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私はただ………
ただあなたに会いたかった。
会いたいたかっただけなのに…。
私はあなたを見つけた時、胸が苦しくなった
ドキドキした
その日から毎日。 あなたを探すようになった。
それから私は、いじめをうけるようになった
いじめは……どんどんエスカレートしていった。
苦しくて泣いた。
その時……
タッタッタッ
目の前にあなたがいた。
私は恥ずかしくなって慌てて顔を隠した
しかしあなたは……
ストンッと腰を下ろして、私の泣き顔を見つめた
しばらくしてあなたは
あなた
と聞いてきた。
私は何だか嬉しいか悲しいか分からず
泣いてしまった。
あなたは慌てた様子で…
あなた
と言った。
そして私は
私
と、それが本当なのか確かめた。
するとあなたは
あなた
と、笑顔で言った。
私は今度こそ嬉しくておもいきっきり泣いた。
それからあなたとずっと一緒にいるようになった。
しかしそれを見た女子達が
動き出した。
だけどあなたは、あなたが言った通り 私を守ってくれた。
女子達は力では勝てないからと言って、男を使って 戦わせた。殴り合いが何度も起こった。
あなたは強くはなかったけど、諦めなかったよね。
毎日毎日ボロボロになるまで戦って、本当は辛いのに
あなた
と笑って見せた。
あなたのダメな所はいつも自分の弱さを誰にも 見せない事。
私はあなたのボロボロになっていく体を見て
私
と言った。けど、あなたは聞かなかった。
もうこれ以上あなたの弱っていく所を見たくなかった。
しかし………………
あなたは自殺をして死んでしまった。 屋上から飛び降りたらしい。
やっぱり……よほど辛かったんだね。
もっと早くに止めていれば…あなたは生きていた?
ただあなたのそばにいたかっただけなのに。 もっと一緒に居たかったよ。
守るって言ってくれたのに……あの笑顔で。
嘘つきだ。もう私のそばにいてくれるあなたはいない…
私を守ってくれるあなたはもう何処にもいない…
苦しい……
悔しい……
ごめんなさい。私のせいだ…
また……また一人だ……。
もう一度……あの笑顔で[大丈夫だよ]って言ってよ……
あなた
私
一言つぶやく声が耳元で聞こえた
その先には……
あなたが目の前にいた。
私に笑いかけてきた…
体から半分が消えていた。
私は大声で泣いて、あなたに別れを告げた…。
あなたは一瞬で空気となって消えてしまった。
それから私は
あなたの笑顔を思い出しながら強く生きた。
あなたから教わった事、諦めないで自分と向き合う。
笑顔を絶やさず、勇気をもって。
この事を胸にひめ毎日強く生きる
あなたが私を何処かで見守ってくれていると
信じて…………。