テラーノベル
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春の風が、制服のスカートをふわっと揺らした。
るな
校門の前に立ち、大きく息を吸う。
私、朝倉るな。
今日から虹ケ丘高校の1年生。
新しい友達、新しい教室、新しい毎日。
るな
るなは小さく気合いを入れて、校門をくぐった。
えと
るな
教室に入ると、幼なじみの篠宮えとが勢いよく手を振っていた。
えと
るな
クラスは1年L組。
窓際の席から校庭がよく見えて、いい教室だった。
えと
るな
えと
るな
えと
るな
朝から教室は笑い声で賑やかだった。
入学式が終わり、先生が部活動紹介のプリントを配る。
先生
るなはプリントを眺めながら考える。
中学では吹奏楽部の部長。
高校では新しいことも始めたい。
えと
えとちゃんが机に肘をついた。
るな
その時だった。
体育館の方から大きな歓声が聞こえる。
るな
体育館の方を見ると、男子バスケットボール部が新入生向けに練習を公開しているらしい。
えと
るな
体育館の扉を開ける。
ボールが床を弾く音。 シューズがきしむ音。
想像していたよりもずっと速い。
るな
思わず声がもれた、その瞬間。
ひとりの先輩が、コートを駆け抜ける。
長身で、軽やかなドリブル。
味方へ絶妙なパスを出し、そのままリングへ走る。
ボールを受け取ると_____
シュッ。
綺麗なフォームで放たれたシュートは、ネットだけを揺らした。
女子たち
周りの女子たちが一斉に歓声を上げた。
女子たち
女子たち
女子たち
るな
るなは目の前の先輩から目を離せなかった。
プレーだけじゃない。 真剣な横顔も、仲間に向ける笑顔も、全部が自然で。
なんだろう。あの人だけ空気が違う。
えと
えとちゃんに肩を叩かれて我に返る。
るな
えと
るな
えと
るな
顔が熱くなる。
まだ名前も知らない。
話したこともない。
なのに、どうしてこんなに目で追っちゃうんだろう。
バスケ部顧問
コートに笛の音が響いた。
ピーーーーー
体育館中に鳴り響くホイッスル。
その音と同時に、るなの恋が始まること、まだ知らない。
コメント
3件
神神神
るなちゃんの入学初日、えとちゃんとの再会から始まって、体育館で一ノ瀬先輩のプレーに一目惚れ……青春の匂いがぎゅっと詰まった第1話でしたね。特に「見すぎ」→「見てないし!」のやりとりが可愛すぎて、思わずニヤけました。まだ名前も知らない先輩に、なぜか目が離せなくなる——そのときめきの描写がすごく自然で、これからどう展開していくのか楽しみです。吹奏楽部かバスケ部か、るなの選択も気になります!