界
シャーくん
そしてまた朝が来る
また始まる話し合い
それを聞きながら 息を潜ませる
らっだぁ
小さく舌打ちする
シャーくんが見つからない
役に立たないと…
狂った俺は無我夢中で 吸血鬼を探す
2日目の夜が来た
いや
来てしまった
色々なものが無くなる そんな夜の囁き
俺の目の前には 俺を殺すハンターがいる
らっだぁ
シャーくん
らっだぁ
そりゃ近づけば 声が聞こえる
シャーくん
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
守っていた
シャーくん
今まではどうだっただろう
そんな優しい言葉を 真正面から言ってくれる 人はいただろうか?
愛されなかった
幾千、幾万、幾億と
俺はいつも愛されたかった
好きだった人
そんな人も前までは いた
でも殺さないといけない
それがこの世界
生きるか死ぬか
俺は今心底市民になりたい
らっだぁ
その後に考えた
狂って
ネジが曲がって
そんな俺が人を 大切に思えてた?
どうなのだろう
分からない
でも
殺さいないといけない
だから
らっだぁ
シャーくん
シャーくん
シャーくん
シャーくん
シャーくん
らっだぁ
なんて綺麗な目なんだろう
赤く染ったように見えて
黒く緑
あなたを殺す俺を 許してください
らっだぁ
目の前には 誰もいない
シャーくんという 吸血鬼の存在が 魔法のように
消えていった
とっくの前に
死んだはずの 俺の心
それはまだ 生きていたようだった
シャーくん
らっだぁ
でも
俺は狂ってるから
色んなものを忘れて しまうかもしれない
だけど
君のことだけは
脳裏に焼き付いた
吸血鬼は愛されたい
END