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…向日葵の手が、歌音に触れたその瞬間。
世界が、軋んだ。
その振動で、仲間も目を覚ますほど。
樹狭霧 苗斗
恍月 可不
花桜 歌音
仲間が声を発した途端、歌音の体が大きく震え、その背後に絡みついた"影"が明確に形を崩し始めた。
桐谷 柊
???
耳を劈く絶叫。氷が暴走し始めた。 この広間、いや。この世界ごと凍らせるかの様に、氷が膨張していった。
三輪 朝日見
樹狭霧 苗斗
桐谷 柊
柊がとっさに能力で近くの仲間を守ろうとしたが… 宝石は一瞬で砕け散った。
恍月 可不
…皆が、歯を食いしばる。
樹狭霧 苗斗
一方、暴走の中心部に居るのは…歌音と、影。
そして、そのすぐ近くに居るのは__
三輪 朝日見
誰かが叫ぶ。 しかし…向日葵は一歩も動かなかった。
それは、"諦め"による物ではない。
夏目 向日葵
向日葵の瞳は、歌音を見つめていた。
苦しんでいる顔。 泣いている目。 助けを求める声。
夏目 向日葵
夏目 向日葵
ぽつりと呟く。 その言葉に、柊が振り向く。
桐谷 柊
その声は、彼女には届かない。
その時にはもう、向日葵は歌音がいる方に一歩、また一歩と踏み込んでいた。
恍月 可不
もはや、彼らの声を彼女は聞いていないのだ。
夏目 向日葵
向日葵は、そっとそう呟き、歌音の居る世界へと足を踏み入れた。
世界が、塗り変わって行く。
向日葵が立ち入ったこの場所は、凍りついた城ではない。
真っ暗闇で、何も無い。
分かるのは、此処があの"影"の支配下にあると言う事だけだ。
夏目 向日葵
夏目 向日葵
暗闇の真ん中、歌音が座り込んでいた。
花桜 歌音
彼女の目に、涙が溢れる。
夏目 向日葵
花桜 歌音
花桜 歌音
花桜 歌音
花桜 歌音
夏目 向日葵
静かにそう言い、手を差し伸べる。
夏目 向日葵
花桜 歌音
花桜 歌音
花桜 歌音
花桜 歌音
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
花桜 歌音
その瞬間、空間が大きく揺れる。
アァァアアアァア!!!!!
フザケルナ!!!ソレはオれのモノだッ!!!
影が歌音を意地でも連れ出すまいと言う様に、歌音を引きずろうとする。
夏目 向日葵
すかさず、向日葵が歌音の手を引いた。
夏目 向日葵
花桜 歌音
ヤメロオオォォオォ!!!!
歌音から、黒い何かが剥がれ始める。
歌音の記憶が、繋がりが、影を引き剥がす。
花桜 歌音
現実世界。 氷の城の中心で、歌音が叫ぶ。
黒い影が、彼女から完全に弾き出された。
同時に、向日葵が倒れ込む。
桐谷 柊
三輪 朝日見
樹狭霧 苗斗
恍月 可不
仲間達の心配の声。 だが、向日葵は笑っていた。
夏目 向日葵
夏目 向日葵
影は完全に剥がれ、単体で姿を表す。
歪んだ存在。 圧倒的な悪意と…"嫉妬"。
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
しかし、もう歌音は操られていない。
夏目 向日葵
向日葵は意識を失っている。
その姿を見て……歌音が立ち上がる。
花桜 歌音
花桜 歌音
静かに、けれど確かな怒りを宿し。
花桜 歌音
その瞳は、もう迷ってなどいなかった。
そして、仲間達も構える。 _____本当の戦いが、始まる。
第十五話「差し伸べられた手」 2026年4月20日完成
コメント
4件
…!?!?!?!? 見るの遅れて一気見したらすごいことになっている事が理解できました…… 歌音ちゃんと向日葵さんは仲良しなんですかね?すごい深い友情なのだろうと思いました……😌 とにかく歌音さんは救えた…んですよね…!?!? 次回がワクワク楽しみです!!気長に待ってます🥰
最後まで救い出そうとする向日葵さんも、自分を救って倒れてしまった向日葵さんの為にも戦おうとする歌音さんも凄い泣けます.... 私は書くことが無いときは番外編書いてますね 応援してます!
やっぱり友情っていいなぁと思いました…「ひま」呼びっていうのが本当に仲良かったんだってわかって大好きです…。 歌音さんも戦えるんですか!?戦闘シーン大好きなので続きも楽しみにしています!!