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君ともっと__。

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4 - 君ともっと__。

♥

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2020年09月06日

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ピチチチッピチチチッ。 ↑ (鳥の鳴き声)

水無瀬 雫

んっ....

バッ←(時計みる。)

水無瀬 雫

6時48分...

水無瀬 雫

ヤバいっ!!寝落ちしてたああぁー!!

ドタバタドタバタっ~

水無瀬 雫

(急げ~!)

私は遅刻から逃れるため、猛ダッシュでいつもの道を駆ける。

水無瀬 雫

(遅刻だけはしたくないし!)

そして角を曲がる。

ドスッン!

水無瀬 雫

きゃっ!

???

うっ、びっくりした...

私は誰かにぶつかり、その反動で飛ばされた。

水無瀬 雫

いったたぁ...

???

大丈夫?

水無瀬 雫

あ、はい...

私は目の前に差し出された手を取り、顔を上げる。

叶 晴斗

あっ....

水無瀬 雫

......

水無瀬 雫

叶くんっ!?

叶 晴斗

....

水無瀬 雫

(こ、これは少女漫画でよくある展開...)

叶 晴斗

あ、あの...

水無瀬 雫

あの!

叶 晴斗

...?

水無瀬 雫

私、叶くんに忘れられていてもずっとずっと好きでした!

決めたんだ私は。

また会ったら告白するって。忘れられていても。

思いを伝えられないまま終わりたくないんだから...。

叶 晴斗

.....~!?

叶 晴斗

うん、俺も水無瀬さんのこと愛想良くて好きだよ。

水無瀬 雫

っ....。

水無瀬 雫

だから、その...

水無瀬 雫

ありがとう。

私は叶くんがあの時隣にいてくれたから笑えていた。

生きていれた。

だから今私はここにいるんだ。

だからね、本当に

ありがとう...~。

叶 晴斗

えっとその...

水無瀬 雫

あっ、じゃあ遅刻するんでそろそろ行きます。

叶 晴斗

....うん、じゃあね。

シュッポー!!

水無瀬 雫

~....!?///

上島 弥生

で、思い切って告っちゃったと...。

水無瀬 雫

うん....

上島 弥生

ていうか、顔。

水無瀬 雫

ふへぇ...っ!?

上島 弥生

真っ赤すぎ。茹で蛸みたい。

水無瀬 雫

っ!?ちょっと~!!

辻本 玲央

ふはぁ...

上島 弥生

あれっ、玲央来てたんだ?

水無瀬 雫

ん?なんかやけに仲良くなってない?

上島 弥生

うん、まぁね?

↑実はバイト先同じでたまたま弥生が先輩だった。

辻本 玲央

ったく、こき使うなよな...

上島 弥生

いや、こき使ってないし。

水無瀬 雫

え?なになに?

上島 弥生

いやー、実はねバイト先同じだったんだ~。

辻本 玲央

最悪...

上島 弥生

はっ?

水無瀬 雫

あははっ、そうなんだ、仲良さそうで何より。

辻本 玲央

どこがだよっ!?

上島 弥生

あ、そうそう今朝雫がね叶くんに会ったんだって~。

辻本 玲央

....あいつに?

水無瀬 雫

うん。

水無瀬 雫

告白しちゃった...///

辻本 玲央

...

辻本 玲央

はあぁ!?

辻本 玲央

告白!?

上島 弥生

ちょっと、声大きい!

辻本 玲央

...っすまん。

水無瀬 雫

でも...

辻本 玲央

水無瀬 雫

伝わらなかった。

辻本 玲央

えっ...

水無瀬 雫

友達としての好きだと勘違いしたみたい...あははっ

上島 弥生

....

辻本 玲央

....

辻本 玲央

(まじかよ...)

辻本 玲央

そうか、なら仕方ないな。

上島 弥生

ねぇ、もう一回好きって伝えてみたら?

水無瀬 雫

でも、また友達として認識しちゃう。

水無瀬 雫

う、うざがられるかも..

辻本 玲央

まぁ、んなおちこむなって。

水無瀬 雫

うん...

キーンコーン...

上島 弥生

チャイムだ...

担任

でー、ここがこうなる訳だから...

水無瀬 雫

はぁ...

辻本 玲央

...

辻本 玲央

(あいつ落ち込みすぎだろ...)

水無瀬 雫

.....

辻本 玲央

(しゃーね。)

本当は人といるの苦手だけど...

辻本 玲央

(雫が好きなクレープ奢ってやろう。)

キーンコーン...

担任

はいじゃあ終了な。

担任

次テストに出るから予習しとけよなー。

上島 弥生

やっと終わった~。

辻本 玲央

......

俺は心の中で深呼吸する。

辻本 玲央

(落ち着け、落ち着け。)

心拍数を静めるためだ。

俺はそして雫の前に立つ。

辻本 玲央

....~///

水無瀬 雫

ど、どうしたの?

辻本 玲央

今からさクレープ食べに行かね?...///

水無瀬 雫

クレープ!?

俺は少し喜び始めた雫の顔を見て少しホッとする。

でもその喜びも束の間。

辻本 玲央

おう、奢ってやるから。

水無瀬 雫

...あ~でも、いいや。

水無瀬 雫

玲央には悪いけど...。

辻本 玲央

え?

水無瀬 雫

私今そう言う気持ちじゃないから。

水無瀬 雫

ごめんね。

辻本 玲央

あー。いいよ?

辻本 玲央

俺こそなんか無理に誘おうとしてごめんな。

水無瀬 雫

ううん。

水無瀬 雫

そろそろ帰んなきゃ。

辻本 玲央

おう、じゃあな。

雫は俺と離れていく。

そしてクラスのみんなは俺をきにせず通り過ぎてゆく。

まるでこの世に俺が存在しないかのように__。

辻本 玲央

(なんで俺は人のこと気にできないんだろ。)

辻本 玲央

(雫を悲しませちゃってんじゃん。)

水無瀬 雫

あーあ、

水無瀬 雫

(玲央の誘い断っちゃった...)

???

おーい!

水無瀬 雫

...

???

おーい!!

その時後ろから誰かが走ってくる。

叶 晴斗

水無瀬さん!

水無瀬 雫

あ、えっ...

水無瀬 雫

叶くん...!?

水無瀬 雫

(あぁ、しまった..朝告白しなきゃよかった...)

水無瀬 雫

(気まず..)

叶 晴斗

あの...

叶 晴斗

実は俺、雫のこと覚えてたんだ。

水無瀬 雫

っ...!

覚えていてくれた...?

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