椿
…
部屋にアラームの音が鳴り響く
早く起きろと言われてる気分だ
椿
今…何時だろ…
椿
…ぅぇ、8…
椿
8時、?
椿
ぇ…
椿
やばいかも…
少し呼吸を整えて考える
椿
ぁ…今日…
椿
土曜日だ…、
休日ということに気が付き
安堵の胸を撫で下ろす
椿
でも…部活、
椿
いくかぁ…
椿
…おはようございます
やっほ、椿ちゃん
元気ないね ~ 笑
椿
竜胆先輩は朝から元気ですね
同じ部活、園芸部の部長
1つ上の竜胆先輩だ。
竜胆
ま ~ ね笑
竜胆
花、好きだし
友達が多いのに
どこか少し
竜胆先輩と話していると
寂寥感を感じる
朝雲
ぉ…おくれ、ました…
椿
ぁ、!
椿
朝雲ちゃん、おはよう
朝雲ちゃんも園芸部で出会った
凄く仲良くなったし
相談を聞いてくれるので
いつも感謝している
竜胆
おぉ ~
竜胆
菜々ちゃん、おはよ ~
朝雲
…
椿
ちょっと、竜胆先輩。
竜胆
ん?
竜胆
あ、
竜胆
ごめんね ~、
竜胆
名前、嫌いだったもんね
朝雲
ぁ…はぃ、
椿
…漣先輩は空気読みましょう
竜胆
ちょっと、
竜胆
名字嫌いって言ってるでしょ?
椿
…
そう呼ぶと、大体竜胆先輩は
悄然として俯く
そんな竜胆先輩の横を通って
自分の育ててる花の場所に行く
隣は朝雲ちゃん
朝雲
ぁ、これ…
椿
あ!
自分の1番大切にしていた花が
零落していた
あっちゃ ~
木蔦
これ、どうする?
この人は木蔦先輩、頼れる副部長
唯一仲良くしている先輩だ
椿
あぁ ~ …えっと…
木蔦
あぁ大丈夫大丈夫
木蔦
処分しても私は平気だよ笑
私が1番大切にしていたのは
1年の時に木蔦先輩がくれた
スイートピーの花。
椿
…ですよね笑
木蔦
…怪訝そうだね、
椿
あぁ…すいません
この花を先輩だと思って大事にしてたので
なんて、
口が裂けても言えない
朝雲
かわいそう…だね、
椿
…ぇ?
朝雲
その子、
朝雲
あぁ、ごめん、
朝雲
私…何も知らないのに…
椿
ん ~ ん 、いいの
椿
一緒に悲しめるって、
椿
素敵なことだと思うけどね?
朝雲
ぁ、うん、
椿
もう帰ろっか、
朝雲
そうだね…、
朝雲
ぁ…ぁの、
椿
ん?
朝雲
やさい…かわいそう、…
椿
野菜…?
椿
あ!
椿
水あげてない!
朝雲ちゃんのこういう所がすき
なんも見てないようで
全部見えてるような
…すき






