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コメント
13件
感動🥲
泣いたな……かんどぅー💗
初コメ失礼します、こーいうのマジ泣ける リクエストなんですけど、ヒョンジン攻め&主様の好きなメンバーを受けにしてほしいです、!
皆様,SEKAI NO OWARI様の 「スノーマジックファンタジー」という曲を ご存知ですか??
私,こう見えて(?)セカオワが好きで 「スノーマジックファンタジー」も幼少期の頃から聞いてる 大好きな曲なんですけど…
その曲の歌詞が本当に 涙が出るほど最高でして…… ヒョンリクスに合わせたら最高なんじゃないかと。
マジ小説みたいに書くのでバカほど長くなります。 (時間があるときにごゆっくり読んでください)
🥟&🐥…♪ ~スノーマジックファンタジー,,~
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🥟…💭
僕は星の降る雪山で 君を見るまでは…
オカルトの類は全く信じていなかったんだ。
オバケや予言,占いだなんてバカバカしい。
ましてや妖精だなんている訳がない。
あんなのは物語の中でしか存在しない 架空の生き物なんだ。
僕は暖かい季節もあれば,寒い季節もあるような… そういう色んな気温がある国で生まれた。
ある日,僕は最低限の食料などを持って 日帰りの気持ちで山へ登った。
日帰りなのは ただの興味本位で登りたいとなっただけだから。
山の名前は「スノーランド」
雪が積もり,歩きにくい道を ひたすらに歩く。
段々と日が暮れてきて,星が見えてきた。
帰る前に 少し一休みをしようと,あたりを見渡す。
すると目の前には
Fx.
とても綺麗な人がいた。
本当に綺麗な顔立ちで,中性的な印象だが 声は低く,恐らく男性か…??
びっくりするほど薄着な彼。 こんな気温だと凍え死んでしまうような。
でも驚くことに凍える素振りも一切見せず, ただ平然とそこに立っている。
Hy.
Hy.
Fx.
Fx.
Fx.
惹きこまれるような明るい笑顔で 僕の手を握る。
Hy.
氷のように冷たい彼の手。 人の体温ではない。
Fx.
Hy.
その瞬間に僕は悟った。
オカルトなんて今まで信じたことないのに 咄嗟に出てしまった言葉
Hy.
Hy.
確かに雪のように白い肌,髪。そして冷たい肌。 雪の妖精としか具現できないぐらいに美しいフィリックス。
Fx.
Hy.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
そういってまた屈託の無い笑顔を見せる。
その笑顔に胸がドキッと波打つ。 初めての感覚で,痛いと感じるぐらい。
Fx.
Fx.
ブリザードとは猛吹雪のこと。 これに巻き込まれたら前と後ろもわからなくなるぐらい 周りが見えなくなり,高確率で帰れなくなってしまう。
僕は,フィリックスについて行き, もっと話したいこともあったので少し休ませて貰うことにした。
フィリックスに連れて行かれた洞窟に着くと, 言われた通りブリザードがやってきた。
その影響か, また一段と冷え込み,身体が震える。
Fx.
Fx.
Hy.
Hy.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Hy.
Fx.
Hy.
Fx.
Fx.
Fx.
Hy.
Fx.
僕はこれまでの人生を誰にも愛されることも無く 一人で生きてきた。
君と出会うその時までは。
僕は君に恋をした。
完全なる一目惚れ。
優しく振る舞い,僕に見せる屈託の無い笑顔に 心惹かれた。
君に好きって言われて 初めて自分の気持ちに気がついた。
僕もフィリックスが好き。
ふいに
Hy.
Fx.
Hy.
と聞いたら、
Fx.
Fx.
と,なんか無視された。
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
そう告げたフィリックスの声色は震えていて 鼻をすする音が洞窟に響く。
Fx.
Fx.
Fx.
Fx.
Hy.
Fx.
Hy.
Fx.
Fx.
そう言ってフィリックスはブリザードの中に 消えていった。
フィリックスがここから出ていったっきり, 未だ帰ってきていない。
時計がないため,時間はわからないが 1時間は優に超えているはず。
道に迷っているのだろうか。 無理もない。今も尚弱まらない悪魔のように強いブリザードだ。
ここは寒くて寒くて仕方ない。
何かで気を紛らわそうとしても駄目だ。
手足が凍るように冷え,体中がガクガクと震える。
洞窟の隅っこで丸くなり,帰ってくるのを待つ。
やがて僕は眠くなってきた。
君と一緒にいるというのはやはり こういうことだったんだろう。
僕が寒さになれてないのに 雪山で過ごすだなんて無理な話だったんだ。
自分が容易な気持ちでここに来てしまったせいだ。
でもいいんだ。
君に出逢えて,初めて誰かを愛せたんだ。
これが僕のハッピーエンド。
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あれもこれもって考えてたらすっかり 遅くなってしまった。
すっかりブリザードも止み,視界がはっきりしてきて 夜空が綺麗に見える。
ヒョンジンがいる洞窟が見え,はやく逢いたくて そこまでただひたすらに走った。
Fx.
Fx.
壁にもたれ掛かって俯いているヒョンジン。
もう夜中だし,寝ちゃったのかな。
僕はヒョンジンの横に腰を掛け, どう起こしてやろうか考える。
そうだ,大声を出せば起きるんじゃないか?
名案だ!と 大きく息を吸ってヒョンジンに向かって大声を放つ。
Fx.
これだけの大声を響かせても ピクリとも動かないヒョンジン。
Fx.
肩を揺らすと,頭をかくんっと右に倒し, そのまま身体まで倒れる。
Fx.
応答もなく,ただ倒れたまま動かない。
鼻の下に指を当てたり,胸に耳を近づけたり 手首,首,腕などいろんな場所の脈を見る。
ヒョンジンは死んでいた。
身体も氷のように冷たく, あのとき握った太陽のように温かい手は 僕と同じくらいに冷たかった。
…僕は知っていた。
人間がこの山では長くは生きられないってことを。
今までこの山に入ってきた人はみんな遭難して みんな死んでいった。
でも,ヒョンジンにだけは死んでほしくなくて, 僕が話しかけたんだ。
そして,みんなが死んでいったブリザードも 避けさせた。
なのに…寒さに耐えられなかったんだ。
並大抵の人間が生きていけるはずのない気温。
ごめんね,,あのとき… 僕は帰らせれば良かったんだ。
洞窟へ連れてきた僕が悪いね。
本当にごめん…
まだおみやげの話もしてないのに。
涙が止まらない。 ヒョンジンの手の甲へ落ちた僕の涙は凍って 氷の結晶となる。
Fx.
Fx.
Fx.
硬直する前に,身体を伸ばしてあげて 真っ直ぐに寝かせ,首にネックレスを掛ける。
持ってきたブレスレットも指輪を全部 ヒョンジンの綺麗な身体に着けていった。
Fx.
Fx.
ピクリとも動かず,ただ安らかに眠るヒョンジン。 もし起きてくれたらまた優しい笑顔で笑ってくれたんだろう。
ここは寒いからヒョンジンは腐る事なく 僕と一緒に居てくれるんだろうな。
寒さは時には悪となり時には善となる。
妖精だから僕の寿命が尽きることはない。
もし何かしらの理由で僕が死んだとき, またヒョンジンに逢えるかな。
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end…
深夜テンションだと 書いてて涙が止まらんです… こんな2人を想像してしまったら,泣かずにはいられないです…
ちなみにセカオワの「スノーマジックファンタジー」は ここまで悲しくないし,めっちゃくちゃいい曲なので 聞いたことが無い方は是非!!聞いてみてください!!