類
フフ、実に興味深かったよ!ありがとう!冬弥!

冬弥
……ああ…。それは良かった…

類
うん、また“見せて”ね?

冬弥
まぁ…類がそう望むなら、いつでも見せる。

類
ありがとう。

類
ところで冬弥

冬弥
何だ?

類
キスして良いかい?

冬弥
……は?

類
せっかく、こうしてるんだからさ

冬弥
……いや…

類
良いんだね?

冬弥
ちょっ……待ってくれ!

冬弥
本当に待ってくれ!r……

類
だぁめ♡待たない♡

冬弥
んっ…ふっ……っ!(類にキスされる)

類
嗚呼……可愛い♡本当に可愛いよ…“俺だけ”の、“シーナリーくん”…。

冬弥
はぁ…はぁ……本当に…やめろ……。

冬弥
マジで……。

冬弥
というか……何で、いきなり“そう(シーナリー)”呼ぶんだよ。

類
うーん、僕が“そう(シーナリー)”呼びたかったんだよ。

冬弥
だとしても、いきなり呼ぶな。

類
ダメだよ?

類
“まだ”起き上がっては…ね…、

冬弥
っ!?

冬弥
おい、さすがに……

類
おっと……

類
ダメじゃないか…

類
抵抗したら……。

カシャンッ…!(抵抗する冬弥の手首に手錠を嵌めて、後ろ手に拘束する。)
冬弥
類…!お前……何処にそんな手錠があったんだよ…!(類に後ろ手に拘束されてる)

類
んー?フフ…さぁね?

類
さて…これで、もう…冬弥は俺に抵抗できないね。

冬弥
お前……本当に…

類
どんな“俺”でも、全て受け止める。と言ったのは……何処の、誰だったかな?

冬弥
っ…!そ…れは……俺…だが……っ…。

類
そうだろう?

類
だから、良いよね

冬弥
お前って……キス魔だったのか…?

類
いや?俺はキス魔じゃないよ?

そう言いつつ、今度は冬弥の首にかかっているドッグタグペンダントを手に取る
類
……フフ…これ(ドッグタグペンダント)付けてくれてるんだね…。(ドッグタグペンダントに軽く口付ける)

冬弥
……あぁ…類からの贈り物だからな…。

類
あと、コレ(右耳のイヤーカフ)も…

冬弥
ああ、気に入ってるんだ。

冬弥
このシルバーのイヤーカフ。

類
そうかい…それは嬉しいねぇ。

類
じゃぁ…今度は……冬弥のここ(左耳の耳朶)にピアス、付けてあげようか?

冬弥
ピアス…か、

類
嫌かい?

冬弥
嫌ではないが……。

類
そうかい!じゃあ決まりだね!

冬弥
………お前の部屋…マジでよく分からない…というか、なんなんだ……。

類
フフ、よく言われるよ。母さんや父さんにね。

類
ねぇ…冬弥……。

冬弥
何だ?

類
ピアス、付けてくれるかい?

冬弥
…はぁ……俺の身体は…もう、とっくに類のモノなんだ。

冬弥
類の…やりたいように、類のしたいように、すれば良い。

冬弥
どんな類も“僕”は受け止めるから。

類
!……冬弥…。

類
うん…。うん…!そうだね

類
…じゃぁ……ここ(左耳の耳朶)にピアス、付けるね。

冬弥
…あぁ……。

類
では…“空ける”よ。

…スッ……。(冬弥の左耳の耳朶にピアッサーを当てる)
類
…冬弥……。(冬弥にキスをする)

…バチンッ……。(冬弥にキスしたまま、冬弥の左耳にピアスホールを空ける)
冬弥
っ…!(類にキスされて、そのままピアスホールを空けられる)

類
冬弥、空いたよ。

冬弥
あぁ…そうだな……。

類
それじゃぁ…これ(ピアス)を付けるからね。(冬弥のピアスホールが空いた左耳に紫のピアスを付ける)

類
ほら、付いた…♡

冬弥
ん、色は…紫なんだな…

類
うん、僕の色だからね。

冬弥
なんか…俺の左耳のピアスと、類の右耳のピアス…。

冬弥
まるで、対になってるみたいだな。

類
フフ、そうだね。

冬弥
狙ってたのか?

類
フフフ…どうだろうねぇ?

類
まぁ、そんなことはどうでもいいじゃないか。

冬弥
……おい…

冬弥
それで良いのかよ…

類
ああ!それで良いんだよ。

類
……………。(冬弥の胸元を見てる)

冬弥
類、いきなり黙るな…

冬弥
そして、何故…俺の胸元を見てるんだ?

類
ああ、すまないね?

類
何故、冬弥の胸元を見てたかと言うとね?

類
冬弥の左胸の辺りに、チェストを付けたいなぁ…と、思ってね。

冬弥
チェスト…確か、胸元に空けるピアス…。だったな。

冬弥
何で俺の左胸にチェストを空けたいんだ?

類
んー、ほら、東雲くんはマディソンを空けてるだろう?

冬弥
まぁ、司先輩がピアスを付けないから、司先輩の分まで彰人がピアスを付けてるからな…。

類
だから、冬弥に付けたくなってしまってね。

冬弥
いや…どういう対抗心(?)だよ…。

冬弥
というか、そろそろ手錠外してくれないか?

冬弥
痛いんだが?

類
ああ、すまないね。

冬弥
ありがとう。

類
うん。ところで……

冬弥
何だ?

類
左胸に……空けては駄目かい?

冬弥
駄目ではないが……。

類
なら良いよね!

冬弥
待て。今から左胸に空けるのか?

類
うん。

類
ボディピアス空ける用のピアッサーあるよ?

冬弥
いや、お前の部屋……。本当にどうなってんだよ…。

類
冬弥、駄目かい?(捨てられた子猫みたいな表情)

冬弥
………はぁ……良い。

バサッ…!(ボディピアスを空けたがる類のために、上着を脱ぐ。)
冬弥
ほら、上着。

冬弥
脱いだから、類の好きにしろ。

類
ありがとう!!冬弥!

類
早速、空けさせてもらうよ!

類
嬉しいなぁ…本当にありがとう。冬弥!(冬弥の左胸に紫のピアスを付ける)

冬弥
……満足したか?

類
うん!満足したよ!

冬弥
チェストも紫か……

類
ああ!嫌だったかい?

冬弥
嫌じゃない。
