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第2話 - #2ジャニーさん

234

2021年10月26日

#SixTONES

はーちゃん

ータッタッタッー

慎太郎

何〜？北斗〜

北斗

とりあえず座って？○○も慎太郎も

○○

う、うん

北斗

せーの

5人

ごめん！！！

○○

…え？

慎太郎

ちょ、なに？どゆこと？

北斗

○○、あんなに嫌がってたのに、警察に連絡した

樹

○○のためなんだ…。○○のパパと同じように、俺らも、○○には幸せに、笑顔で過ごして欲しくて

北斗

だからほんとにごめん！

○○

…いいよ

5人

え？

○○

慎太郎と話してた。

○○

パパのためにも、警察に連絡しようって

樹

ちょ、ちょっと待って

樹

なんで呼び捨て…？

慎太郎

その事なんだけど、俺らもみんなに話があって

慎太郎

俺と○○、幼なじみなんだよ

5人

…！？

樹

え、ちょ、え！？

ジェシー

HAHAHA！ええ！？

大我

ええ！？

北斗

それ本当？慎太郎

慎太郎

うん。龍太郎も○○知ってる

優吾

まじか…。じゃあ、虐待のことも？

慎太郎

全部知ってる。

慎太郎

○○が虐待受けて、それをおじさんが守り続けてたのも知ってる。

慎太郎

でも、10年以上会ってなかったから、どんな状況か知らなかった。

北斗

そっか

慎太郎

ただ、アザが増えてて、おばさん相変わらずなんだと思った

大我

だから、慎太郎、○○をどうするかって話した時、真っ先に守るって言ったんだ

慎太郎

うん、俺が5歳の時に○○生まれて、母親同士が仲良くて赤ちゃんの○○をずっと近くで見てきた

○○

慎太郎…

慎太郎

○○が保育園に入る半年前、遊んだのがそれで最後で、その時見た笑顔が最後だった

慎太郎

そこから、俺も仕事で忙しくなって、しまいには会わなくなった。だから、樹と北斗が○○を連れて帰ってきた時、びっくりしたんだ。でも、俺の知ってる○○とは違って、笑顔が消えてて、その代わりアザが増えてて悲しかった

慎太郎

あのころの○○の笑顔をもう一度取り戻したい。そう思ったんだ

北斗

なるほどな

北斗

ありがと。慎太郎。話してくれて

樹

北斗そろそろじゃね？警察来んの

慎太郎

え、来るの？

○○

……

樹

○○の母親連れて来るらしい

○○

…え、

北斗

○○、大丈夫。何があっても俺らが守るし、慎太郎もいる。な？

○○

う、うん

ピンポーン

樹

来たか

ピンポーン

優吾

はい

警察

先程連絡頂きました、××警察署のものです。

警察

お電話頂いた方は？

樹

俺です

警察

あ、こんにちわ

警察

○○さんという方は…？

○○

わ、私です

警察

こちらが、あなたの母親で間違いありませんか？

ママ

なに、あなたまだ生きてたの？

ママ

帰ってこないから、死んだと思ったわ

○○

…ｯ！

慎太郎

お久しぶりです、おばさん

ママ

あなたは？

慎太郎

慎太郎ですよ。覚えてませんか？

ママ

あぁ〜！△△のとこの慎ちゃん？

慎太郎

はい、そうです

ママ

大きくなったわねぇ

ママ

にしても大変ねぇ。なにも出来ないし、居ても邪魔なこの子を家にあげたりなんかして

6人

(クッ…！)

慎太郎

そんなことないですよ。○○は昔と変わらず可愛くて、なんでも手伝ってくれる、いい子ですよ

ママ

そーなのー？家じゃなーんにもしてくれないのよ？そんな子居ても邪魔じゃない

樹

あの…！

○○

いい加減にしてよ！！！

○○

何もしてないの、ママじゃん！！

ママ

はぁ？子どもの分際で、親に逆らうの？

○○

仕事が上手くいかなくなってから、お酒ばっか飲んで

○○

パパが仕事で貯めたお金も、無くなったと思えばママがお酒とおつまみに使って、それでもパパは怒らずに家事から育児からして

6人

(○○…)

