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涼ちゃんも若井も、 分かってるはずって言う。
…分かってるよ。
そんなのずっと前から分かってるよ。
こんなの良くないって。
傷付きたくないなから先に傷付けてきた。
人の気持ちからも自分の気持ちからも、 ずっと逃げてきた。
でも、独りは寂しいから。
でも、心に空いた穴は拡がり、 どんどん汚れていった。
ぼくだって、始めたいって心の何処かで思ってる。
でも、もう始め方なんか分からないから…
LINEの着信音が鳴った。
ぼくは『家に来て』と返した。