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唯華
………
唯華
“コレ”が列車？
零鋭
そうみたいだな
唯華
そっか…
零鋭
……？
唯華
そういえばさ、
唯華
零鋭ってさ、
唯華
羽生えてるじゃん？
零鋭
そういえばそうだな
唯華
周りに邪険な目で見られてるよ
唯華
多分
零鋭
………
零鋭
分かった
零鋭
どうすれば良い？
唯華
私の血を飲んで
ﾌﾞｼｭｯ ﾎﾞﾀﾀ🩸
零鋭
……ん…
ｺﾞｸｯ
唯華
巡りを感じて
ｽｰｰｯ
唯華
どうしたいか願ってみて
羽を見えない様にして下さい
ﾊﾟｧｧｧ
唯華
目を開けて
零鋭
………
零鋭
？！
零鋭
羽が無い？！
唯華
零鋭が望めば羽は見える様になるし
唯華
見えなくする事も出来る
唯華
羽を折ったわけでは無いからね
唯華
安心して
唯華
羽の感覚はあるはずだから
零鋭
そうか……
零鋭
ありがとな
唯華
どういたしまして
唯華
じゃ、乗ろうか
零鋭
そうですね
唯華
…………
唯華
………零鋭…
零鋭
何でしょうか？
唯華
ここ、やっぱり鬼だ
零鋭
え？
唯華
この車体自体が鬼だって言った
唯華
ヤバいよ
唯華
被害が莫大になる
唯華
……煉獄さんに会いに行こう
唯華
この列車に乗ってるはず
唯華
………
煉獄
む？
煉獄
そこにいるのは…
煉獄
唯華か？
煉獄
………
煉獄
唯華！！
唯華
！
唯華
炎柱様…
唯華
お久しぶりですね
零鋭
……
煉獄
そうだな！！
煉獄
唯華、この列車について何かわかった事があるか？
唯華
……
唯華
炎柱様…
唯華
ここは…
唯華
鬼の手中です
零鋭
……
唯華
………
煉獄
この列車自体、鬼だと言うんだな？
唯華
はい
煉獄
分かった……
煉獄
まずは、腹ごしらえからだな！！
唯華
……なるほど
零鋭
……
煉獄
唯華、駅弁食べるか？
唯華
別にお腹は空いていません
唯華
貧しき者達に分けるべきかと…
煉獄
…………
煉獄
唯華らしくないな
唯華
………
唯華
……どうしてです？
煉獄
唯華なら一緒に食べるぞ
唯華
……そうですか…
唯華
ですが、私には関係ありません
煉獄
唯華は、“わたくし”とは言わない
唯華
………
唯華
………はっ((呆れ笑い
唯華
知ったような口を利くんですね
煉獄
！！
唯華
私……
唯華
貴方のことが嫌いみたいです。
唯華
ですが、
唯華
この子の事は、嫌わないであげて下さいね。
唯華
では、また今度…
唯華
ちなみに…
唯華
私の“嫌い”と言うのは、
唯華
貴方自身じゃなくて、
唯華
貴方はもう少しで亡くなる人だからです。
唯華
親しくなっては、この心が……
唯華
無いものが…
唯華
あるように思えてしまうから……
唯華
だからですよ…
唯華
では…
唯華
また会いましょう
唯華
炎柱様…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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