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ガラッ

お母さん

理央菜!

理央菜

お母さん…

お母さん

優奈ちゃんが出ていくの見たの!!

お母さん

何か言われた!?

理央菜

………

お母さん

…言われ、たんだ。

理央菜

うん、もういいよ。

理央菜

帰って。

お母さん

え?

理央菜

もう帰ってよっ

お母さん

なんで?

理央菜

帰ってって言ってるじゃん!

理央菜

帰ってよ!!

お母さん

っ…うん。

お母さん

ごめんね。帰るね。

ガラッ

理央菜

(なんで、あんなこと言っちゃったんだろう…)

理央菜

(一番、信頼できる人だったのに。)

理央菜

(私、最低だな。)

ガラッ

先生

こんにちは~!

理央菜

せ、先生…

理央菜

(なんでこのタイミングに…)

先生

癌って聞いたよ~!

先生

今の具合はどう?話せる?

理央菜

あ、はい!大丈夫です!

理央菜

どうしたんですか?

先生

みんなから、コメントもらってきたんだよー!!

先生

これ!

理央菜

(寄せ書きかー。)

理央菜

(みんな心配してる…)

理央菜

(でも今はそれも、信頼できなくて、、)

理央菜

………

先生

?どうしたの?

理央菜

いえ・・・何もないです。ありがとうございます。

理央菜

反応なくてすみませんね。

先生

ううん!きついから当たり前だもんね。

先生

気にしないで!

先生

あ、あと、優奈さんともめたみたいだね。

理央菜

えっ…何で知ってるんですか?

先生

病室に入ろうとしたある人が見たみたい。

理央菜

そうですか。

先生

優奈さんにかなりひどいこと言われたみたいだったね。

先生

優奈さんには私から指導しておいたから、理央菜さんは

先生

心の中を見せて。

理央菜

え…

理央菜

心の、中?

先生

うん。

理央菜

………見せれないですよ。

理央菜

他人に。

先生

そうね…でも、話したら楽になる。

理央菜

(そんなのわかってる。でも今は)

理央菜

(先生さえも信じられない。)

理央菜

ごめんなさい。無理です。まだ。

先生

そっか。わかった。じゃあ、先生は帰るね。

先生

また来るから、話す用意しておいてね。

理央菜

……はい。

先生

ばいばい

ガラッ

理央菜

はぁ…

理央菜

先生なんかに話せるわけないじゃん。

理央菜

家族も信用できなくなってるのに…

理央菜

(私、もう死んでもいいかも。)

理央菜

(信頼できる人一人もいないし、病状もやばそうだし。)

理央菜

(でも、死ぬってどうやるんだろう。)

理央菜

(検索してみるか。)

理央菜

くび、つり…

理央菜

(痛そう、、。こんなのは無理かな。)

理央菜

飛び降り…

理央菜

(これだったら、一瞬だから、、、)

理央菜

(辛くもない…)

理央菜

これだったら、

死ねるかもな

だから私は愛されたかったのに。 ー完結済みー

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ユーザー

死なないで………………

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