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『君は僕に魔法を掛けた』

第1話 - 『君は僕に魔法を掛けた』

2020年10月22日

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『君は僕に魔法を掛けた』

影暗美輝

彼女と友達になるってだけでも恥ずかしかったのに…

影暗美輝

恋人同士って…///♡

影暗美輝

あぁ今なら死んでもいいかも

LINE♪(通知音)

影暗美輝

しかも彼女とLINE交換なんて幸せなだぁ(❁´ω`❁)

LINE

星野美輝

ねぇ〜みきくん！

影暗美輝

何ですか？

星野美輝

あ、あの…今度の日曜日さ

星野美輝

空いてたらだけどデート行かない？

やった言い切った。とは言えLINEだけど…‪

影暗美輝

…

えぇぇぇぇやばい嬉しい。

影暗美輝

い、いいよ

星野美輝

やったぁぁぁ

星野美輝

じゃあ日曜日3時に私の家に訪ねに来て！！

影暗美輝

君の家？

星野美輝

うん！

星野美輝

あ、場所教えてないか

星野美輝

ここだよ

影暗美輝

あっ、了解です。

影暗美輝

じゃあ日曜日に、

星野美輝

うん、日曜日に。

影暗美輝

えっと彼女の家は…ここを左に曲がってすぐそこのところか…

ここ、前にも来たことがあるような…？

影暗美輝

と言うか女の子の家に行くって…結構やばくね

影暗美輝

緊張してきた

影暗美輝

まぁ、家には上がらないよね…ｱﾊﾊ…

普通に家に上がってしまったぁぁ

こ、これが女の子の部屋…いい匂い

星野美輝

な、なんかいやらしい事考えるでしょ！

影暗美輝

なっ、何言ってるんだよ

影暗美輝

は、は、早く準備してよっ！

星野美輝

ふーん…分かったよ

影暗美輝

今日何処行こうか…

星野美輝

私さ気になってる映画あるんだよね！

影暗美輝

映画？

星野美輝

うんっ！

星野美輝

まぁ良いからさ行こうよ！

影暗美輝

あ、うん

やばい緊張してて全然話せない…

この調子だと彼氏失格だっ！

彼女をリードしてあげないと！

映画館

影暗美輝

何見るの？

星野美輝

これ！

『眠りの中の恋人』

星野美輝

これさぁ彼氏が出来たら絶対見に行くって決めてたんだ！

星野美輝

見るでしょ

影暗美輝

うんいいよ！

｢僕はずっと植物状態だった…？｣

｢君は、10年間もの間眠っていたんですよ。｣

｢10年間…｣

｢あ、司くん！！起きてる！！｣

｢生きてる！！眠りから覚めたんだね！｣

｢この声！！美咲っ！｣

｢やったよ〜。｣

やった、やった！！

こうして、高校生の頃の夢のような日々を2人でまた歩んでいくのでした。

影暗美輝

う、うぅ

星野美輝

あぁ、滅茶苦茶感動したんだけどぉ～

影暗美輝

何これ…やばうぅ。

星野美輝

ほら、ハンカチ…

影暗美輝

あ、ありがとうございます。

星野美輝

いいってことよ〜

影暗美輝

さぁ、出ようか

星野美輝

そうだね

星野美輝

ねぇ、みきくん…。

影暗美輝

なに？

星野美輝

もし、君が実は植物状態でずっと眠っていたらどうする？

影暗美輝

どうするも、何も現実を受け取りきれないね。

影暗美輝

でもさっきの映画見たいに、自分を支えてくれる美咲みたいな人が居たら少しは楽かもね。

星野美輝

私って事ぉ～？

影暗美輝

い、いやぁ♡

星野美輝

にひひ

影暗美輝

な、なんだ！！

んん！！

き、キス～！！

星野美輝

私なんでしょはっきり言ってよね！

星野美輝

みきくんの彼氏なんだからねー

影暗美輝

……。

星野美輝

(やば、勢いでなんかキスしちゃった…///)

