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テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
俺はまだ、囚われている。
あの時からずっと
何が正解だったのか、探し続けている。
道
頼人
頼人
満
満
頼人
頼人
満
満
満
頼人
頼人
満
満
頼人
頼人
満
事件が起こった高校は地元の県立高校。
地元までは新幹線で一時間ちょっとといったところだった
満
俺は何か馬鹿なことをしてるんじゃないか
その疑いはどこまで行っても消えない
でも
それでも今こそ帰るべきだと思った
自分を変えるには、今しかないはずだと。
6年前
優二
満
満
満
満
優二
優二
満
優二
満
満
優二
満
優二
満
満
優二
満
クラスメイト
クラスメイト
優二
優二
クラスメイト
クラスメイト
優二
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
優二
クラスメイト
クラスメイト
優二
優二
満
優二
優二
満
満
優二
満
満
優二
満
満
優二
優二
それから
学校中で陰口を叩かれるようになったのはすぐだった。
クラスメイト
なんで
クラスメイト
お前らに何がわかるんだ
クラスメイト
何も知らないくせに
優二の母
優二の母
優二
食べたくない
お前の作った料理なんか
優二
なんでそんなこと思うんだ
優二の母
優二の母
成長してどうするんだよ
やめろ
優二の母
優二の母
友達…
優二
優二
優二
優二
優二
満
満
優二
優二
満
優二
優二は俺の横を通り過ぎた
慌てて腕を掴む
満
優二
満
上手く言葉が出ない
学校でのことが辛いんじゃないのか
それでは直接的すぎるだろう
どうすれば心を慰められる
優二を満たすには…
満
満
満
春休みまではまだ2週間もある
優二
優二
優二
優二の目から涙が溢れた
満
満
優二
優二
優二
優二
優二
優二
ずっと抱いていた嫌な予感が的中してしまったような気がした
満
優二
優二
優二
それから何を言ったかは覚えていない
もしかすると何も言えなかったのかもしれない
否定したかった
でもそれはあまりにも優二にとって惨すぎる気がした
優二
優二
優二の母
優二の母
優二の母
満
満
優二の母
満
満
満の母
満の母
満
満
満
満
あれからもう6年
優二はもう、あのことなんて忘れてしまったんだろうな
遺された人間だけがこの迷路でもがき続けている
満
満
出口はここにあるのか?
満
満
留置担当官
満
留置担当官
留置担当官
杉山玲香
水仙高校で自身を虐めた同級生を殺害した犯人だ
玲香
玲香
満
満
玲香
玲香
玲香
満
満
玲香
玲香
満
満
玲香
玲香
玲香
満
満
傍から見れば、俺は都合のいい偽善者なんだろうな
それでもいい
満
満
満
満
満
満
満
満
満
杉山は一方的な発言を黙って聞いていた
玲香
玲香
玲香
玲香
玲香
玲香
満
満
留置担当官
留置担当官
満
玲香
玲香
玲香
満
杉山玲香と話して感じたこと
それは、優二も杉山も同じだったということだ
世間一般で見れば、自殺と殺人では善悪に差がありすぎる
だが優二が正しい人間だったというわけではないだろう
二人とも、等しく被害者であり
加害者になり得た
自分があの時
優二を無理矢理止めていたならば
優二が何も手放せなかったならば
優二は杉山と同じ末路を辿ったのではないだろうか。
物事はいつも誰かを傷つける
だから皆視野が狭くなってしまうんだろう
自分一人、この迷路から解き放たれたところで、
まだ何人もの人々が苦しんでいる
それは自分一人では変えられない、どうしようもないことだ
満
満
満
満
満
優二
優二の父
優二
優二
優二
優二の父
優二の父
優二
優二の父
頼人
頼人
満
頼人
満
満
満
頼人
満
頼人
終