あんなに楽しかった頃を考えると
胸が痛くなる
Coe.
れる!れる!流れ星だよ!
Relu
本当だ!あっちに綺麗に見える場所があるから一緒に行こう!
キキーッ
音の鳴った方からは大きなトラック
Coe.
れる危なっ!
目の前にはれるを庇って車に轢かれたこえくん
Relu
こえくん!こえくん!
Coe.
僕…もう…ダメかも…
Relu
こえくん!
れるのせいで…れるのせいで…
コンコン
Coe.
はい
Relu
こえくんお見舞いにきたよ
れるがこんなこと言える立場じゃない
わかってるけど
これくらいしか書ける言葉がない
Coe.
えーっと
Coe.
どちら様?僕の…知り合い…?
え…
こえ…くん…?
れるのこと…わからない…?
こえくんは記憶喪失になったらしい
楽しかった思い出も
今のこえくんには
もう…
退院後
こえくんは家の事情で引っ越した
れるからすればよかったのかもしれない
もう誰にも迷惑をかけず
ひっそりと生きていたい
れるの存在価値なんて無いんやから
🔚