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ヤンキーな君と真面目な私。9

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ヤンキーな君と真面目な私。9

1 - ヤンキーな君と真面目な私。9

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2019年05月17日

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きっと

和也さんは

私の事

妹との友達

としか

見てないんだろうな。

なんか、一緒に帰るの久しぶりだね。

学校の帰り道。

鈴が隣にいるなんて

久しぶり。

美緒

そうだね。

あ、兄貴からメールだ。

スマホを

こっちに向けてくる。

近くの第二倉庫。

すぐに来い。

ごめん美緒。

行くね。

美緒は先帰ってて。

私が行ったら

また迷惑になる···。

でも

和也さんは

きっと怪我してる。

なら。

美緒

鈴、私も行っていい?

美緒

怪我の手当をしたいの。

離れててね。

第二倉庫

和也さんが

5人に

囲まれて

倒れていた。

兄貴!

チッ、遅かったか···。

え。

なにしてんだよ。

湊良。

そこには

赤髪の

尾崎 湊良さんがいた。

向こうの学校の番長で

和也さんの友達だったはずだ。

なのになんで···。

湊良

おー、鈴に美緒ちゃんじゃん。

湊良

久しぶりー。

なにしてんだって聞いてんだよ。

湊良

見ての通り。

湊良

和也ボコってやっただけじゃん。

なん···。

美緒

なんで!

鈴の声を遮って

気づけば

大声を出していた。

湊良

威勢のいい声だねー。

湊良

なんでって?

湊良

なんていうんだろ。

湊良

湊良

なんとなく?

なんと、なく···?

湊良

和也さぁ、ムカつくんだよね。

湊良

ちょっと強いからって生意気だっつーの。

ふざけんなよ。

お前ら仲良かったじゃんか。

湊良

だって和也は強いじゃん?

湊良

こいつダチとか、自慢できるし。

なんなの。

なんなのよ。

なんとなくで殴って

自慢のために

上辺の関係を保って。

湊良

でもさー、そろそろ限界が来たんだよね。

兄貴があんたに負けるわけ無いじゃん。

5人なんて

余裕のはず。

あんた、なにしたの。

湊良

鋭いねぇ。

湊良

でも、なにもしてないよ。

床に倒れる和也さんの

頭を鷲掴みにして

持ち上げた。

湊良

無様な顔してるわー。

湊良

こいつさ、俺のこと殴らねえんだよ。

は?

湊良

なんで殴り返さねえんだ。

湊良

って聞いたら

湊良

お前はダチだから。

湊良

って(笑)

友達?

こんなやつが?

···和也さんにとっては

何をされても

尾崎さんは

「友達」なんだ。

だから···。

湊良

アホだよなー。

美緒

美緒

やめてよ!

湊良

どうした?(笑)

美緒

和也さんは、尾崎さんのこと

美緒

友達だと思って···。

言い途中で

泣き崩れてしまった。

湊良

泣いちゃったかぁ。

湊良

俺さ、泣くやつ嫌いなんだよね。

ひと呼吸おいて

湊良

とっとと失せろよ。

声を低くして言う。

一発殴らねえと気が済まねえ。

湊良

いいの?(笑)

湊良

俺とタイマンでも勝てないのに?(笑)

んなもん···。

美緒

鈴。

美緒

帰ろう。

はあ!?

なんで!?

美緒

勝ち目なんてないんだし

美緒

和也さんの治療が優先だよ。

美緒

私が手当できる範囲にも

美緒

限界があるから。

湊良

わかってんじゃん(笑)

湊良

なら失せろよ。

美緒

行くよ。

鈴はなにか言いたそうだったが

黙ってあとを着いてきた。

今日はきっと

人生で一番

悪い日だ。

和也さん。

あなたが傷つく姿

もう見たくない···。

続きます。

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