○○

パパが死んだのもママのせいじゃん！！

○○

パパが亡くなって、誰がずっとママのお世話してきたと思ってんの！！

○○

お酒がなくなったら、買って来いって。はぁ！？私未成年だから買えるわけないじゃん！！バカなの！？
それで家に帰って買えなかったって言ったら、物使って殴ったり蹴ったりしてさぁ！本当にそれが母親のすることなの！？

ﾊﾟﾁﾝｯ！

○○

…ｯ

6人

○○！！！

警察

○○さん、あざ、見せてくれませんか？

北斗

いい？○○

○○

…

○○

…ｽｯ

警察

はい、確認致しました。

警察

○○さんの証言も頂いて、証拠も見て、お母さん。あなたを子ども虐待の容疑で逮捕します

ママ

なんでよ！？私何も悪いことしてないじゃない！！

警察

虐待も立派な犯罪です。

警察

○○さん、最後に言いたいことはありますか？

○○

…

樹

俺が代わりに言います。

樹

もう二度と、○○と俺たちの前に現れないで下さい

ママ

…ッチ！二度と現れないわ！こんな娘を産んだ私が馬鹿だったわ！

6人

(はぁ？)

警察

さぁ、行きましょうか

警察

ご協力ありがとうございました

北斗

こちらこそ

警察

では、失礼いたします

ーパタンー

○○

…(ﾌﾗｰ

慎太郎

○○！！

○○

…ｸﾞｽｯ…ｸﾞｽｯ

北斗

とりあえずリビングに

5人

うん

慎太郎

○○、下ろすよ？

○○

…(ｺｸｯ

樹

大丈夫か？

○○

…

大我

大丈夫なわけないじゃん。目の前で母親逮捕されたんだから

優吾

確かに。虐待されたと言っても、○○にとってはたった1人の親で家族だったんだ

6人

……

○○

…

○○

…

○○

…慎太郎

慎太郎

ん？どうした？

○○

…あれで、良かったんだよね…？

慎太郎

…うん

○○

もう、ママに会わなくていいんだよね…

慎太郎

うん…そうだよ

○○

…ｸﾞｽｯ…ｸﾞｽｯ

北斗

樹、そろそろ

樹

ん？あぁ

樹

○○、あんなことあった後で申し訳ないけど、もうそろそろ事務所に行く時間なんだ

樹

○○が行きたいって言うのであれば、その前に服屋よって、とりあえず今日の服を買ってから行こうと思う。

樹

でももし、○○が行かないって言うんだったら、メンバー1人残していくつもり。○○はどうしたい？

○○

……

慎太郎

○○のしたいようでいいんだよ？

○○

(私の、したいよう)

