雨が降る。×も降る。

一くんが入ってきてから二週間が経った

只今の俺の気分は……

絶☆好☆調☆

ついでに、一くんとの仲も深まってきた

え？深まった理由？

自然にそうなった、かなぁ？

まあ、この時代にプライバシーっていう言葉がないんだけど…

おっと、これ以上言ったらダメか

一くんの頬が少し赤く染まって見える

俺は少しドキッとしてしまった

ダメだ、理性を保て、俺…

俺は一くんに部屋から追い出されてしまった

まだ荒らしてないのになぁ…

あ、荒らそうとした訳じゃないよ？

俺の顔がだんだんと熱くなっていくのを感じた

俺がなんか独り言を言ってたら目の前に新八がいた

俺ははっきり迷った

さっき一くんに追い出されたばかりだ

入ってくるのは失礼だろう…

だからと言って、新八に対して教えないのは失礼だ

友情を取るか信頼を取るか…

これが案外悩む

教えるだけで良いと思うでしょ？

新八の事だ、絶対に一緒に入ろうと言う

ほぼ強制的に入ることになる

だからだ

新八が考える仕草をする

そして、何か思い付いたような感じで俺を見つめてきた