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高校に入学し、しばらくだった頃…

♥️くん、ちょっといい?

❤️

ん?どしたの?

あのね……

❤️

ん?

私、夏休みに、ここを出ていくことになるかもって

❤️

えっ……

決まったわけじゃないんだけど…

❤️

お母さんと暮らすんだね

多分。

❤️

多分?

さっき、施設長と、昌都先生が話してたのを聞いちゃって……

❤️

なるほどね……

うん………

❤️

華はどうしたい?

そりゃ、ここに居たいけど…やっぱお母さんの事も……

❤️

そうだよね…

ここ出たら、♥️くんともまた会えなくなるよね…

❤️

どうかな?

やだな………

今にも泣きそうな華。

❤️

大丈夫だよ。どこに行ってもきっとまた会える。

え?

❤️

💙ともいつか会える。そんな気がするんだ…

♥️くん………

❤️

だから、華は自分がどうしたほうが幸せになれるか、考えな?
せっかく、お母さんがいるんだから……

………そうだね…

❤️

ここにいる間は、いつでも話し聞くから。

うん……ありがとう……

夏休みに入って数日

何やら大荷物を抱えた華の姿。

❤️

あれ?今日からだっけ?

うん…

❤️

何日くらい泊まるの?

一週間かな。

❤️

そっか…

寂しい?(笑)

❤️

え?

ふふ(笑)

❤️

…まぁちょっとは…

ちゃんと帰ってくるからね?

❤️

うん。持ってる。

うん。

華が施設長に呼ばれた。

さ、じゃあ、行ってきます!!

❤️

うん、行ってらっしゃい!!

華は、週末には何度か母親の元へ泊まりに行ったりもしてて、今回一週間という長さ。 これで、多分、母親の元へ返されるんだと思う。

❤️

はぁ…また、離れ離れか…

そんなふうに思いながらも、課題をこなしたり、優奈ちゃんの課題を見て教えたりと、夏休みを過ごした。

一週間後、華は帰ってきた。 数日は今まで通りに過ごしていた。

❤️くん…ちょっといい?

❤️

ん?どした?

あのね…

部屋にきて、華は重い口を開いた。 なんとなく、言いたいことがわかった

❤️

………。決まったんだね。

……っ!

❤️

良かったじゃん!

…うん。

あまり浮かない顔している華。

❤️

どしたの?

ほんとは行きたくな言っていったら行かなくていいのかな?

❤️

ん?

やっぱり、寂しい。❤️くんいないし、優奈も…

❤️

……

ここでたら、会えなくなるのかな?…(´;ω;`)ウッ…

❤️

華…

思わず、俺は華を抱きしめた…

…っ

(´;ω;`)ウッ…

❤️

大丈夫…きっと会える…

そう自分にも言い聞かせながら、 華の背中をトントンしていたら、 いつの間にか寝息を立てる、華がいた…

それから数日後。華が施設を出ていく日。

今まで、お世話になりました。ありがとうございます。

昌都先生

新しいとこでも頑張って!

夏実先生

華ちゃん、元気でね!

はい!

❤️

……

じゃ…

❤️

元気でね…

❤️くんも…

❤️

うん…

じゃ、ほんとにお世話になりました!ありがとうございました!!

そういって、華が背を向けドアノブに手をかけたときだった。

……え?

❤️

頑張れよ!

夏実先生

あら♡

昌都先生

おー♡

❤️くん……

嬉しいけど、ちょっと苦しいかな(笑)

おれは、華を抱きしめていた。

❤️

あ、ごめん…

力を抜くと、華がくるっとまわった。 そして、俺に抱きついた。 おれも、それに応えるように、抱きしめた…

高校の卒業式のあと、駅前の公園で待ち合わせね!

❤️

え?…わかった。わすれないでよ?(笑)

❤️くんこそ(笑)

そういうと、華は笑顔で手を振り、施設をさっていった… おれはしばらく戸がしまった玄関を見つめていた…

夏実先生

❤️くん、大丈夫?

昌都先生

なんだかんだ言って、好きだったんじゃないの?

❤️

…かもしれない。けど、華が幸せになるなら、それでいいんです。

夏実先生

❤️くんも幸せになれるよ。きっと。

昌都先生

うん。

君を幸せにしたい _ー💙❤️編ー

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コメント

5

ユーザー

久しぶりの更新嬉しいです🎵 本編も素敵な作品でしたけど、スピンオフは色々繋がりをを考慮しながら作品を作るから大変ですよね… ❤️の華に対する気持ちの表れが切なくて好きです😢💕

ユーザー

この別れがどう作用するのか…今後の展開が楽しみだなぁ。

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