○○

…行く

○○

服、欲しいし

樹

じゃあ、決まり

優吾

服でつられたな笑

ジェシー

HAHAHA！まぁ、いいんじゃない？

ジェシー

俺もモノで釣られる時あるし！HAHA！

優吾

お前はダメだろ笑

ピンポーン

ストマネ

おーい。迎えに来たぞ〜

北斗

○○、紹介するね。

北斗

この人は、俺たちのマネージャー。この人の車で仕事行ったり来たりするんだ

○○

…(ﾍﾟｺ

ストマネ

君が○○ね。こいつらから話聞いてる

ストマネ

とりあえず行こうか

6人

うん

〜車内〜

樹

あ、マネさん。途中で服屋よって

ストマネ

なんで？

樹

○○の着る服買わないと。さすがに同じ服は○○も嫌だろうから

ストマネ

おっけー

ストマネ

着いたぞー

6人

ありがとー

慎太郎

○○、行こっか

○○

うん

スタスタ

○○

慎太郎ー、このセットアップどうかな？

慎太郎

んー？おー、いいじゃん！

○○

ほんと！？

慎太郎

でも長ズボン暑くない？

○○

オシャレは、暑さも我慢するんですー

慎太郎

へぇ〜

樹

○○ー！ちょっと来てー！

○○

はーい

慎太郎

あ、じゃあ、それ買っとくよ

○○

ありがとー

慎太郎

いいってことよ！ほら、行っといでー

○○

うん！

北斗

さすが幼なじみだな。

慎太郎

え？

北斗

慎太郎の前だと、普通に話してる

慎太郎

それだけじゃないと思うよ？

北斗

え？

慎太郎

さっき、母親に言いたいこと全部言ったから、ほっとした部分もあると思うよ。あいつ、1人で溜め込むくせあるからさ。俺らも気をつけて見てやんないと。…あざっしたー

北斗

そうだな

樹

あ、きた！

○○

どうしたの？

樹

○○ってさ、耳開いてんの？

○○

え？うん。

大我

マジで！？

○○

うん、ほら

樹

ほんとだ…。

大我

うん

樹

え？軟骨もあいてんじゃん

○○

うん。高校生の時に開けたの

樹

んじゃあ、これ合うべ

○○

？

樹

ほれ

○○

え！可愛い！

大我

どれ〜？

○○

ほら！

大我

へぇ〜。じゅりには似合わないね

樹

うるさいなー。○○思って選んだんだよ

○○

ありがと！

樹

じゃあ買ってくるわ

大我

はいよー

○○

ほんとにいいのかな？

大我

え？

○○

みんなに買ってもらってばっかで。

○○

元はと言えば私が巻いた種なのに、みんなを巻き込んで、

○○

家に帰りたくないって言う私のわがまま聞いてくれて、1から全て買うなんて。どれくらいお金かかるかわかんないのに…

大我

○○…

ジェシー

○○ー！ちょっと来てくんない？

○○

あ、はーい！

○○

じゃあ行ってくるね

大我

あ…

樹

ただいま〜って○○は？

大我

ジェシーに呼ばれて靴の方行った

樹

そっか。…きょも、なんかあった？

大我

グループLINEで言うわ

樹

おけ

グループLINEにて

大我

みんな、ちょっといい？

優吾

うん

北斗

どうした？

慎太郎

きょもからって珍しいじゃん

大我

あぁ、うん

樹

○○のこと？

大我

うん

北斗

そういや、ジェシーは？

優吾

○○の靴選び

北斗

あーね

樹

で、きょも。どした？

大我

樹が○○のピアス買いに行ってる時、○○が言ってたんだ

大我

ほんとにいいのかな。
みんなに買ってもらってばっかでって

大我

元はと言えば私が巻いた種なのに、みんなを巻き込んで。家に帰りたくないって言う私のわがままきいてくれて、1から全て買うなんて。どれくらいお金かかるかわかんないのにって

