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バタンっ
結菜
……っ、いた
瑠那
桃花‼️
私たちが来たのは学校の屋上
そこに、桃花はいた
桃花
…なんでいるの
結菜
そりゃ来るわよ
結菜
何する気？
桃花
別に関係ないでしょ
桃花
さっさと帰ったら？じゃないと大変なことになるわね
結菜
何が？
桃花
…だってあんたたちは
桃花
私の最後の目撃者になるからね
結菜
…は！？
その瞬間、桃花は屋上のフェンスに手をかけた
結菜
ちょっと！！
瑠那
な、何するの！？
桃花
見てわかるでしょ笑
そして桃花はぐっと腕に力を入れた
瑠那
ちょっとやめてよっ！
結菜
ふざけないで
桃花
ふざけてなんてない
桃花
ふざけてるのはあいつらでしょう？
桃花
あいつらは何回か私に死ねと言ったきたことがあった
桃花
だからその通りにしてあげるだけ
結菜
やめてよ
結菜
あんな奴らの言いなりになって死ぬなんてみっともないわ
瑠那
ホントよ…！
瑠那
早くやめてっ！
桃花
…それは無理かな
桃花
確かにみっともないけど
桃花
私もそれを望んでいたから、いいの
結菜
いい加減に…！
その時だった
桃花が上半身を乗り出した
瑠那
ちょっと、やめてよっ！！！
結菜
やめなさいよ
私は桃花のそばに駆け寄ろうとする
桃花
ダメ
桃花
これ以上近づいたら
桃花
すぐ飛び降りるからね
結菜
…、なんで死ぬのよ
結菜
あなたがぶりっこをしている理由が何かあるんでしょう？
結菜
それを話せば終わりよ
瑠那
そうだよ！
瑠那
だから早く…
桃花
それもなんだって
桃花
その理由が私を苦しめてるの
瑠那
…どんな理由なの？
桃花
言うわけないでしょ！
結菜
っ…
桃花
…さて、茶番もそろそろ終わりね
そして、桃花がフェンスに足をかけた
結菜
やめてっ！
結菜
桃花がそんなことする必要ないのよっ！
桃花
…ふふ、ありがとう
桃花
こんな私を最期まで
桃花
見ていてくれてありがとう
瑠那
いやっ！やめて！
桃花
こんな私でごめんね…でも
桃花はくるりと振り返って
桃花
2人がいてくれて、幸せでした
結菜
っ！！！
瑠那
桃花っ！！
桃花は、静かに落ちていった
桃花
……っ
ドサッ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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