テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

俺たちの大切なもの。VOISING　　改良版

第8話 - 第７話　初めての鬼消隊会議

2024年06月16日

#VOISING

LEN.🌸🫧

すちくんのしょうかい

すち

名前：緑川すち
年齢：21歳
部類：人間（鬼消隊）

優しい性格で、人の命を奪う鬼を許せないと思い、鬼消隊に入隊した。

すちが去ったあと

LAN.

なつさんはすちさんとどんな研究をしてるんですか？

暇なつ

大体はないこ様も一緒なんだけど、
鬼の研究をすることが多いな。鬼消隊に薬や毒を作れるメンバーが
いるんだが、そいつと一緒に薬を作ったりすることもある。

LAN.

そうなんですね...

みこと

こさめちゃんまだ寝てるんやね

LAN.

みことってこさめのことこさめちゃんって呼ぶっけ。

みこと

さっきすちさんが呼んでるの見て、なんかいいなぁって
思ったから。

LAN.

まーいいけどさ。

暇なつ

お前らここから昨日泊ったとこまで行けるか？

LAN.

多分行けます。

暇なつ

俺ちょっと他の鬼消隊のとこ行かないといけなくてさ。

LAN.

あぁ、そーゆうことですね。わかりました。

暇なつ

なんかあったら誰かに言ったらいい

暇なつ

んじゃ。

みこと

行っちゃった...

LAN.

そういえば俺ら何気になつさんとか、ないこ様とかいふさんとか
すちさん以外に会ったことある人いないよね。

みこと

確かに

LAN.

実際何人ぐらいいるんだろ。
話的には結構多そう。

みこと

そうだねぇ

LAN.

（よかった。戻ってこれた。）

くに

らんくーん！みことくーん！

みこと

うぁ！二人とも！

しの

ちょうどいいところに！

くに

俺たち今お手洗いから帰ってきたところでさ。

LAN.

そゆことね。

LAN.

てかさ、俺らってずっと昨日泊ったとこで過ごすんかな？

しの

でも他の鬼消隊の方たちいないから
仮住居みたいな感じじゃない？

だっだっだっ

ないこ

4人ともー！

ちょ、待てって...じゃなくて
お待ちくださいないこ様！
足早いねんて...

LAN.

ないこ様どうしたのですか？

みこと

ないこ様！さっきぶりです。

くに

？

くに

この人たちは？

しの

初めて見る顔。

ないこ

あ、そっか。しのくんとくにくんには挨拶してなかったね

しの

（え、なんで僕らの名前しってんの...）

ないこ

俺は松階級の内藤ないこ。
いちおーこれでも鬼消隊のトップ
やらせてもらってます～

くに

一番上の方ってことですか？

ないこ

まぁそんな感じ

ないこ

あ、で、こちらが...

ないこ様の側近の
真露井いふと申します。以後お見知りおきを。

しの

え、えと...ないこ様といふさん？
あ、改めまして柴田しのです。

くに

俺は七條くにです！

LAN.

どうしたんですか？

ないこ

ちょうど4人が住居についての話してたからね。
その話をしようと。

LAN.

え、聞こえてたんですか？

ないこ

俺耳いいから。

（俺が鬼になったときに聴力爆上がりしてその状態で
ないこを噛んだからだけどね！）

ないこ

まぁ、家の話なんだけど、ここは
あくまで仮住居。
他の鬼消隊の人らはちゃんとしたこの敷地内の
部屋に住んでる。なんかいろんな部屋が集まってるとこにみんな
住んでるから、そろそろ4人もそこに引っ越してほしいんだよね。

LAN.

それって4人でシェアハウスみたいな感じですか？

ないこ

自分たちで決めていいよ！部屋はいろんな広さあるし、
何部屋か余ってるし。

LAN.

どうする？

くに

みんなで住むの楽しそう。

しの

なにかあったときに4人で行動できるから
最初はいったん4人で住む？

ないこ

そのあと変えることもできるし、
いったん4人一緒にする？

LAN.

みことそれでいい？

みこと

うん！

LAN.

じゃあそれでお願いします。

ないこ

わかった！部屋の中にも小さな一部屋がいくつかある
部屋にしとくね！

LAN.

