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第3話 - #3パパが遺してくれたもの

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2021年10月27日

#SixTONES

はーちゃん

ートントントンー

○○

ん〜…北斗くん、おはよー

北斗

あ、○○。おはよう

○○

北斗くんて、いつも早いの？

北斗

あ〜、俺、寝るのも早いから、

○○

へぇ〜。ちなみに何時？

北斗

寝るのは、遅くても11時前。朝は4時とか

○○

おじいちゃんじゃん

北斗

うるせぇな〜

樹

ん〜…

北斗

あれ？樹珍しいじゃん。朝早いなんて

樹

仕事〜…。顔洗ってくる

北斗

はーい

優吾

おはよー

大我

おはよー

ジェシー

Good morning！

北斗

なに、お前らも仕事？

優吾

そー。って言っても、俺と大我は午前中だけだけどねー

北斗

じゃあ、今日一日オフは俺と慎太郎だけか

樹

で、北斗、○○と何話してたの？

北斗

ん？あ〜、何時に寝て、何時に起きるかの話

北斗

俺の寝る時間と起きる時間話したら、おじいちゃんって言われた

ジェシー

HAHAHA！確かに！

樹

北斗早いもんな〜

大我

そういう○○は？

○○

私？私は…

○○

基本は、早くても1時半とか。んでもって、起きるのは、4時半とか5時とか

6人

！？

慎太郎

睡眠時間少なくない？

大我

ぉお！？慎太郎！いつの間に？

慎太郎

○○の基本は、の辺りから

樹

いや、でも少ないよ。

○○

そう？でも仕方ないじゃん？あんな人の世話してたら、寝たくても寝られないよ。それに、もう習慣づいちゃったし

北斗

まぁまぁ、とりあえず食べよ。できたから

○○

ありがとう。

北斗

○○、コーンスープでよかった？

○○

もち。ありがとう

北斗

ん

北斗

じゃあ、

7人

いただきまーす！

ｰｰｰｰｰｰ

7人

ごちそうさまでしたー

樹

いってきまーす

ーガチャー

大我

いってきまーす

ジェシー

行ってき巻き寿司！HAHA！

優吾

いってきまーす

○○

いってらっしゃーい

慎太郎

いってら〜

北斗

いってらっしゃーい

ーパタンー

北斗

準備できたー？

○○

うんー

慎太郎

俺もー

北斗

じゃあ、行くか

○○

はーい

〜車内にて〜

北斗

そいやさ、こーちと京本、仕事終わりのまんま合流するって

慎太郎

おっけー

○○

慎太郎〜？

慎太郎

なに〜？

○○

スマホ貸して〜

慎太郎

音楽？

○○

うん

慎太郎

いいよー。…ほい

○○

ありがとう

○○

…〜♪

北斗

ふつーに○○喋ってる

北斗

にしても、よくわかったな。音楽って

慎太郎

ん？あぁ…

慎太郎

みんなには言ってなかったんだけど、俺たち、離れてから、1度だけばったり会ったんだよね

北斗

え？

慎太郎

実家に帰った頃の話なんだけどさ、神奈川に。

北斗

うん

慎太郎

久しぶりに散歩しようと思って、歩いてたのよ

慎太郎

そしたら、公園のベンチで音楽聴きながら座ってる○○見つけてさ

慎太郎

何してるの？って聞いたら音楽って

慎太郎

つらい時、しんどくて苦しい時、もうまさにその時でさ、○○。音楽に助けてもらったらしくて。

慎太郎

つらい時、しんどくて苦しい壁を乗り越えるときに音楽聴くらしくて。だから、今、なにかを乗り越えようとしてるんじゃないかな

北斗

そうだったんだ。

北斗

このこともあいつらに話した方が良さそうだね。

北斗

○○が音楽を聴いてる時や求めてる時は、そういう時なんだってことをさ。

慎太郎

だね。

慎太郎

○○ー、着いたよー

○○

ありがと〜。慎太郎〜

○○

あとこれ、ありがとう〜

北斗

じゃあ行きますか

店員

いらっしゃいませ〜

北斗

○○〜、機種何にするか決まってる？

○○

もち！iPhone13proと、あの〜、あれ

○○

パソコンとタブレットが合体してるやつ

慎太郎

あ〜、あれね。これね。

○○

そうそう！後、超薄いノートパソコンあるじゃん？あれ

北斗

了解

北斗

じゃあ、この3点、お願いします

北斗

本人名義で

店員

かしこまりました。ご本人のお名前を伺ってもよろしいですか？

○○

○○です

店員

○○様ですね。少々お待ちください

店員

…

店員

契約完了致しました。

○○

ありがとうございます

店員

全てで、15万円です。

慎太郎

15万！？全部で！？

北斗

もっといくかと思った。

○○

ねぇ

北斗

ほい、○○

○○

ありがとう！

慎太郎

じゃあ行きますか！

○○

うん！

〜車内にて〜

○○

…〜♪

北斗

○○、嬉しそうだな

慎太郎

だね

慎太郎

あ！そうだ！

○○

！？

北斗

びっくりした〜。なに？

慎太郎

連絡先！○○！

○○

え？あ、交換？

慎太郎

そう！しなきゃ不便じゃん！

北斗

確かに

○○

そうだね。2人のスマホ貸して。私がする

北斗

ん。これ、慎太郎の

○○

ん。あ、ねぇ、北斗

北斗

！？

○○

あ、ごめん。

北斗

いや、いいけど。なに？

○○

くん付けるのめんどくさいから、呼び捨てでいいか聞こうと思って

北斗

なんだ、そのこと？いいよ、別に

○○

そ？ありがとう

北斗

○○ってこんなキャラなの？…(ﾎﾞｿｯ)

慎太郎

正直、俺も驚いてる。長いこと会ってなかったから。…(ﾎﾞｿｯ)

