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episode3
孤独の始まり
昼休みのチャイムが鳴る。
えとさんが弁当箱を開けようとしたその瞬間、机の上の弁当が――ゆっくりと落ちた。
et_♡
床に広がったご飯。
笑い声。
rn_♡
そう言ったのは、からピチのメンバーのひとり、るな
。悪気のないふりをして、でも明らかにわざとだった。
教室の空気が凍る
えとさんは静かにしゃがみこみ、こぼれたご飯を拾う。
誰も手を貸さない
背中に感じるのは、笑いと、視線と、沈黙。
りもこんさんはその様子を遠くから見ていた。 けれど何も言わなかった。
rm_♡
——自分が何か言えば、また余計に噂が広がる。
それが怖かった
放課後、えとさんのロッカーを開けると、中にはぐしゃぐしゃにされたノート。
ページの間に、落書きがある
「調子乗り」 「ぶりっ子」 「りもこん狙い」
その文字が頭に焼き付く。
その夜。 帰り道、雨が降ってきた
傘を持っていないえとさんは、ひとり濡れながら歩いた。
街灯の光が雨粒を照らし、ぼやけた景色が涙と混ざる。
et_♡
携帯の通知が鳴る。
からピチのグループチャット。
jp_♡
jp_♡
krpt_♡
et_♡
jp_♡
その言葉で、心が崩れる音がした。
et_♡
——唯一の希望だった「みんなとやり直せるかも」が、静かに消えていく
その頃、りもこんさんはコンビニ前で煙草を手にした
rm_♡
煙の向こうに見えたえとさんの笑顔が、ずっと頭から離れなかった。
𝑻𝑯𝑬 𝑬𝑵𝑫____♡♡