ありがとうございます。

ないこ

どういたしましてって...もう6時半か...
会議ある

ないこ

あ、そっか4人も参加するのか。

しの

？

くに

？

ないこ

あ、そっか、このこともまだらんらんとみことにしか
説明してなかった。

ないこ

あ、ごめん、みことがそう呼んでだから俺もらんらんって
呼びたくなっちゃった

LAN.

全然大丈夫です

しの

会議って...

ないこ

俺たち鬼消隊は、毎週金曜日に竹階級以上の人が参加する
会議が7時からあるんだ。

しの

僕たちまだ桜ですよ...？

ないこ

そうなんだけど、今回らんらんとみことと俺のいろんな事情があって
特別に今の桜階級の4人は毎回の会議に出席することを許可してあるんだよね。
あ、事情は会議で話すから、気にしないでね。

くに

(・_・D フムフム...

ないこ

あ、で、会議参加するためにはこのバッジをつけとかないといけないから
これ4人ともつけて。

ないこ

（音符が書かれたバッジを渡す）

4人

わかりました。

ないこ

それじゃああとはなつをここに呼ぶから指示に従って動いてね～

ないこ

俺とまろは代表としていかないとだから
また後で！

くに

え、あ、行っちゃった。

くに

てかなつって？

LAN.

さっき俺とみことが松階級の方に呼び出し受けてるって言ったじゃん？
その人。多分あとで自己紹介してくれると思う。

みこと

噂をすればなつさん来たよ。

暇なつ

おーらんとみこと、それに他の二人の人も！

しの

僕柴田しのって言います。

くに

俺七條くにです！

暇なつ

くにとしの、よろしくな！
俺は松階級の暇井なつ。よろ。

暇なつ

さっきないこ様から会議に参加する話、
らんとみこと以外の二人は聞いたな？

しの

はい

くに

ききました。

暇なつ

わかった。
もうちょっとしたら会議室行くから、準備しといて。
特に持ち物はいらん。

LAN.

あの、なつさん（こそっ）

暇なつ

ん？

LAN.

こさめは？（こそっ）

暇なつ

今俺のとこにいる。あとで連れて行く。

LAN.

わかりました。

暇なつ

じゃあ簡単な説明だけするな。

暇なつ

まず会議室に入ったら俺がどこに行くか教えてやるから
そこにいって片膝付けとけ。

暇なつ

そしたらいふさんがないこ様が入ってくることを伝えてくれるから
その時に下を向け。

暇なつ

そしたらあとはないこ様が指示してくれるだろうし。
雰囲気で。終わったらまたそっちにいく。

LAN.

わかりました。

暇なつ

それじゃ、そろそろ行くか。

4人

はい！

会議が始まる30分ほど前。すちは...

すち

ひまちゃんにこさめちゃんのこと見ててって言われたけど...

すち

本当にこの子、不思議な子だなぁ

こさめ（鬼）

グワァっ

すち

起きたのこさめちゃん。おはよう。

こさめ（鬼）

（ポロポロ）

すち

ん、泣いてる...？
どうしたんだろう。

すち

（らんらんがこさめちゃんに噛まれても鬼化しなかったのは
その二人が強い絆に結ばれているから...それならこさめちゃんも...）

すち

らんらんのことを思い出そうとしている…？

こさめ（鬼）

すー...すー...

すち

あ、また寝た。

すち

みんなが...こさめちゃんのことを受け入れてくれるといいね...

暇なつ

ここが会議室だ。あの端っこに4人
並んでさっき言った姿勢で待っていて。

4人

わかりました。

暇なつ

俺も一応場所決まってるから俺はそこにいってくる。
終わったらまた行く。

LAN.

（ここが会議室かぁ...）

LAN.

（他の方たちはみんな竹階級以上の人達か。）

くに

（すごい...静かな場所。）

ないこ様が御出でです。

ばっ！（全員が頭を下げる。）

しの

（ぼ、僕らも...）

ないこ

やぁやぁみんな。ごきげんよう。
今日も会議の時間がやってきたけど、
今日はみんなに大事な話がいくつかあるから
集中して聞いてね。

？？？

ないこ様。

ないこ

りうらどうしたの？

りうら

あそこの4人の者は桜階級の者ではないのですか？

ないこ

今日はあの4人のうちの1人の話をしようと思ってね。
特別に4人は毎回のこの会議への参加を許可したんだ。

りうら

丁寧なご説明感謝致します。

ないこ

あ、なつとすち、前に来てくれる？

暇なつ

御意。

すち

御意。

ないこ

まずこの子を見てほしいんだ。

こさめ（鬼）

すー...すー...すー...

