愛殺し

第7話

『愛殺し』

れる視点

そう言ってこえくんの頬をなでる

何も知らず寝ている姿はすごく愛らしい

れるが独り言を呟いてると

こえが起きてきた

まだ眠たいのか呂律が回ってない

れるはこえくんに世界で"一番幸せ"な 質問をする

こえくんが答えもう一度質問する

ﾀﾋんでくれる？

びっくりするのも無理はないだろう

けれど

こえくんはあっさり了承した

まぁこんなあっさり言うなら条件はある

こえ視点

れるのためにﾀﾋぬことは幸せだ

だからこそ

これは僕にとって

世界で"二番目に幸せ"な提案

れるは確かにと言う顔をする

僕の一番の幸せは、れると一緒にﾀﾋぬこと

そう言ってれるは部屋を出た

れる、僕に最後まで幸せをくれる

数分後

れるが戻ってきた

なぜだろう嬉しいのに怖い

涙の出る僕をれるはそっと包み込む

そうだ、僕らは狂ってしまっている

これは愛殺しだ

僕らの人生最後の約束をする

叶うかはわからないけどね

最後の決意をし、僕はれるに問う

ｸﾞｻｯ

部屋全体に刺した音が響き渡る

愛、してる

『愛殺し』Fin