TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

…というか、

ゆずか

逆上せてきたかも…

龍斗くん

え、

龍斗くん

俺に?

龍斗くんの発言はスルーして。

気付けば1時間近く時間が経っていた。

お風呂、

そんな長く入るタイプじゃないのになぁ。

ゆずか

龍斗くん、

ゆずか

そろそろ上がろうかな。

龍斗くん

上がっちゃうの…?

ゆずか

…うん、

ゆずか

逆上せてきたから、

ゆずか

お風呂にね

お風呂から上がれば、

龍斗くんとはバイバイだ。

たった1時間だったけど、

なんだか寂しくて。

"100数えてから上がるんだよ"

なんて、

お母さんみたいな事を言う龍斗くん。

龍斗くん

…97

龍斗くん

98

龍斗くん

99…

龍斗くん

…1、2

ゆずか

ちょ…、

ゆずか

カウント戻ってる!

龍斗くん

だって…、

龍斗くん

ゆずかさんが寂しそうな顔するから、

龍斗くん

出したくなくなっちゃった。

きゅん。

きっと龍斗くんは、

ハートブレーカーだよ、ね…?

でも明日も仕事だし、

手もしわしわになってきたし、

そろそろ上がらないと

と、

浴槽から出た。

ゆずか

龍斗くん、

ゆずか

ありがとね、

ゆずか

明日も頑張れそう。

龍斗くん

ね、

龍斗くん

ゆずかさん、

龍斗くん

ちょっとこっち、

昨日のように腕を引かれ、

体が傾く。

一瞬だけ、

何かが頬に触れた。

何か

なんて分かってるけど…。

龍斗くん

また今度呼んでくれたら、

龍斗くん

次はこっち。

龍斗くん

貰うからね?

と、

私の唇を、

とんとん

と叩いた。

すると、

出てきた時と同じように、

煙が龍斗くんを包む。

ゆずか

ゆずか

…帰っちゃった、

お風呂に入っただけなのに、

不思議と心と身体が軽くなった。

あの広告、

嘘じゃなかったんだなぁ…

と、

お風呂のドアを閉めた。

ダ ー ク ネ ス パ ー プ ル 完

W h o i s n e x t … ?

5種類の入浴剤セット。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

300

コメント

10

ユーザー

私も癒されました。

ユーザー

ちゅき(((((((

ユーザー

みなみ うん、なんかよく分かんないけど聞き流す!(((((は

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