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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ーーーーーーーーーー【注意】ーーーーーーーーーー 今回のお話は夏祭り関連です。 橙赤!!

〜余談〜 夏祭りいきたい。

以上、余談でした

それではどうぞ

☘祭りの願い☘

いつもとは違い 今日は夜でも賑やかだった

その理由は

今日が夏祭りだから

屋台が並び、みんな浴衣を着てる

女の人は髪を丁寧に結っていた

俺と橙くんも浴衣だった

あー、なんで俺橙くんなんかと夏祭り来てんだろ…

橙くんが嫌いなわけではないけど、いつもの癖で橙くんに冷たく当たる

むしろ、特別な意味で好きなのに

酷ないw?

だって、最初は6人で来る予定だったじゃん!

俺達のほか、青ちゃん、黄ちゃん、桃ちゃん、紫くんが来るはずだった…

なんか予定できたから〜って4人全員来なかったんだよ!?

絶対うそじゃん!!

はぁ…

まぁまぁ、落ち込まんといて!

でもさ〜、俺達ふたりだけだよ?

屋台で何か奢ってあげよか?

………

…うん

そこは頷くんかいw

橙くんが俺の頭を撫でようとした (払い除けたけど)

だって買ってもらえるんだよ!?

頷くでしょ!!

じゃあさっそく〜

りんご飴たべたいなー?

いきなりやなw

だめ?

ええけど、

上目遣いでおねだりすると、頬を赤らめて頷いてくれた

橙くんって可愛い顔に弱いのか…

よし、これから上目遣いしまくろう

買って上げるけど、その顔あんま他の人にしたあかんで?

え、なん…

すみません、りんご飴1つ下さい

橙くんは俺の言葉を遮って 屋台に行く

どーぞ

ホントに買ってくれたじゃん…まぁ、ありがと

俺はりんご飴にかぶりつきながら、橙くんの隣を歩く

(人、増えはじめた…)

さっきから色んな人にぶつかるし

うわっ、…

はぐれても、おかしくないかも…

ほら、

そう言うと、橙くんは俺の手を掴んで引っ張った

うぇっ!?

これって、俺

橙くんと手、繋いで…!?

はぐれるで、赤小さいし

ち、小さくない…し!!

やばい、恥ずかしい

でも、

(ちょっとだけ、)

(ほんのちょっと…嬉しい…な)

このまま離さないでほしいのに

ここ、人少ないから離してよ

素直になれないから

え?あ、ほんまや

ぱっと手を離されて

自分で言ったくせに、握られていた手を見つめた

さっきより少なくなったと言っても、まだ多い方だ

   

なんだよそれww

   

めっちゃおもろくね?w

前からきた3人組にぶつかりそうになったから避けたつもりが

い‘’っ…たぁ…

足を踏まれた

相手は気づいてないし

この人数だから仕方ないとは 思うけど…

って、ちょ、橙くん待って!!

アイツ歩くの速いんだよ、!

ん?あ、ごめん

橙くんは待ってくれたけど

(やばい、足痛い、…)

片脚を引きずりながら、 橙くんの元へ行く 

足痛いんなら、言えばええのに

ごめっ…ちょっ、何すんの!?

ごめん、と言いかけたら

俺は背負われた

花火めっちゃ綺麗に見えるところあんねん

行くで

えっ!?こ、このままで!?

赤、歩けんやろ

有無を言わさず、橙くんは 歩き出す

手を離すと落ちてしまうので、橙くんの背中につかまる

(橙くん、いい匂い…)

お、俺変態みたいじゃん!!

てか、おんぶ嬉しい…

だから!変態かっ!!

1人で百面相して

最終的に橙くんの背中に顔を埋めた

ここなんやけど、

と、連れてこられたのは

屋台や人が少ない

土手だった

へぇ…いいじゃん

静かに見れそう

俺は橙くんに下ろしてもらい、 土手に座る

   

只今より〜花火を打ち上げます〜

丁度今からやな

う、うん

そうだね!

好きな人とふたりきりで見る花火…

そう考えると、自然に顔に熱がのぼる

なぁ、ここの地域ってな

え?え、あ、うん!