りうら

ないこ様！？そちらは鬼でございます。
急いでお下がりください！俺が倒して見せます。

LAN.

！？（やめて...やめて！）

？？？

まぁ、一回話聞こうぜ。

ないこ

ありがとう。いるま。

いるま

お褒めの言葉誠にありがとうございます。

りうら

っ...わかりました。申し訳ございません

ないこ

詳細はあとで話すけど単刀直入に言うと、この鬼の名前はこさめという。
こさめを受け入れてほしいんだ。

？？？

なんやなんや、鬼を受け入れる？

初兎

いくらないこ様のお言葉でもそれはこの初兎はゆるせへんなぁ。

りうら

しょーちゃん敬語。

初兎

今はえーねん。

りうら

よくないわ。

初兎

まぁ...

初兎

俺たちの仕事は鬼を倒すことや。そして人間の平和を守ること。
そんな鬼を受け入れるなんて、むずいことや。それで鬼消隊の
命が受け入れた鬼によって失せてしまったどうするんや。

ないこ

（しょーちゃんはそう返してくれると思ったよ。）

？？？

俺もしょうの言葉と同意見です。
いくらないこ様のお言葉でも...

初兎

ほら、こったろも言うてはる。

こったろ

...

やっぱ反対の意見も出てしまったな...（こそっ）

ないこ

そうだね...（こそっ）

ないこ

反対の意見が出ることはよいことだ。
自分の任務を全うしようとする気持ちの表れ。

初兎

...

初兎

まぁ、流石に話も聞かずに決めるのは理不尽やから、
話は聞くわ。

ないこ

ありがとう。しょーちゃん。

初兎

いえ...

ないこ

まず、桜階級のらん。前に出てきてくれる？

LAN.

はい。

ないこ

すち、なつ、こさめくんを開放して。

暇なつ

承知いたしました。

りうら

な、なにをしてらっしゃるのですか！？

りうら

解放してしまうとないこ様や桜階級のらんと申した者、
すちやなつの命が危険だ！

ないこ

まぁ、見てて。

こさめ（鬼）

（ぎゅっ）

LAN.

うぉ、こさめ起きてたの？

すち

さっき起きたんだよねぇ～

りうら

（なんで獲物である人間を前にして食らいつかない？）

ないこ

まぁ、こんな感じで人間のことを敵だとは思っていないんだよ。

こったろ

でもそれでも俺は危ないと思います。
万が一の可能性として。

LAN.

ないこ様からのお返事ではなくて申し訳ありません。
もしこさめがだれか食ってしまった場合、
俺は死ぬなりなんでもすることを約束いたします。

こったろ

でも命が失われることは変わらないよ？

ないこ

（なにか食わないことを証明できる事実...）

ないこ

それじゃあみんな。

ないこ

俺の血が鬼を引き付ける血であるのは知ってるな？

りうら

はい。鬼が好みな味、ですよね？

どうゆうことかときょとんとしていると、隣の方が教えてくださった。

relu

俺れるや。（こそっ）

しの

よろしくお願いします...（こそっ）

relu

ないこ様の血は特殊で、鬼を引き付けるというか、鬼が好みな味の血で
珍しい血やねん。多分それをこさめ？って奴に見せてその血を
あの鬼が食わなかったら証明できると考えたんやろ。
俺はあの鬼のこと受け入れるで。（こそっ）

みこと

そうなんですね...（こそっ）

ないこ

らんらん一回元の位置に戻ってくれる？

LAN.

