星空が美しく輝く空を眺めながら口を開く
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
とは言ったものの先程から身体が重い
リアム
ソフィア
…………
2人の間に緊張感が走る
ソフィア
リアム
ソフィア
私は思わずクスッと笑った
リアム
リアム
ドン!
その時鈍く、大きな音が聞こえた
ソフィア
リアム
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
リアムさんは静かに頷き部屋から出ていった
ソフィア
私は胸騒ぎがし、窓からリアムさんの後ろ姿を見ていた
リアム
リアムさんは驚いたような素振りをみせ
私の方を見た
その目は訴えかけるように強い眼差しだった
そして
「隠れろ」
と口パクをした
ソフィア
私が困惑しているとリアムさんの他に人影が見えた
ソフィア
その人影と目が合い
口元がニヤリとつり上がった
ソフィア
私は急いで窓を閉じた
ソフィア
ドタドタとうるさい足音が近ずいてくる
ソフィア
私は辺りを見渡した
ソフィア
壁に小さな突起があるのに気がついた
ソフィア
その突起を押す
すると、小さな部屋が現れた
私が隠し扉に入るのとほぼ同時に
部屋の扉が開いた
魔女狩り
聞き覚えのある声に全身が震えるのが分かった
ソフィア
壁の間の僅かな隙間から部屋の中を覗き込む
ソフィア
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
その時…
「ぐあぁ!!!」
と誰かの悲鳴が聞こえた
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
リアム
魔女狩り
リアム
ソフィア
魔女狩り
リアム
リアム
リアムさんが扉の隙間から見えた
口調は紛れもなくいつものリアムさん
だけど、疲れているのが分かる
息遣いも荒い
魔女狩り
魔女狩り
リアム
魔女狩り
リアム
リアム
その直後、リアムさんは床に倒れ込んだ
ソフィア
思わず声が出そうになり、急いで口を抑える
リアム
リアム
魔女狩り
魔女狩り
リアム
魔女狩り
手を怪我した男の方が何かを取り出す
それはドリームキャッチャーのような見た目だった
リアム
魔女狩り
ソフィア
リアム
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
リアム
リアム
リアムさんは身体の自由がきかなくなり苦しそうだった
ソフィア
私はただ見守る事しか出来なかった
魔女狩り
魔女狩り
リアム
リアム
魔女狩り
魔女狩りはニヤリと不敵な笑みを浮かべ
弓をリアムさんの頭へと強く振り下ろした
リアム
ドスッと鈍い音が部屋に鳴り響く
ソフィア
怖くて俯く事しか出来ない
そんな自分が嫌で唇をぐっと噛み締めた
魔女狩り
リアム
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩りが弓を彼の額にむけ構える
ソフィア
私はそう思った途端、体が勝手に動いていた
隠し部屋から飛び出しリアムさんに駆け寄る
部屋が明るく目の前がチカチカする
ふらつく足でリアムさんの元へ辿り着いた
リアム
ソフィア
リアムさんと魔女狩りの間に立ち塞がり
両手を大きく広げる
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩り
ソフィア
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩りの1人が私の腕を掴む
ソフィア
ソフィア
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩りが先程より強く私の腕を握る
骨が折れそうなほど痛かった
ソフィア
確かに私はそう言っていた
だが、私ではない誰かがそう言ったような…
リアム
ソフィア
魔女狩り
魔女狩りも驚いたようで後退りをしていた
ソフィア
しばらく沈黙がこの空間を支配した
ソフィア
ソフィア
魔女狩り
魔女狩り
ソフィア
魔女狩り
ソフィア
言いかけた直後、私は胸に激痛が走り床に倒れ込んだ
リアム
リアム
ソフィア
ソフィア
身体中が焼けるくらいに熱い
今にも溶けてしまいそうだ
魔女狩り
魔女狩り
魔女狩りが私に近づいてくる
ソフィア
そう思った時…
視界の端で蒼い光が見えた
リアム
涙で歪む視界で木を捉える
「蒼き光が満ちる時」
まさにその時だ
私は最後の力を振り絞り木に近寄った
ソフィア
私の言葉でリアムさんを縛り付けていたものが解け
彼がこちらへ駆けてくる
魔女狩り
魔女狩りも負けじと私の方へ走ってくる
ソフィア
リアム
リアムさんと私は手を取り
蒼い光を放つ木に触れた
ソフィア
目を開けるとそこは魔女の国
だが、何か違った
辺りを見渡すとリアムさんが倒れていた
ソフィア
私は激痛に耐えながら
リアムさんの方へと駆け寄った
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
ソフィア
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
リアム
ソフィア
…………
ソフィア
リアム
遠くからリアムさんの叫ぶ声が聞こえる
ソフィア
リアム
…………
ソフィア
リアム
リアム
リアムさんが木に触れた
私のその手に自分の手を重ねる
ソフィア
そう強く願った
すると…
シャネイド
ソフィア
シャネイド
ソフィア
シャネイド
シャネイド
大お祖母様が優しい笑みをリアムさんに向ける
リアム
リアム
シャネイド
ソフィア
シャネイド
シャネイド
大お祖母様は懐かしいような悲しいような目で
曇っている空を見つめていた
ソフィア
シャネイド
シャネイド
シャネイド
大お祖母様に着いていくと美しい空間が現れた
ソフィア
リアム
シャネイド
シャネイド
大お祖母様の指の先には何食わぬ顔でエラが座っていた
ソフィア
エラ
エラ
私は悔しかった
エラのせいで私がこんなに辛い思いをしているのに…
どうしてこんなに優雅な場所でのんびり座っているの?