○○

…

○○

できたー。はい、北斗。こっち慎太郎

北斗

さんきゅー

慎太郎

ねぇ、○○

○○

ん？

慎太郎

○○って、そんなキャラだったっけ？

○○

え？

慎太郎

いや、なんか心ここに在らずって言うか、冷たいっていうか…

○○

誰もが、昔と同じキャラなわけないじゃん。

慎太郎

そっか、そうだよね。

○○

でも、ごめん。

○○

2人がそう感じてるのなら、ごめん。

○○

少し考え事してただけだから。

北斗

そっか。俺らの方こそごめん。勝手にキャラ決めつけたりして

○○

んーん。こっちこそごめんね？

○○

音楽聴いてるから、着いたら呼んで

北斗

ん

慎太郎

なぁ、北斗

北斗

なに

慎太郎

○○、多分何かを抱えてるんじゃないかな

北斗

え？

慎太郎

あいつがなにか抱えてる時って、人に当たったり、塩対応になったり、口調荒くなったりすんだよ。

北斗

そうなんだ

慎太郎

幼なじみだからって、あいつの悩みとか一切聞いたことなくて、弱音も。それに、ほら。…（ﾁﾗ

北斗

音楽…か

慎太郎

そ。なにか抱えてるんだよ。○○が話すまでそっとしとこ？時々、部屋に様子見に行ったりしながらさ。

北斗

あぁ。

慎太郎

よし、着いた〜。○○〜、着いたよー

○○

ん〜…？ごめん、寝てた…

北斗

おはよう

○○

おはよー

○○

行こー

北斗

そうだな。行くぞ、慎太郎

慎太郎

はーい

ザワザワ

○○

人いっぱいだね

北斗

だな

慎太郎

よし、行っくぞー！

○○

あ、慎太郎〜！待ってよー！

タッタッタッ…

大我

あ、北斗じゃん

優吾

お、いたいた

北斗

こーち、京本。おつかれ

大我

おつかれー

優吾

おつかれー

優吾

2人は？

北斗

慎太郎〜が走ってって、それを○○が追っかけてった

大我

笑笑

北斗

あ、そだ。あのさ、

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

北斗

あ…。はい

北斗

うん、うん。分かった

北斗

今こーちと京本も合流したから行くわ。うん。はーい

優吾

誰？

北斗

慎太郎。○○が気になる店を見つけたらしく、そこにいるから来てって。

優吾

じゃあ行くか

大我

うん

スタスタ…

北斗

あ、いた

○○

北斗〜！はやくー！大我も優吾も！

優吾

え、？ちょっとまって？

大我

なんで呼び捨て？

北斗

なんか、くん付けるのめんどくさいらしい

優吾

自由なやつ笑

○○

ねぇ、見て！この座卓とこの勉強机可愛くない？シンプルだし！

慎太郎

いいじゃん！

大我

○○ってシンプル好きなの？

○○

シンプル・イズ・ベスト！

北斗

確かに。いちばん無難かもね

○○

でしょ？なおかつ、可愛いし！

○○

ってことで、はい！このふたつね！

北斗

はいはい。次は？どこ行くの？

○○

ベッドと、スタンド電気！

北斗

払ってから行くから、京本と慎太郎は、○○についてって。こーちは残って

優吾

なんで俺なんだよ笑

○○

優吾どんまい！

慎太郎

どんまい！

○○

大我、慎太郎、行くよー

大我

はーい

慎太郎

レッツゴー！

〜車内にて〜

○○

ふぅ〜…。疲れた

北斗

走りすぎだよ笑

○○

だって、慎太郎早いんだもん〜

慎太郎

あはは！笑でも楽しかったからいいじゃない！

○○

まぁね〜

○○

大我と優吾、連絡先交換しよー

大我

いいよー

優吾

俺もー。はい

○○

ありがと〜

北斗

次は？

○○

服屋ー。それから、百均ー。

○○

後さ…。

北斗

どうした？

○○

…家、寄ってくれない？

4人

！？

慎太郎

大丈夫なの？

○○

うん、だってみんないるし。鍵は持ってるし。

○○

それに、パパの写真を取りに行くだけだから

4人

…

北斗

じゃあ、家は最後にしよう

優吾

とりあえず服だね

大我

うん

慎太郎