わかりました。

ないこ

まぁ念のためもう一回説明すると、俺の血は
鬼が好みな味の血らしく、特殊らしい。
これをこさめくんに見せてこさめくんが食わなかったら
ある程度証明できるんじゃない？

こったろ

...わかりました。
ないこ様のお言葉についていきます。

ないこ

こったんありがとう。

ないこ

それじゃ...まろ、小さいナイフ貸して？

承知いたしました。これでよろしいですか？

ないこ

器もセットだなんて気が利くね。

光栄です。

ないこ

（すーっ
ぽたぽた...）

ないこ

この器には俺の血が入ってる。

こさめ（鬼）

（クンクン...はっ！？）

ないこ

こさめ。これをみて。

こさめ（鬼）

（ジッ...）

こさめ（鬼）

グワァ...

こさめ（鬼）

（プイっ）

初兎

！？

初兎

ないこ様の血を食わない...だと！？

ないこ

だから言ったでしょ？

初兎

申し訳ございません。信用することもなく...

ないこ

大丈夫だよ。まぁでも絶対何もしないとは俺も保証できない。
だけど、今んとこ鬼になって少ししかたってなかったときに保護したから、
人を食う確率は少ないと思う。だけど万が一何かあったら必ず伝えるように。

ないこ

今反論を上げなかった者はこの鬼を受け入れてもいいってことで
いい？

うるみや

俺はええと思うで。

かなめ

僕も賛成です。鬼と仲良くするのは
僕のあこがれですからね。

relu

れるもええと思う。

りうら

もし何か起こしたら許しませんよ？

ないこ

わかった。こさめのことは、しっかり研究班のなつとすち、そして俺、
まろ、桜階級のらんらんで責任をもって預かる。

ないこ

まぁ、それじゃ今回は大きな任務とか任せたわけじゃないし、
成果の伝えはなしでいっか。
大事な連絡もこれくらだし、今回の会議はここで終わろうかな。

ないこ

あ、桜階級の人となつとすちは残ってね。

ないこ

それじゃ、解散！

解散後...

ないこ

6人、残ってくれてありがとう。
そして桜階級の4人、初会議お疲れ様。

ないこ

まぁ、なつとすちはこれからもこさめの研究を頑張ろうねって話だね。
それで桜階級のみんな、これから竹階級以上の子たちと関わること
多いと思う。それぞれ個性的なメンバーだけど、仲よくしたってね。

しの

こちらこそです。

ないこ

で、明日は桜階級の4人は他の鬼消隊の住んでる
とこに引っ越すから、持ってきた荷物まとめといてね。
まぁ荷物少ないだろうけど。

LAN.

あの...日常品とか着替えって...

ないこ

今日みんなが来ていた服、鬼消隊専用の服を
何着か渡すから。日常品とか、生活最低限のものは
こっちで準備するから安心してね。

LAN.

ありがとうございます。

ないこ

で、これから数日間の予定として、
それぞれ自分が使いたい技とか武器を選んで自分に合ったものを
見つけたりする時間があるから。

ないこ

他のメンバーが技について教えたりしてくれる。

くに

へぇ...

ないこ

まぁ、今日の話はここら辺までかな。

ないこ

それじゃ6人も解散。

会議室から出る。

暇なつ

はぁ～っ。疲れた。

すち

なっちゃんと俺特になにもしなかったもんね。

暇なつ

俺ら直接自分の部屋帰るけど、お前らこっから帰れる？
無理なら送ってくけど。

LAN.

あ、多分大丈夫です！

暇なつ

おっけ。それじゃ、多分また明日。

すち

みんなおやすみ～ご飯は多分
それぞれの仮住居の前に置いてるからね～

LAN.

なつさん、すちさんありがとうございました。

くに

おやすみなさい！

しの

おやすみなさい。

みこと

いろいろありがとうございます。

暇なつ

おやすみ～

俺たちの大切なもの。VOISING　　改良版

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

2件

🌟🩵くんはあーる大文字だよ！ p(´∇｀)q ﾌｧｲﾄ~♪

LEN.🌸🫧

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

俺たちの大切なもの。VOISING　　改良版

第8話 - 第７話　初めての鬼消隊会議

作者の他の作品すべて見る

#VOISINGの新着小説
一覧

関連するタグ

俺たちの大切なもの。VOISING 改良版

第8話 - 第７話 初めての鬼消隊会議

作者の他の作品すべて見る

#VOISINGの新着小説一覧

関連するタグ

俺たちの大切なもの。VOISING　　改良版

第8話 - 第７話　初めての鬼消隊会議

#VOISINGの新着小説
一覧