その後、私と保科は
ベッドでごろごろしながら 動画を見たり、
鳴海が作り置きしてくれていた 昼飯のチャーハン餃子定食 (これがまた尋常じゃなく上手かった)
を食べたりして過ごした。
監禁犯であるとは言え
年頃の美男子とベッドでゴロゴロするのに
抵抗(動揺)はしたが、
私の足は保科のベッドかどこかに固定されてるらしく、
二人の中で私の定位置は 「保科の部屋」
と言う事らしかった。
腹がいっぱいになって眠くなった保科は、
再びベッドでごろつき始めた。
保 科
鈴
鈴
流石にそれは少しマズい。
私はジト目を向け、否定する意思を見せた。
保 科
鈴
保 科
鈴
保 科
鈴
そうだった....
鈴
保 科
保 科
鈴
保 科
保 科
鈴
鈴
保 科
鈴
保 科
保 科
私の意思を無視して保科は
私の腕を引っ張り、添い寝させようとした。
鈴
保 科
私が腕を振り払うと、
保科は目に見えてしゅんとした。
鈴
どこか釈然としないが
チキンな私は謝らずにはいられなかった。
鈴
鈴
俯いて黙ってしまった保科の顔を覗き込む。
保 科
鈴
保 科
保 科
鈴
保 科
「じゃあ昼寝すんなや」 とは言えなかった私だった。
そんなことを言えば火に油かと思ったからだ。
余計ムキになって、 私をベッドに引き摺り込むに決まってる。
私はそう言う予測がつくくらいには、
保科の性格が読めるようになってきていた。
私は諦めてベッドに腰掛けた。
鈴
保 科
鈴
保 科
鈴
私は警戒しつつもそばによった。
すると保科は
私の左胸にそっと手を添えた。
鈴
保 科
鈴
保 科
保 科
よく分からないが、 それくらいならまぁ良いだろう。
思い起こせば、保科は今朝もそうしていた気がする。
鈴
保 科
鈴
はっきり言って、
保科の手があったかく感じる。
それに釣られ自分まであったかくなってしまいそうだ。
保 科
保科が気づいたのか、
「クスッ」と笑いながら私に問いかけてきた。
鈴
鈴
保 科
保科が少々考えながら返事をすると、
表情が急に明るくなった。
保 科
鈴
保 科
ベチンッ!!
保 科
鈴
鈴
左胸を押さえている保科の手を振り払う。
保 科
保 科
鈴
保 科
保 科
鈴
保科は一体私のどこがそんなに好きなのか。
その理由は結局 今朝から全く分からないままでいた。
直接聞いてみても良かったかもしれないが、
保科の言動から察するに
どうせ『好きなものは好き』
みたいな返答した返ってこないだろうと言う気もする。
鈴
鈴
そうこう考えてるうちに
保科は寝てしまっていた。
目を閉じた保科の顔に視線で問いかけても、
機嫌の良さそうな吐息が聞こえてくるだけだった。
だが、その安心しきった表情を見ると 思わず頬が緩み、
そんな事はどうでも良くなってきてしまった。
満足そうに私に寄り添っていた保科は、
しばらくするとぐったりと私にもたれかかり、 すやすやと寝息を立て始めた。
鈴
鈴
もっとこう、わがままで、奔放で....
「猫」......かな?
そんなことを考えていると、
なんだか私も眠くなってきた。
鈴
鈴
私はスヤスヤと寝ている保科の横に寝転がり、
少しスペースを開けて寝ようとした。
そう安堵したのも束の間__
寝ぼけた保科は私の身体をがっちりとホールドしてきた。
鈴
筋肉で出来た硬い腕に上半身を覆われる。
さらには小さな口から漏れる吐息がくすぐったくて敵わない。
鈴
保 科
保科がぐっすりと眠っている以上、
私がいくら声をかけても意味がなかった。
私は思考を停止させ、目を瞑ってひたすら脳内で自己暗示をかけた。
鈴
保 科
私の苦労も知らずに、
保科は私の肩にに頭を擦り付けた。
鈴
鈴
保 科
鈴
鈴
保 科
鈴
にゃーにゃぁ、にゃ....
頭の中で猫を数えているうちに、
私もいつしか眠りに落ちていた。
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コメント
3件
え、、、可愛すぎやろ、、、尊Ω\ζ°)チーン
最後めっちゃかわいそ
え ? ! も う 1 0 0 0 ♡ 行 っ て る ! ! 頑 張 っ て 2 0 0 0 ♡ に し よ う ! 。