odmn能力バトロワパロ

強みを潰され、迂闊にしぇいどに近寄れないウルベロスに、しぇいどは容赦なく距離を詰めてくる。

そう言いながら、しぇいどはウルベロスを大きく殴り飛ばす。

もうひとつの理由は…

ウルベロスは、何とかしぇいどの攻撃を捌きながら、首を縦に振る。

その声と共に、視聴者の盛り上がりを反映し、増幅した実況者力がしぇいどのギアを上げる。

さらにキレを増したしぇいどの攻撃に、ドレディアは完璧に合わせて反撃の隙を与えない。

ウルベロスは実況者力の制限を解放。そのままありったけの闇を作り、川の流れのようにしぇいどとドレディアを押し流す。

実況者力の制限を解除したウルベロスは、と化した実況者力をもう一度闇とすることで闇の濃度を上げ、その闇を纏ってウルベロスはしぇいどとの距離を詰める。

…が、その時、ウルベロスは違和感を感じる。

ウルベロスの目に映っていたのは、刀を鞘に収め構えをとるしぇいどの姿だった。

しぇいどが動かなかったのは、エネルギーを貯めるため。

そのエネルギーとは太陽光。

太陽光を刀の中で乱反射させることによって実況者力を増幅。刀はそれに当てられて光に近い性質を持つ。よってこの攻撃は通常の防御によって防ぐことが出来ない。

その名も…

密度の高くなった闇をも裂く、防御不可能な光がウルベロスを再び切り裂いた。