レッツゴー！

優吾

着いたよー

○○

これ…と、これ

○○

寝巻きはこれでしょ？

○○

それから…

北斗

慎太郎…(ﾎﾞｿｯ)

慎太郎

なに？北斗

北斗

○○、楽しそうだな。

慎太郎

うん。買い物してる時が、生き生きしてる

大我

なんかあったの？

慎太郎

ちょっとね。帰ってから話すよ

優吾

りょうかーい

○○

北斗ー！全部決まった〜！

北斗

全部〜？

○○

うんー！服もカバンも靴も〜！あと残すは、化粧品のみ！

北斗

はーい！

慎太郎

誰がだす？

大我

ジャンケン！

4人

最初はグー、じゃんけん、ぽん！

大我

俺だ。

慎太郎

きょもなら心配ないね！

優吾

お坊ちゃんだしな笑

大我

はいはい

ｰｰｰｰｰｰ

○○

ふぅ〜…。

○○

ありがと！大我！

大我

どういたしましてー

北斗

めっちゃ買ったな笑

○○

男性は簡単だけどさ、女性は難しいのよ。女性ファッションだけじゃないしね。今回。男性ファッションもしてみたくて、大きめのサイズいっぱい！女性用のやつも大きサイズばかり

慎太郎

ほんとだ笑俺でも着れるような服もあるよ。

優吾

でもなんで、大きいもの？

○○

大きいものしか勝たん！

慎太郎

それな！

北斗

慎太郎、勝たんって？

慎太郎

1番って意味

大我

なるほどね〜

優吾

さ、次行こっか

○○

はーい

〜車内にて〜

優吾

あと化粧品だっけ？○○

○○

…〜♪

慎太郎

○○？

○○

…なに？

慎太郎

あと化粧品だっけ？ってこーちがきいてる

○○

あ〜、うん。その事なんだけどさ、

4人

？

○○

家から持ってこようって思って。

○○

化粧品だけは、何としてでも阻止したくて。部屋のベッドの下の奥の方に、保管してある。から、家に寄って。その時にBOXも持ってくる。

北斗

BOX？

○○

うん。下着とか入れる用のBOXよ。
服とかはハンガーにかけて、クローゼットみたいな押し入れのラックにかけとけばいいけどさ、下着はそういうわけにはいかないじゃん。だから。

北斗

なるほどね。

優吾

じゃあ、家でいい？

○○

…(ｺｸｯ

大我

でも、1人で入れるの？

○○

…

大我

誰かついて行った方が…

慎太郎

俺行くよ。家の中の構造、だいたい知ってるし

北斗

そうだな。ここは幼なじみである慎太郎が適任だな

優吾

じゃあ、家向かうね

優吾

着いたよ

北斗

降りよっか

○○

…(ｺｸｯ

○○

……

慎太郎

○○、大丈夫？

○○

…(ｺｸｯ

北斗

俺らは、外にいるよ。慎太郎がついてってくれるから

○○

わ、わかった…

ーガチャー

○○

…

慎太郎

変わってないね

○○

…うん

○○

あ、足元気をつけて…

○○

散らばってるから

慎太郎

おっと…。あっぶねぇ…

○○

…パパ…ｸﾞｽｯ

○○

…ｸﾞｽｯ

慎太郎

○○…

慎太郎

持った？おじさんの写真…ってそれは？

○○

パ、パパが亡くなる前に、ママに見つからないように遺していったみたい。

○○

…ｯ！

慎太郎

○○？

○○

お金……と、これ

慎太郎

ブレスレット？

○○

うん、私がずっと欲しいって言ってたヤツ。5万円の

慎太郎

5万！？これ一個で？

○○

うん。パパ、買ってくれてたんだ…。

○○

パパ…。…ｸﾞｽｯ。あり、がとう

慎太郎

そろそろ出ようか

○○

…(ｺｸｯ

優吾

お、出てきた

北斗

○○！？

大我

大丈夫！？

慎太郎

少し、そっとしておいてあげて。

慎太郎

帰ったら説明するから、とりあえず車に

北斗

あぁ。

ーガチャー

樹

あ、帰ってきた

ジェシー

おかえり〜…って○○！？

樹

何があった？

北斗

慎太郎から説明あるから。みんな座って

慎太郎

○○、居たくなかったら、部屋にいていいんだよ？

○○

…(ﾌﾘﾌﾘ

○○

音…楽、聴いてる

慎太郎

そっか

6人

(ｺｸｯ)

