学校を出た後、特に行く宛もないから彷徨った。
テレビや漫画じゃ先生は追いかけてくるんだろうが、追いかけて来やしない。もう、いいじゃない。
行かなくたって。
こんな屑に、誰が何を望む?
誰も何も望まないさ。
そう思った瞬間、何か黒いものに呑み込まれている気がした。
_気の所為だろう。
気が付くと見知らぬ公園に辿り着いていた。
長時間も歩いていたから、足休めにベンチに座った。周りを見ても、人は居ない。不人気なんだろうか。
???
赤司 樟葉
知らぬ間に隣に誰かが座っていた。
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
何で俺に?俺じゃない方が…
何で?
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
悪とかってあれか?仮○ライダーとかに必須条件の、あれか?ヒーローになるのか?
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
僕らの住んでいる世界は天界なんだ。
こっちじゃヒーローと言われるアイツらは、魔界の守護を受けている。
人間らしからぬ脅威的な力で天界を驚かし、霊を驚かせた。だから上級天使である僕達が動くんだ。
勿論ヒーローとなる人間は自分の守護が魔界だとは思ってない。逆に天界だと思ってる。
だから僕らの主、創造神様はこの腐った世界を1度破壊し、魔界と戦争をし、又新しい世界を作る事を決めた。
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
返事をすると、モルダはいつの間にか羽根を出して空へ飛んで行った。
モルダが飛んでいった後も、じっと見つめて、家へ帰る。
ー2日後ー
今ではすっかり不登校児だ。勿論まだモルダから連絡は来てない。
早く来ないかな。
部屋から窓の外を覗いていると、チャイムが鳴る。サングラスとマスクを手に取り、ドアを開ける。
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
素直に掴まる。腰に抱きつく感じで。
モルダ
モルだがそう言い放つと同時に、あっという間に空へ飛んだ。
赤司 樟葉
モルダ
光の速さで着いた。外から見ても速かったのに、飛ぶ立場となればもっと速く感じるのか。
モルダ
赤司 樟葉
天界は木でびっしり埋め尽くされていた。木には沢山の果実が吊るされている。桃や林檎、葡萄や檸檬。
じっと見ていると、モルダが全ての果実を手に取り、俺に渡す。
モルダ
そう聞き、俺は全ての果実を1口ずつま食べる。
思ったよりも美味しく、みずみずしくて無我夢中で食べた。
食べ終わると、モルダが意味のわからないことを言う。
モルダ
そう言った瞬間、辺りが光る。
赤司 樟葉
光が収まると、俺とモルダの手の甲に何かの紋章が浮き上がる。
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
モルダがそう言った。だが、俺には出し方が分からない。
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
赤司 樟葉
羽根出ろ!
モルダ
モルダの驚愕の声が聞こえ、目を開ける。
赤司 樟葉
横を向くと、大きい翼があった。
モルダ
赤司 樟葉
モルダ
え?