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モノクロームの夜に

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モノクロームの夜に

1 - モノクロームの夜に   1話  闇影

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2020年02月14日

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海斗

あぁ~疲れた

俺の名前は宮島海斗。 依頼を終え、土手に寝っ転がっていた。

海流

これでボスに誉めてもらえるねぇ。

と俺の顔を覗き込んできた。 こいつは俺の双子の兄、海流。 俺といっしょに「闇影」、いわゆる 殺し屋というものに所属している。 孤児だった俺たちには調度良い居場所なのかもしれない。 俺達は六歳くらいの時に拾われた。今は十四歳。拾われてから八年目。 拾われて三年目、九歳の時に「闇影」のNo.2にまで登り詰めた事から 「青闇」という二つ名までついた。 っとこんなことをしている間に日が暮れてきた。

海斗

そろそろ帰ろう。うちのボスが心配する。

俺はよっこらせと体を起き上がらせた。

海流

そうだね。

海流は俺の手を引っ張り、道まで連れていってくれた。何とも優しい兄だ。俺達は少し急ぎ足で闇影に帰った。

「闇影」本拠地

ガチャ-。 厚く重いドアを開け、俺達はその中を進んでいく。すると、こちらに向かって誰かが歩いてくる。 カツ-。カツ-。 そう。このリズム、音は我らのボス。 多川 翔 十九歳で「闇影」のボスになり、現在二十四歳の最強でかっこいいボス。いつもより少し帰りが遅かったから、心配して来てくれたのだろう。

海流

ごめん多川さん。帰りが遅くなって。

海流はペコッと頭を下げ、俺もそれに会わせて頭を下げる。

多川さん

無事でよかった。二人ともこんなに可愛いから誰かに誘拐されたんじゃないかと心配で心配で…。

多川さんはそう言いながら俺たちの頭を優しく撫でる。本当多川さんは俺達には優しいな。

海斗

俺達なら捕まらずに相手を殺せることも知ってるくせに。

俺がニヤリと笑うと多川さんも笑みを浮かべた。

多川さん

まぁそうだろうね。何せ君達は私が育てたのだから。

多川さんは自信満々に答えた。 多川さんに拾われてから色々なことを教わった。間合いの取り方、ナイフや銃などの扱い方。他にもたくさんの知識をもらった。

青山さん

海流さん海斗さん。

と俺達の名前を呼んだ人がいる。 この人は俺達の部下の 青山 咲 今年で二十歳になるそうだ。俺たちより六歳も年上だが、No.は俺達の方が遥かに上。 この「闇影」ではNo.が全て。俺達二人はNo.2。もちろんNo.1は多川さんだ。 で、一体青山さんは何のようなんだろう。

海流

青山さんは何しにに来たの?

海流が問うと、青山さんはこちらに目を会わせて言った。

青山さん

そのですね…闇影に入りたいといっている十六歳前後の子供がいるのです。

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