仮面を被った君

仮面を被った君

通報 厳禁

桃赤

nmmn

連載的なやつ

放課後 生徒との補習の時間

段々と暗くなる 景色に見とれていると

君は言った 。

そう、俺に言う君の姿は なんだか儚くて

今すぐにでも俺の前から 消えてしまいそう

そんな空気をかき消すため

俺は持っていた 教科書で赤の頭を軽く叩く

大袈裟な反応をする赤に 少し安心感を覚えたのは内緒

俺は赤の頭をわしゃわしゃと撫でる

わーわーと抗議する赤

やっぱり高校生ってのは元気だな って思ってしまう

あかはよく笑う子だった

元気で人懐っこくて可愛げもあって

まさに皆の人気者 悩みなんて無さそうなやつだった

だけど結局俺が見ていたのは あいつの仮面

仮面を外したあかを 見てあげることができなかった

赤が死んだ

今朝赤の親御さんから学校へ 連絡があった

自殺らしい 朝起きたら睡眠薬を大量に手に取った赤がいたって 。

信じられなかった

昨日まであんな元気で笑顔で そんなことするような奴には全く見えなかったのに 。

" 桃せんせーまた明日っ "

耳をすませば

そんな元気で明るい赤の声が 聞こえてくるようで

気付いたら涙が溢れていた

もしかしたら 俺は他の生徒よりも

赤に思い入れが あったのかもしれない

いや、確かにあった

俺は赤の笑顔が大好きだった 。

当然担任の俺はホームルームで 伝えなければいけない

信じたくもない事実を

ざわざわしている教室 俺はそれすら耳障りだった 。

ホームルームが終わった

こんな状況でも休ませてくれない 教師ってのはブラックだ

そんなことを思っていると

ひとりの生徒に呼び止められた 。

それは赤の親友 、 黄という生徒だった 。

相当なショックだろう 親友が自殺してしまうなんて

黄の目は真剣で 今にも泣きそうだった 。

放課後、教室

そう言って黄は赤について 俺に話し始めた

続き きまぐれ

深夜の思いつきです 。はい

リクほんとにサボってます すみません