慎太郎

まず初めに、北斗と○○と3人で、スマホ買いに行ったのよ。その時北斗には話したんだけど、

慎太郎

俺ら離れてから、1度だけばったり会ったんだよね。神奈川で

慎太郎

実家に帰って、散歩してたら、公園のベンチで音楽聴きながら座ってる○○に会ったんだ。その時、○○言ってたんだ

慎太郎

○○が音楽聴いてる時は、つらい時や苦しくてしんどい時、そして、つらい壁やしんどい壁を乗り越えようとしてる時だって。○○、まさにその時だったからさ、音楽に助けてもらったらしくて

樹

うん

慎太郎

んで、○○ね？考え事してる時や何かを抱えてる時って、人に当たったり、塩対応になったり、口調が荒くなんのよ。そこはみんなもわかってて欲しくて。

慎太郎

で、会社に行く前服屋寄ったっしょ？
その時も、北斗が隣にいて、話したんだけど、○○、1人で抱え込む癖あるから、気をつけて見てやらないとって話したんよ。

樹

なるほどね。

優吾

今までの話はわかった。さっき泣いてた理由は？

大我

俺も知りたい

慎太郎

ちょっと待ってね。…○○？

○○

…､なに？

慎太郎

さっきの泣いてた理由、話してもいい？

○○

…

○○

…私が話す

慎太郎

わかった

○○

買い物が終わって、家に寄ってもらったの

樹

家？

○○

うん。生活に必要なものは全て揃ったんだけど、パパだけ。パパの写真が欲しくて、家に入ったの…

北斗

ゆっくりでいいよ

○○

…(ｺｸｯ

○○

でね？怖いから、慎太郎についてきてもらって、部屋に入ったの

○○

それで、机の引き出し開けたら、奥にこれが入ってて…

大我

なにこれ？

樹

お金だな。

○○

うん…。いくらかはわかんないけど、お金と一緒にこれも入ってて

北斗

ブレスレット？

○○

うん。私がずっと欲しいって言ってたやつで。1個5万

5人

5万！？

樹

1個！？

○○

うん。これ見つけた時、すごく嬉しくて。

○○

パパ、覚えててくれたんだ…って

○○

ママに見つからないように遺してくれたんだって。私のために…。でも、それと同時に、パパのこと思い出しちゃって…

北斗

それで泣いたってわけね

樹

お金っていくら？

○○

んっとね…。100…万

6人

！？

慎太郎

おじさん、密かに貯めてたんだろうね。

○○

うん

北斗

ありがとう。話してくれて

○○

…(ﾌﾘﾌﾘ

○○

…〜♪

北斗

あ、戻った

慎太郎

○○なりに、勇気出したんだよ

樹

だな。

ジェシー

俺らのやることは決まったんじゃない？

大我

だね

北斗

○○を何としてでも守る

樹

○○の笑顔を取り戻す

慎太郎

○○に怒らない。怒ったら、過呼吸起こしそうだから。あと手を出さない。色々な意味で

北斗

特に樹

樹

なんでだよ！お前らもだろ！

ジェシー

HAHAHA！

北斗

樹よりかはマシだと思うよ？みんな

優吾

確かに樹は危ない笑

大我

確かに笑

樹

わぁったよ

北斗

じゃあ、とりあえずこのルールね

5人

おう！

○○

あ、樹とジェシー

樹

！？ちょ、もう1回呼んで！

○○

なんで

樹

なんか、グッときた！

ジェシー

確かに！

○○

えー、やだ

北斗

で、どうした？○○

○○

あー、いや、樹とジェシーだけ連絡先交換してないなって

樹

(北斗！ナイス！)

北斗

はいはい

4人

(こいつ、ハマったな)

北斗

じゃあ、俺と京本と慎太郎とこーちは○○の荷物下ろすか

優吾

あぁ

大我

だね

北斗

車行って荷物下ろしてくるわ。

ジェシー

はーい

ジェシー

○○〜、交換しよ〜〜

○○

いいよ〜。はい！

北斗

ジェシー！それ終わったら、慎太郎と○○の部屋までベッドと机運んでー！

ジェシー

はいよー！

ジェシー

よし、今行くー！

タッタッタッ…

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はーちゃん

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