リアム
リアムさんの瞳には憎しみが映し出されていた
エラ
エラの見下したような表情に
リアムさんの顔が怒りに歪んだ
リアム
リアム
リアムさんはつかつかとエラの方へ進んでいく
エラ
リアム
エラ
リアム
エラ
エラは私の方をチラリと見る
エラに見られた瞬間、またあの激痛に襲われた
ソフィア
ソフィア
シャネイド
大お祖母様が私の肩に手を置いた
ソフィア
ソフィア
リアム
リアム
シャネイド
リアムさんの言葉を制し
大お祖母様が話し出す
シャネイド
大お祖母様の声は先程と違い
重く、冷たい響きがあった
ソフィア
エラ
エラ
シャネイド
シャネイド
ソフィア
エラ
シャネイド
エラ
エラ
リアム
エラ
エラ
エラ
エラ
エラ
エラ
エラ
エラ
ソフィア
リアム
エラ
エラ
ソフィア
エラ
エラ
ソフィア
エラ
エラが歩き出す
私も立ち上がろうと足に力を込めたが
足がぴくぴくと動くだけだった
エラ
エラ
エラは私の足に触れ、呪文を唱えだした
エラ
私は半信半疑で足に力を込めると
スッと立ち上がることが出来た
ソフィア
ソフィア
エラ
エラ
ソフィア
…………
エラ
ソフィア
エラ
エラ
エラ
リアム
リアム
エラ
ソフィア
改めて死の実感が湧き上がり
体がぶるっと震えた
シャネイド
シャネイド
シャネイド
大お祖母様が私を優しく見つめる
ソフィア
エラ
全員が静かに頷く
左手には大お祖母様の少し皺の寄った手
右手にはリアムさんのゴツゴツとした手が
しっかりと握られている
エラ
エラ
…………
エラに呪文を教わった
準備は万端だ
エラ
エラ
エラ
ソフィア
エラ
エラ
エラ
エラ
エラ
エラ
ソフィア
エラ
全員が呪文を唱える
唱え始めて数分が経過した時…
ソフィア
激痛に襲われた
リアム
エラ
エラ
リアム
リアムさんはまた呪文を唱えだした
…………
私はもう限界だった
私はあまりの痛さに気を失った
周りのざわめきに目を覚ます
目を開けると見知った顔があった
ソフィア
リアム
オリビア
お母様は涙を流し泣き崩れた
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
ソフィア
ソフィア
リアム
リアムさんは目を細めクシャッと笑った
ソフィア
ソフィア
リアム
リアム
リアム
リアム
ソフィア
リアム
ソフィア
ソフィア
リアム
リアム
ソフィア
リアム
ソフィア
ソフィア
ソフィア
ソフィア
オリビア
お母様は涙を手で拭いながら言った
リアム
リアム
ソフィア
ソフィア
リアム
リアム
リアム
少しの沈黙が続いたあと、リアムさんは口を開いた
リアム
ソフィア
オリビア
先程の涙はどこへ行ったのか…
お母様はニヤニヤと私たちを交互に見つめた
オリビア
オリビア
お母様はそそくさと部屋を出ていった
リアム
リアム
ソフィア
みるみる顔が熱くなる
リアム
リアムさんはからかうように私を見つめた
ソフィア
リアム
リアムさんは声を出して笑った
こんな顔は始めてみた
とても魅力的だった
ソフィア
その直後、リアムさんは私を抱きしめた
ソフィア
リアム
穏やかな声でリアムさんが言葉を放った
ソフィア
私は冗談交じりでそう言ったのだった
「この景色をまた貴方と」
[完]
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