影暗美輝

(ファーストキス…やばいドキドキが止まんない///)

何か喋らなきゃ

結局2人は帰り道何も話さずに帰った。

影暗美輝

じゃ、じゃあさようなら…

星野美輝

うん、ばいばい

星野美輝

はぁ疲れた…。

星野美輝

ただいまぁー

星野美輝母

おかえりー

星野美輝母

れいちゃんが来てるわよー

星野美輝

え、れいが？

橋本伶衣

お邪魔してまーす。

星野美輝

なんでいんの？

橋本伶衣

この前私みきにノート貸したでしょ〜

星野美輝

あ、もしかして私返し忘れてた？

橋本伶衣

もうね〜ちゃんと返してよね〜

星野美輝母

…みきちゃんね今日彼氏さんとデートだったらしいのよ

橋本伶衣

彼氏…？

星野美輝

お、お母さん誰にも言わない約束でしょ😅💦

星野美輝母

え、でもれいちゃんくらいにはいってもいいでしょー

橋本伶衣

誰と言ってたの…まさかあいつとデートなんかじゃないわよね

星野美輝

私の事は私が決めるから口出さないで

橋本伶衣

もう…私は心配してるんだから…

星野美輝

なんか言った💢？

橋本伶衣

…帰る…ばいばい

橋本伶衣

さようなら！！

星野美輝母

あっもう帰っちゃうの？夜ご飯食べてけばいいの((

星野美輝

あ、

影暗美輝

キスしちゃった…

影暗美輝

あ、あ〜

影暗美輝

どうしよう。どんな顔して明日会えばいいのか…

影暗美輝

考えるな！！

影暗美輝

もう寝よう！

星野美輝

れい大丈夫かな…。

星野美輝

つい強く言っちゃったよ…。

星野美輝

明日謝ろう…

星野美輝

もう寝よう…

橋本伶衣

もうみきったら！！

橋本伶衣

あんなふうに言うなんて酷いよ…

橋本伶衣

それにあいつとデートだって💢

橋本伶衣

学校中じゃあいつの噂ばかりよ

橋本伶衣

あいつが自分の義母を殺したとか…あいつならありえるわ。みきが殺されるなんて嫌だもの！みきの事なんにも知らないくせに…。

橋本伶衣

寝る！

次の日

星野美輝

れい！！昨日はごめんねあんなに強く言うつもりはなかったんだ！

橋本伶衣

いいよ別に

星野美輝

私みきくんのことが本気で好きなの…だからそんな私を応援してくれたらなって…

橋本伶衣

あ、…応援するに決まってるじゃん

橋本伶衣

みきは私の大大大親友何だから！！

星野美輝

ありがとう〜

橋本伶衣

…。

影暗美輝

あ、あの、なんで俺をここに呼んだんですか？

橋本伶衣

…あんたさ、もうみきと関わるのやめてくれない。

影暗美輝

え？

橋本伶衣

うざい、目障り消えて

橋本伶衣

みきとはもう、何年も一緒なの大大大親友なの！！

橋本伶衣

急にあんた見たいなやつが出てきてみきが、急に笑顔になっちゃって…ウザイんだよ！！！

橋本伶衣

みきを守るのは私！！あんたは関わらないで！！

橋本伶衣

あんた知ってるの？

橋本伶衣

みきが心臓の病気って事！！

橋本伶衣

みきには命がもう無いの…

橋本伶衣

だから、だから、少しでも、幸せでいて欲しい。

橋本伶衣

だから、あんたかなんか消えちまえ！！

影暗美輝

…彼女が、死ぬ？

え、なんで彼女が。

嘘だ。

影暗美輝

そんなの、聞いてない。

橋本伶衣

ふーん聞いてなかったんだ。

橋本伶衣

みきは私だけに言ってくれたの。あんたなんかには言わないだろうね。信用なんかもされてないし、愛されてなんかもない。

影暗美輝

…。

橋本伶衣

