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伏見
伏見
突然、寝ようとしていた自分を酷い頭痛が襲う。
伏見
記憶の濁流。その中に、君は
伏見
伏見
お願いしますどうか
伏見
そこを曲がれば、君の家に着く。
伏見
伏見
伏見
バキッ!!!
伏見
鉄の、におい。
赤く染まった床で、心底幸せそうな笑顔で手紙を抱きしめて眠る君。
床に散乱した、オレとの思い出。
伏見
へなへなと力なく床にへたりこむ。
伏見
もしかしたら、なんて必死で呼吸を確認する。
伏見
まだ身体は固まっていない。 むしろ、柔らかさがのこっていて、血の温もりさえ感じられるほどだ。
寝ているような見た目だけど、沢山の鮮やかな赤がそれを否定する。
伏見
汚したくないのに。 オレの汚いものが君の美しさを侵していく。
顔中が涙と鼻水と、それから吐瀉物で汚れてる。
伏見
伏見
ねぇ、どんな気持ちであれを書いたんですか
どんな気持ちで公園で待っていたんですか
どんな気持ちで命を絶ったんですか
伏見
そのまま、体の水分を全部涙に変えてしまったような気持ちになった。
数日後
気持ちの整理は、未だにつかないままだった。
伏見
…赦されざる行為を決行してしまおうか。
伏見
とやさんと初詣に来た神社。ここは、狐の神様が信仰対象である。
伏見
伏見
本来なら一生使うことのなかった神力を解放する。
伏見
どこからともなく、狐の声が聞こえた。
許可の下りた証拠だ。
伏見
ハッと目を覚ますと見慣れた学校だった。
伏見
名簿を確認しに行く。
伏見
まさか。そんなわけ。間違えている……訳ではない。
伏見
君の名前は、どこにもないんだ?
剣持?
伏見
同学年モブ
同学年モブ
剣持?
剣持?
剣持
伏見
そういえば、
前の世界
伏見
これは罰だ
君を苦しめた、オレへの罰。
剣持
伏見
終わりを知らないこの世界で君のいない地獄を一人歩んでいく。
作者
#2j3j
あゆ
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