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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

主人公

やるべきことはもう決まった

主人公

次僕のやるべきことは目的を達成するのに必要なものを確保すること

主人公

早急に欲しいものはやはり明かりだね

主人公

懐中電灯があるのがベストだけど

主人公

無いようならカンテラやランタンとかあると思うんだよね

主人公

それらを探してみよう

部屋を出ようとした時廊下で何者かの足音が聞こえた

足音からするに人だとは思われるがどうもその足音に違和感を覚えてしまう

どことなくその足音からは不気味さが溢れていた

それを直感で感じた僕はその部屋を出るのは少し待ってから出ることにした

そして万が一を考えてどこか物陰に隠れられそうなところで待機することに

足音は右から左にと流れてくる

だんだん足音が近くなり遂には自分のいる部屋の前を何者かが通過する

その時初めてしっかりと足音を聞いた

その音は靴なんかではなく素足で廊下を歩く音だった

素足がタイルを歩くその音はヒタッ ヒタッ

と明らかに不自然な足音なのだ

夢の世界とはいえ僕も靴を履いている

だから本来聞こえるべき音はカツカツという音もしくはそれに近しければならない

にもかかわらず足音の主は裸足なのだ

その足音から得れる情報は他にもある

音の感覚が長いということ

どういうことかと言うと普通はそれなりの速さで音は聞こえるのだが

この裸足のものの足音は感覚が長く

まるで当たりを警戒してるような

そんな音の感覚であったのだ

裸足の何者かは左にと移動し足音は聞こえなくなった

それを確認して僕は部屋を出る

主人公

あの足音の正体が亜人なのかな?

主人公

多分普通の人では無いのは確かだ

主人公

素足ということで既に正気では無いのは確かなことと知れた

主人公

あいつがまた戻ってくる前に他の部屋も探索しないと

主人公

とりあえず隣の部屋だ

主人公

主人公

ん?

主人公

今なんか変なものを踏んだような…

なにか違和感を感じ足元をよく見てる

すると足元にはなにか液体が床にこぼれている

そしてその液体は人の足の形をしている

足の大きさからして女性くらいだろうか

暗くてよく分からないが確かに足跡が残っておりそして何かしらの液体がこぼれてる

主人公

それにこの辺の匂いどうも鉄臭い…

主人公

となると僕が今踏んだのは血か?

主人公

匂い的には鉄のような感じがするが

主人公

まだその液体の色味を見てない以上断言は難しいか

主人公

とにかく今は明かりがないと何も始まらない

主人公

隣の部屋を探索するか

先程自分がいた部屋の隣の部屋にと入る

やはり造りは同じようだ

となるとここはホテルか何かと思って間違いないのかもしれない

この部屋も変わらず荒らされている

その部屋を探索しようとした時部屋の隅で丸くなっている人物を見つけた

アレが人間なのかはたまた亜人なのかは分からない

けれども声をかけてみないことには何も始まらない

少し警戒をしつつ僕はうずくまっているその人に話しかける

主人公

あ、あの……

女性

きゃあ!?

主人公

ご、ごめんなさい!

女性

あ、あなたは誰?

そう聞かれた僕は自分の名前を告げる

その後声をかけた女性に名前を聞いてみる

女性

わ、私は【結衣】

女性

高校2年の美術部よ

主人公

結衣さんだね

主人公

これからよろしく

女性

そんなことよりここはどこなの?

女性

私はさっきまで寝てたはず

女性

なのに気がついたらこんな暗い部屋で突然目が覚めて

女性

それにさっき廊下で誰かが歩く音がしたし…

女性

何よりこれが私の夢ならなんで面識のない人が私の夢に現れてるの……

主人公

落ち着いてください結衣さん

主人公

少し落ち着いたら僕の話聞いてくれますか?

女性

………

女性

えぇ……

女性

そうするわね

それから少し何も無い気まずい時間が流れ僕が意を決して話を切り出す

主人公

結衣さん落ち着きましたか?

女性

うん…

主人公

それじゃあ僕が今から言うことに驚かないでください

主人公

そして理解を拒もうとしないでください

主人公

僕自身もまだ信じれないですけれどこのはそういった場所ということを認識してください

女性

…分かったわ

主人公

簡単にこの世界について説明します

主人公

この世界は僕が今手に持っているこの本の世界の通りにできてます

女性

悪夢の館と亜人?

主人公

この本のお話は途中で終わってるんですが

主人公

亜人という生物が何らかの目的のために悪夢の館というもなをつくりだし

主人公

そこに精神生命体と判別される者を呼び込んでるそうです

主人公

その中で波長のあった夢を見ている人間も含まれているそうなんです

主人公

つまり僕と結衣さんはこの亜人の創り出した悪夢の館という世界に招かれたんです

女性

そんな不可思議なことが…

主人公

否定したくなるのは分かりますがそうとしか考えられないんです

主人公

現に僕と結衣さんは面識がないのに同じ夢を見てるのがその証拠だと思います

女性

そうなのか……

主人公

それで僕個人の見解ですけれど

主人公

この本を完成させればこの世界からの逃げる方法が見つかると思ってます

女性

未完成の本ってことなのねそれは

主人公

さきのページが無かったりするんです

主人公

破られたあともあるのでおそらくそれらは館を探索すれば見つかるかと

女性

私の置かれてる状況は理解したわ

女性

でも館を探索なんて…

主人公

確かにとてもリスキーだと思います

主人公

けれど何もしなければジリ貧で僕達はなにか酷いことに巻き込まれると思います

主人公

最悪の場合は死ぬかもしれません

女性

…………

主人公

ジッとしていても死んでしまうんです

主人公

なら僅かな可能性を信じて動いた方が…

女性

えぇ……

女性

分かったわ

主人公

協力してくれますか?

女性

協力する

主人公

助かります!

女性

私だって死にたくないもの

女性

まだ成人にすらなれてないのに

女性

短い人生で幕を閉じるのはごめんだからね

主人公

では、また会う機会があればなんですが

主人公

とりあえず目標としてこの本のページを探して欲しいです

主人公

この館にいればいずれ会えますから

女性

その辺は大丈夫

女性

夢の中なのに私スマホあるから

主人公

(そう言えば僕もスマホあったかも…)

女性

一時的に連絡先を交換しましょう

主人公

わかりました少し待ってください

ポケットを探りスマホを取りだし連絡先を交換する

女性

これで何かあったら報告するわ

主人公

助かります

主人公

僕も何かしら見つけたら報告しますね

女性

情報は交換していきましょう

主人公

そうですね

主人公

まだ僕の予想的に他の人がいるかもしれないんで

主人公

その都度その人と連絡先を交換していきます

主人公

その時ようにグループ作りましょう

女性

分かったわ

主人公

それとスマホを使うのは連絡の時のみにしましょうか

主人公

電池が切れては元も子もないので

女性

それもそうね

女性

あかりは多分ランタンとか見つかると思うし

主人公

では僕は隣の部屋を探索しますが

主人公

結衣さんはどうします?

女性

少しの間あなたと行動してもいいかしら?

女性

私よりも詳しそうだから少しお話聞きたくて

主人公

わかりました

主人公

探索がてら僕の得た情報をお話しますね

この作品はいかがでしたか?

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コメント

1

ユーザー

書いてて思ったのは恐らくこれあと二話では終わらないなってとこ

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