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海斗
俺の名前は宮島海斗。 依頼を終え、土手に寝っ転がっていた。
海流
と俺の顔を覗き込んできた。 こいつは俺の双子の兄、海流。 俺といっしょに「闇影」、いわゆる 殺し屋というものに所属している。 孤児だった俺たちには調度良い居場所なのかもしれない。 俺達は六歳くらいの時に拾われた。今は十四歳。拾われてから八年目。 拾われて三年目、九歳の時に「闇影」のNo.2にまで登り詰めた事から 「青闇」という二つ名までついた。 っとこんなことをしている間に日が暮れてきた。
海斗
俺はよっこらせと体を起き上がらせた。
海流
海流は俺の手を引っ張り、道まで連れていってくれた。何とも優しい兄だ。俺達は少し急ぎ足で闇影に帰った。
「闇影」本拠地
ガチャ-。 厚く重いドアを開け、俺達はその中を進んでいく。すると、こちらに向かって誰かが歩いてくる。 カツ-。カツ-。 そう。このリズム、音は我らのボス。 多川 翔 十九歳で「闇影」のボスになり、現在二十四歳の最強でかっこいいボス。いつもより少し帰りが遅かったから、心配して来てくれたのだろう。
海流
海流はペコッと頭を下げ、俺もそれに会わせて頭を下げる。
多川さん
多川さんはそう言いながら俺たちの頭を優しく撫でる。本当多川さんは俺達には優しいな。
海斗
俺がニヤリと笑うと多川さんも笑みを浮かべた。
多川さん
多川さんは自信満々に答えた。 多川さんに拾われてから色々なことを教わった。間合いの取り方、ナイフや銃などの扱い方。他にもたくさんの知識をもらった。
青山さん
と俺達の名前を呼んだ人がいる。 この人は俺達の部下の 青山 咲 今年で二十歳になるそうだ。俺たちより六歳も年上だが、No.は俺達の方が遥かに上。 この「闇影」ではNo.が全て。俺達二人はNo.2。もちろんNo.1は多川さんだ。 で、一体青山さんは何のようなんだろう。
海流
海流が問うと、青山さんはこちらに目を会わせて言った。
青山さん