未来
未来
未来
未来
未来
未来
未来
黄
桃
黄
桃
黄
桃
黄
やっぱり、何を言っても表情を変えない。
こいつ…大丈夫かな。
店員
桃
俺は、カバンに手を入れ財布を探した。
財布を見つけて、お金を出そうとした時だった。
黄
店員
桃
黄が、自らお金を払った。
桃
黄
声をかけても返事はくれず、袋を持ってお店を出て行ってしまった。
彼は一体何がしたいのだろうか。
店員
俺の家に向かって、肩を並べて歩く。
桃
そう聞くと、やっと返事をしてくれた。
黄
黄
桃
桃
黄
黄
桃
黄
桃
きっと、家で色々あったんだろう。
お金を全部捨てていいって言うのは、生活できなくていいって意味かな。
そんな事言っても、無表情だし。
黄
桃
あいつの笑った顔、見てみたいな…
とか、思ったり…思わなかったり…
桃
黄
桃
黄
少しは喜んでくれるかと思って、頭を優しく撫でた。
それでも、反応は0だ。
どうしたら…笑ってくれるかな。
桃
黄
桃
桃
黄
それから、1時間くらいずっと勉強した。
黄は、疲れて寝てしまったみたいだ。
桃
そう思い、買い物に行く準備をした。
黄がいるし、鍵は閉めなくてもいっかな…
桃
買い物を済ませて、俺は家に向かっていた。
黄は起きたかな、とか、風邪ひかないかな、とか
黄の事ばかりが頭に浮かぶ。
家の近くまで来た時だった。
黄の声が聞こえた。
黄
黄
黄が、知らない女の人に引っ張られていた。
黄は必死に抵抗して、どうにか逃げようとしているみたいだ。
あいつ…やっぱり無表情なんだよな。
桃
乱暴に黄の腕を引っ張る女に、落ち着いて話しかけた。
黄
桃
衝撃的な事を言われても、俺は、ゆっくり丁寧に話を続けた。
桃
桃
黄の母
黄
桃
黄
桃
黄の母
黄
黄
桃
1つ、感情を取り戻したみたいだ。
でも、こいつの泣いた顔は見たくない。
俺は、こいつを笑わせるって決めたんだ。
桃
黄の母
桃
黄のお母さんの手が、緩んだ所で、俺は黄にこっちに来るように呼んだ。
正直、親と暮らした方がいいんじゃないか心配だった。
黄
でも、黄はこっちに来てくれた。
大丈夫。俺が守る。
そう思い、俺は、黄を抱きしめ返した。
黄の母
怒った黄の母は、何処かへ去って行った。
黄
桃
黄
しばらくして、黄が泣き止んだ。
でもきっと、親への恐怖心、これからどう生きていくのか、
不安がたくさんあると思う。
でも、
桃
黄
桃
黄
『やっと笑ってくれたね』
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
22件
ぶくま失礼しますっ🥺💗 めちゃめちゃいいお話でわたしの性癖にぶっ刺さっちゃいました、、。
去年の作品を今更見てる私をお許しください…m(_ _)m 最高✨そして、好き(*´˘`*)♥