テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ぬしまんじゅう
ぬしまんじゅう
ぬしまんじゅう
小5に進級してすぐのとある日。 自己紹介をする時間があった。
黒斗
特に誰とも話したことがなかったし…
誰がどんな自己紹介をしようと、 興味など全くない。
……興味なんてなかったのに…
太翔
10歳にしては少し高い声。
小さな背丈。
珍しい名前。
ひと目見た瞬間思ったことを…… 言葉にするのは難しかった。
まあ、なんでもいい。
早く自己紹介を終わらせなくては。
黒斗
誰でもできるありきたりな自己紹介。
能のない俺にはそれしかできない。
どうせ俺は彼とは関われない―
太翔
今思えば、こうして話しかけられなければ彼と関わることはなかったと思う。
…
…………
このたったひとときの会話から…
彼の苦しみが始まったなんて、 俺は知る由もない。