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体育の授業。
僕はナムジュナと一緒にバスケをして、久しぶりに思いっきり汗を流した。
Nam
Hobi
ナムジュナが僕の肩をガシッと抱き寄せて、笑い合う。
転校してきて、こんなに気の合う友達ができるなんて思わなかった。
僕はナムジュナといる時、本当に "ただの高校生" に戻れる気がして、心から笑っていた。
…でも、その視線には気づいていなかったんだ。
放課後。
僕はいつものように、秘密の屋根裏部屋へと向かった。
ドアを開けると、そこにはピアノも弾かず、窓の外をじっと眺めているユンギ先輩がいた。
Hobi
明るく声をかけたのに、先輩は振り返りもしない。
部屋の中に、重たい沈黙が流れる。
Hobi
Suga
低くて、少しだけ刺のある声。
先輩がゆっくりと立ち上がり、僕の方へ歩いてきた。
いつもより、歩幅が大きくて、圧迫感がある。
Hobi
Hobi
Suga
Suga
気がつくと、僕は壁と先輩の腕の間に閉じ込められていた。
いわゆる、壁ドン。
近すぎる距離に、先輩の少しだけ荒い呼吸と、冷たい香水の匂いが混ざり合う。
Hobi
Suga
Suga
Suga
顎をクイッと持ち上げられて、視線を逸らすことも許されない。
Suga
Suga
Suga
心臓が壊れそうなくらい、うるさく脈打っている。
先輩の独占欲。
その重さと熱さに、僕は恐怖よりも、言いようのない高揚感を感じていた。
Hobi
消え入るような声で答えると、先輩はようやく力を抜いて、僕の首筋に顔を埋めた。
その時の先輩の体温は、僕の知っている誰よりも熱かった。
体育の後に飲んだサイダーは、あんなに喉を潤してくれたのに。 先輩の前に立つと、口の中がすぐに乾いてしまう。 怒ったような、でもどこか泣きそうな先輩の瞳。 "僕のことだけ考えて" なんて、そんなの、最初から… 僕の心は、もうとっくに先輩で埋め尽くされているのに。 先輩の独占欲が、僕を甘く縛り付けて離さない。
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