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れいら
れいら
月歌
月音
瑠月
桜音
れいら
月歌の心
月音の心
効果音
れいら
かなり重たいお話となっていますので ご注意ください!
なんで私は生まれたんだろう なんで私は生きてるんだろう なんで私はこんなにも汚いんだろう
月歌
月音
月歌
月音
月歌
月音
なんで私は月音にこんな顔をさせて しまうのだろうか 暖かくて眩しくて優しくて自慢の お兄ちゃんのはずなのに 心の底では醜い気持ちでいっぱいなのは なんでだろう
月歌
月音
月歌
なぜ俺は大切な妹さえ守れないんだ 可愛くて優しくて大切な妹なのに 父さんに逆らえなくて守ってやれない 俺がこんなんじゃ母さんも心配してしまう なんで俺はなにも守れない!!
月歌
月音
月歌はずっと母さんの死を父さんの虐待も 自分のせいだなんて思ってるのに 俺は月歌を守れない いや、守るべきものは月歌なのに!
月音
先生
おかあさん
先生
おかあさん
5時間後
先生
おかあさん
先生
月歌
おかあさん
お父さん
おかあさん
先生
お父さん
先生
お父さん
先生
お父さん
お父さん
幼い月歌
幼い月歌
お父さん
お父さん
ばし!!
幼い月歌
幼い月歌
お父さん
幼い月音
お父さん
お父さん
幼い月音
お父さん
幼い月音
幼い月歌
お父さん
ドカ…バキ…ボコ
幼い月音
お父さん
幼い月音
お父さん
幼い月音
あれから11年経って月歌は とうとう俺とも話してくれなくなった
月音
月歌
瑠月
月歌
瑠月
月歌
瑠月
瑠月
月歌
月歌は唯一瑠月にだけは 話せるようになった
桜音
瑠月
月歌
桜音
月音
桜音
桜音くんも瑠月ちゃんも 本当にいい子だな 私とは大違い
月音
瑠月
桜音
月歌
おかあさん
おかあさん
月歌
おかあさん
月歌
月歌
おかあさん
月歌
月歌
月歌
月音
月歌
お父さん
お父さん なんで私の部屋に いつもなら近寄ることさえ嫌がるのに
れいら
月海!!!
月音
月歌
月音
月音
お父さん
そう言って指差したのは 私の月歌の方だった
あぁお父さんはとうとう 壊れたんだ 私をお母さんだと思ってる
月歌
月歌
月音
お父さん
月歌
バタン
月音
月歌
月歌
それから月歌は母さんの振りを するようになった
月歌
月音
お父さん
月歌
お父さん
月音
月歌
お父さん
月音
月歌
お父さん
月歌
あれから何日たったのだろう お母さんのふりをしておとうさんと月音の ご飯や洗濯物をして
お父さんは私を「月海」としか 呼ばなくなった 当たり前だ大切なお母さんと お母さんを奪った私 どちらがお父さんの求めていた物なのか そんなの必然的だ
そして月音も最初は戸惑ったものの すぐに「母さん」と言うようになった これでよかったんだ 月歌は最初から存在しない人間 お父さんには大切な人 月音にはお母さん これが私達の家族の形なのだから
だけど…だけど 少しだけ心がチクンと針で刺されたような 痛みはなんだろう 私が望んでいたことなのに心が チクチクするのはなんでだろう
お母さん貴方のせいよ 私がこんなにも苦しくて辛いのは 貴方が私を産み落としたから 私を殺さなかったから
もしも私が生まれる前に戻れるのなら お母さんに伝えたい 「それは悪性の腫瘍で貴方を殺すものだ」と伝えられたらどれだけ楽だろう だけどそんな非現実的なことは起こらない
あれから月歌は母さんの真似を するようになった 最初は抵抗があったのに今では自然と 「母さん」と呼べるのは何故だ 月歌が母さんの役を演じているのを 何故見ているだけ何だ俺は
俺はどうしたい? わからない 月歌にどうしてほしい? 幸せでいてほしい 今は幸せなのか? もしかしたらそうなのかもしれない そう心の底では思ってしまう俺は最低だ 母さんが生きていたらなんてくだらない 妄想を月歌に押し付けている 俺も父さんも
母さんあんたのせいだ あんたが俺らを遺して逝ったから 父さんは月歌を母さんが死んだ原因だと 思い込んでしまった 母さんが死んだのは俺が生まれるのに 時間がかかり月歌の時には月歌を 産めるほど体力がなかったからなのに
でも俺は月歌みたいに強くないから 責任を全部月歌に押し付けている 「俺が原因だ」と言えばいいだけなのに もし父さんが今度は俺を居ない者に してしまったらと思うと何も言えない 本当は真実を知っているのに
月歌こんな兄ちゃんでごめんな
月歌
いつまでこのお母さんごっこ続くんだろう
いや、続けなくちゃ みんなのために
月音
月歌
月歌
月音
月音
月歌
月音
月歌
月音
月歌
月音
月歌
月音
月歌
月歌
月歌
月音
月歌
月音
月歌
月歌
月歌
月音
月音
月歌
月歌
月音
ききー!!!!
月歌
月歌
ドン!!!
月音
月歌
月音
月歌
月歌
幼い月歌
幼い月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
幼い月歌
月歌
月音
月音
月歌
月歌
月音
月音
先生
月歌
先生
先生
月歌
月音
月歌
月歌
月音
月歌
瑠月
桜音
月歌
瑠月
瑠月
桜音
月歌
あぁ…私こんなにも… 大切にされてたんだ お父さんに愛されなくても お母さんの愛を知らなくても 月音も瑠月ちゃんも桜音くんも 私のことを大切に思ってくれてる人がいる
月歌
月音
月歌
月音
あれから私はお父さんの元から離れ 月音と一緒に暮らしている 最初は不便だったけど今では月音と 皆と一緒にいられるのがとても幸せだ
私達は歪で不完全な愛情しか 知らなかったけど今はその愛情も 愛おしく感じる だって全部月音が与えてくれた宝物だから やっぱり月音は私にとって かっこよくて優しくて唯一私を 救ってくれた大切な人だから
私は「今」を大切に生きていこうと思う もう二度と自分を汚い存在だなんて 思わない お母さんが命を懸けて産んでくれた 命だから
月音
月歌
月音
月歌
月音
月歌
れいら
れいら
れいら
月歌
月音
瑠月
桜音
れいら