瑞希
なんでまふゆが…?
まふゆ
なんでって言われても私の家だから…
杏
???
瑞希
待って。雪希ちゃんの苗字は?
【朝比奈雪希】
まふゆ
だよ?
雪希
来るなよ…私の気持ちなんてお前らは……
瑞希
考えられないくせに…。でしょ?
雪希
っ。お姉ちゃん、私部屋に行くから!
瑞希
まふゆ…
まふゆ
最初から説明する。
私と雪希は姉妹だった。
とっても仲が良かった。
いつも一緒にいたの。
ある日…
雪希 幼少期
ゴホッゴホッ
雪希 幼少期
お姉ちゃん…頭が痛いよ…
雪希 幼少期
痛い痛い痛い…
まふゆ 幼少期
雪希…病院へ行こう?
雪希 幼少期
うん。
その時不治の病が見つかった
その時 私は4歳 雪希は3歳
雪希 幼少期
お姉ちゃん…いつ私ここ出れると思う?
まふゆ 幼少期
わかんないなぁ?
不治の病のことを知っていた。
せめて幼い雪希にはまだ教えなかった
まだ完治する方法がないということを
それから私は学校に行って雪希にはあまり会わなくなった
お医者さんが言った
「家で暮らしていいですよ」
ってね。
雪希は高校にも通い始めた
高校がどこかなにか何をするところか知らずに。
雪希は人生に不治の病というハンデを負っている
✗ぬまでは楽しませてあげようかなって。
幼い私は決断したの。
まふゆ
というのが雪希の過去
杏
雪希ちゃん…
瑞希
そうなんだ…
まふゆ
今雪希が落ち着いてないからもう帰って。
瑞希
うん。
杏
雪希ちゃん〜ばいばい!
杏
ガチャ