あんたなんかと付き合ったのもただの遊びよ、

橋本伶衣

さっさと別れて

橋本伶衣

みきの前から消えて！！

影暗美輝

やだよ。

橋本伶衣

は？

影暗美輝

彼女は俺の事なんか好きじゃないかもしれない。でも、俺はそんな彼女を幸せにするために！！

影暗美輝

生まれてきたんだ。

影暗美輝

生きてきたんだ！！

影暗美輝

好きなんかじゃなくたっていい！片想いでもいい！！

橋本伶衣

…。

キーンコーンカーンコーン

橋本伶衣

時間だわ、この事はちゃんと覚えといてね。

影暗美輝

…

彼女が…死ぬ？

嘘だよな？

本当なのか？

彼女に聞けば良い話でも…聞いたら彼女が離れて言ってしまうそんな気がする。

彼女はずっとこのことを抱え込んでたのか…辛かったろうな、

俺が自殺しようとしていた時にも笑顔で助けてくれた。無理をしてでも。

俺は、俺は自ら命を絶とうとした、それは彼女が生きたかった人生を歩める時間かもしれない。

酷いことをしたな。

先生

おい！！影暗！！

影暗美輝

あ、はい！！

先生

聞いてんのか？

先生

顔色悪いぞ。

先生

保健室行くか？

影暗美輝

あ、大丈夫です。

星野美輝

(みきくんどうしたんだろう？)

星野美輝

(まさか、また自殺なんて考えてないよな！！)

星野美輝

あーみきくんその後もずっとぼぅーとしてたな。

星野美輝

自殺。

星野美輝

(みきくんには私の分まで幸せに生きて欲しい。)

星野美輝

死なないで、

ある日突然告げられた事実

病院の先生

単刀直入に言います。

病院の先生

星野美輝さん貴方は、

病院の先生

後、1ヶ月ほどで死にます。

星野美輝母

何言ってるんですか？

星野美輝母

意味が分かりません。

星野美輝母

うちのみきが後、1ヶ月で死ぬ…？

星野美輝母

冗談はよしてくださいよ先生！！

病院の先生

…

星野美輝

私、後1ヶ月で、し、ぬの…？

星野美輝

なんで、ですか！！

病院の先生

美輝さんはまだ、治療法が見つかっていない病気にかかりました。

病院の先生

治療法がない限り助かることはもうないでしょう。

星野美輝

嘘…よね…？

病院の先生

頑張りましょう！少しでも長く生きるために。

星野美輝

お母さん…わ、たし。

星野美輝母

みき…

星野美輝

死ぬの？

星野美輝

1ヶ月で？

星野美輝

嘘だよね？

星野美輝

ねぇ、嘘って言って。

星野美輝

死にたくないよ

星野美輝

彼氏もいないし、れいともまだやりたいこと沢山あるんだよ！！

星野美輝

私の命が後1ヶ月って、

星野美輝

冗談にも程があるわ

星野美輝

私、死にたくないよぉ(泣)

星野美輝

うわぁぁん

星野美輝母

美輝ごめんね、

星野美輝母

こんな体に産んでしまって。

星野美輝母

ごめんね…。

星野美輝

…うわぁぁぁん

うちゃん

いやぁー

うちゃん

全然投稿出来てなくてすいません。

うちゃん

忙しくて(((ｳｿ

うちゃん

さぁ、『君は僕に魔法を掛けた』いよいよ終わりに近づいてきましたね。

うちゃん

僅かな命その真実編終わりました。

うちゃん

まさか、美輝が病気とは…(つ﹏<。)

うちゃん

影暗くんと美輝の関係はこれからどうなっていくのか！！

うちゃん

では、次の話でー

うちゃん

ばいちゃ(*・‐・*)/

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