コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
episode2
噂の始まり
教室の空気が少しずつ変わってきたのは、えとさんが転校してきてから一週間ほど経った頃だった。
えとさんは誰にでも優しく、話しかけられたら必ず笑顔で返す。けれどその優しさが、少しだけ目立ちすぎてしまった。
ある日の昼休み、女子たちの小さな輪の中でひそひそ声が響く。
mb_♡
mb_♡
mb_♡
——噂は、火がつくとあっという間に広がった。
そして、えとさんは知らないまま、いつのまにか 「りもこんを狙ってる転校生」と呼ばれるようになってしまった。
そんな中、りもこんさんの仲間の一人・fhが怒りをあらわにする。
fh_♡
fh_♡
rmはため息をついた。
rm_♡
fh_♡
rm_♡
でも、そのやり取りがまた、別の形で噂になる。
——“りもこん、転校生を気にしてる”って
えとさんの机の中に、ある日1枚の紙が入っていた
「調子乗んなよ」
黒いインクで書かれたその言葉が、胸の奥を冷たく締めつけた。
et_♡
放課後、泣きそうになりながら教室を出ようとした時、後ろから声がした。
et_♡
rm_♡
振り向くと、りもこんさんが立っていた
rm_♡
えとさんは慌てて首を振る。
et_♡
rm_♡
でも、そのとき廊下の向こうからクラスメイトが数人見ていた。
mb_♡
その一言が決定打になった。
りもこんさんは舌打ちして、無言で廊下を去った。
rm_♡
えとさんは立ち尽くす。
et_♡
誤解がまた、ひとつ深くなる。
教室の窓の外では、風が強く吹き、黒板のチョークの粉が舞った。
まだ春なのに、空気は冬のように冷たかった
𝑻𝑯𝑬 𝑬𝑵𝑫____♡♡