好きな人と花火を一緒にみたら、末永くいられるってシンボルがあるんやで

それって、俺ら関係ないじゃんww

そう言って笑い飛ばしたけど

俺も…願っちゃおうかな

やから、俺みんなで見ようと思ったんやけどなー

そういえば、夏祭り行くのも

橙くんに誘われたから何だった…

た、たしかに好きな人は恋愛じゃなくても…いいよね、ww

橙くんは俺をメンバーとしか思ってないってことか…

まぁ、あんな塩対応されてたらね…

なんて、1人で考えていたとき

ドン!!!!

うわぁっ!?

花火が打ち上がった

大きな音に驚いて、声を上げる

…ふっ…www

わ、笑わないでよ…!

それを始めに、どんどん打ち上がる

きれい……

好きな人と末永く、 か…

俺は、まず素直になることから始めなきゃな

しばらく無言で花火を見ていたら、橙くんが口を開いた

俺なぁ…

なに

花火ははじまったばかりで、

まだ続く

好きな人おるねんよ

へ!?好きな人いるの!?

好きな人いるのに俺と来たの?

他の4人来れなくなったの知ってたのに?

へ、へぇ…

なんか、告ってないのに振られたような…

あのさ、赤

俺…

あ!見て!あの花火にっこりマークだ!

ハートや星、顔のマーク

形のある花火にはしゃいでしまう

橙くん、なんか言った?

いや、なんでもないわ

…?

そっか

それからしばらく時間が経った

花火はクライマックスを迎えようとする

橙くんとは他愛ない会話をした

あのな、赤

ん?

急に名前を呼ばれ、 橙くんの顔を見る

いやぁ…そのな、

モゴモゴと喋るくんは、いつもの橙くんとは程遠かった

なに?

俺ってこんな意気地なしやったんやな…

なんて、急に自分を責め始めた

なに、どうしたの?

何故か俺の顔を見つめ、百面相する

ここで言わんかったら後悔するわ

俺な、

『赤が好きや。』

…へ?

いやいや…え?

急展開すぎない!?

ドッキリ!?

よくないよ…こうゆうドッキリ!

俺はバカだから信じかけたじゃん

ドッキリちゃうし!

嘘だ!

いやなんでやねんよ…

なんなら男同士だし?

てか、男に告白されて照れてる俺って…

ホンマに!真剣に考えてや!

真剣に考えてドッキリだと思ってるんですけど!?

だって!!だってさ!!

どーしたら信じてくれるんよ…

髪をワシャワシャとかき、

そう嘆く

んー、じゃあ

キスしてよ、キス

……?

何いってんだ俺ぇぇ!?

ばっかじゃないの?絶対からかわれるぅ……!

急いで顔をそらす

…………赤、こっち見て

無理!

絶対顔真っ赤だもん

何であんなこと言っちゃったんだろ

赤、こっち見てや

……

手を握られ、絶対に真っ赤な顔を 向ける

橙くんの頬に手が触れた

…は?

気づくと橙くんとの顔の距離が数ミリしかなかった

信じた?

間近でそう言ってきて…

あ……

さっきまでの事を思い出した

俺、橙くんとキ、キス…!!

信じたも何も…!

本気でするなんて思わなかったし

俺本気で好きや

なんて応えたらいいんだよ

俺だって好きなのに

なんでそんなにバカ正直なの?

今まで悩んできた時間かえしてよ…!

で、どうなん?

俺は、

可愛くないし、橙くんに対して優しくないし……

それでも

俺は赤を好きなったんや

俺が橙くんを好きなのも、

橙くんが俺に告白してくれたのも

夢でもドッキリでもないのは確かなんだ

この花火を見終えたら、きっと

もう、言えないから

お、俺も………

好…き……だよ?

…しゃぁぁ!

橙くんは勢いよく俺を抱きしめくる

ちょ…苦しいって!

苦しいと言ってるのに橙くんは力を込める

もぉっ!

こんな一瞬の時間も

俺にとっては宝物になった

好きな人と末永く

この花火に願いを込めて

   

今年の夏、青春もクソもないんだけど

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