樹

ちょっと待って。誰が1から集めればいいって言った？

慎太郎

俺。あの家に入ったら、○○、過呼吸起こしそうだと思って。それに、家の中自体見たくないかもだし

慎太郎

帰りたくなければ、1から集めればいい。金は俺らが出すからって

慎太郎

別に俺が言わなくても、樹辺りが言ってるでしょ

樹

まぁ、そうだな。

北斗

確かに

大我

どうやったら、○○が安心して俺らと居れるのかなって思ってさ

ジェシー

買い物終わったよーって何の話？

優吾

あ、ジェシー。読み返して

ジェシー

わかった

ジェシー

読み終えた。

北斗

慎太郎はどう思う？

慎太郎

俺？ん〜

慎太郎

○○は、人のお金を勝手に使う人を間近で見てきたから、人のお金でなにかを買うことに線を引いてるんだと思う

慎太郎

おばさんが、おじさんのお金でしか買ってなかったみたいで、○○にほしいものなかなか買ってあげられないって、前におじさん言ってた。

大我

そうなんだ…

慎太郎

だから、○○自身、人に買ってもらうことに慣れてないんだよ

樹

そういう事ね。

北斗

まぁ、とりあえずさ、車戻ろ

大我

だね

樹

マネさんお待たせー

ストマネ

遅せぇよ。もう昼じゃねぇか

北斗

まあまあ、いいじゃない。ジャニーさん、昼からでしょ？

樹

おん

ストマネ

ならいいか。てか、○○は？

大我

着替え終わって、店員さんに無料でメイクしてもらってる

慎太郎

もうそろそろ来るんじゃない？

○○

おまたせー

6人

○○

どう、かな？

樹

いいじゃん！

北斗

うん、似合ってる

○○

ほんと！？

慎太郎

○○らしいよ

○○

ありがとう

○○

あ、ストマネさん、今日はよろしくお願いします

ストマネ

こちらこそ

ストマネ

じゃあ行くぞー

6人

はーい

ーコンコンー

6人

失礼します！

？？？

よく来たね。YOUかい？君達が言っていたのは

北斗

うん。そうだよ

慎太郎

自己紹介して

○○

○、○○です…

？？？

僕はジャニーだよ。よろしくね

樹

あのね、ジャニーさん

樹

実は…

ｰｰｰｰｰｰ

樹

ってことがあって

ジャニーさん

なるほどね。それで家を大きくしたいと。

優吾

そうなんすよ

ジェシー

お願い、ジャニーさん

大我

○○を守りたいんだよ

ジャニーさん

YOUは？

○○

え、？

ジャニーさん

YOUはどうしたい？

○○

わ、私は…

○○

彼らと一緒にいたいです。

○○

何故か、彼らといると落ち着きますし、何より、幼なじみの慎太郎がいますし

ジャニーさん

YOUたち、幼なじみなの？

慎太郎

うん、そうだよ

ジャニーさん

ならもう、ひとつだよ。

ジャニーさん

YOUたち、7人でシェアハウスだ。家も用意してある

ジェシー

さすがジャニーさん！

ジャニーさん

あ、それとYOU

○○

あ、はい！

ジャニーさん

僕にはタメ口ね？いい？

○○

あ、うん。わかった

ジャニーさん

よし。マネージャーに住所の紙渡すから、そこに行きなさい

6人

ありがとう！

○○

ありがとう！

ストマネ

じゃあ行こうか

6人

失礼します！

ストマネ

着いたぞー

6人

！？

ジェシー

広ぇー

樹

ジャニーさん、さすがだな

北斗

あぁ。

慎太郎

ねえ！ちょっと来て！

5人

？

優吾

慎太郎〜？どした？

慎太郎

どうしたじゃないよ！俺らの荷物あんだけど！

樹

え！？ほんとだ

大我

マネさん、どゆこと？

ストマネ

お前らがジャニーさんと話してる時に業者さんに頼んで運んでもらった

ジェシー

さすがマネ！仕事早い！

北斗

ってなると、あとは○○の荷物だけか

ストマネ

その事なんだけど、ジャニーさんから伝言

ストマネ

○○も聞いとけー

○○

はい

ストマネ

YOUの荷物のお金は、会社が持つ。だけど、服や化粧品、靴や小物は彼らに買ってもらいなさい。だってよ

○○

…

ストマネ

あ、あと樹。会社からだすお金、お前に預けるらしいから、今から会社戻るぞ

樹

ういー

樹

ちょっと行ってくるわー

5人

行ってら〜

ーガチャー

樹

ただいま〜

優吾

おかえり〜

○○

おかえり〜

優吾

いくら預かってきたの？

樹

それがさ、まじやばいんよ笑

慎太郎

え、いくらいくら？

樹

30万…

優吾

え！？

○○

…！？

大我

やべぇ…笑

樹

やばいよな！

北斗

○○？

○○

え、あ、なに？

北斗

○○が今1番欲しいものって何？

○○

今1番欲しい…もの

北斗

うん。

樹

それ聞かなきゃな。北斗ナイス

北斗

はいはい

○○

あ、あれかも。

○○

ママに壊されるまでは絶対手放さなかった3点があって

北斗

なに？

○○

スマホとタブレットとノートパソコン

○○

タブレットとノートパソコンは壊されちゃって、使えなくなっちゃったんだよね…

北斗

そっか。まずはそれ買って、余ったお金で、必要なもの買えばいいんじゃない？

樹

そうだな

慎太郎

そうしよ！

ジェシー

決定〜！

優吾

じゃあ、みんな寝ようか

大我

そうだね

6人

おやすみー

○○

おやすみー

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