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キヌエ
キヌエ
キヌエ
中学のころ
仲が良かった親友がいつからか長袖を着るようになっていた。
真夏日なのになんで着ているのか不思議に思って
夢野
と、聞いてみると
親友
と、笑いながら話す。
それから数日後
親友は学校へ来なくなった。
前に体調が悪いといっていたのを思いだし
メールを送ったりしたが、既読さえつかなかった
だけど、ある日
親友から電話がきた。
出てみたものの
何も聞こえない。
もしかしたら掛け間違えたのかと思い
電話を切ろうとしたとき、
親友
と、か細い声で言う親友
突然のことでなにを言っているのか
分からなかった私は、
夢野
夢野
と、聞き返してしまった。
でも、そんな私の問いにも答えず
親友は自分の話を
泣きそうな声で話し出した
親友
親友
親友
親友
親友
親友
私は何も言えず、
ただ無言のまま親友の話を聞いていた
親友
親友
親友は号泣しながら私に
訴えかけてきた
その訴えに私も何か答えなければ
だけど言葉が思い付かない
だから私はその場で思いついた言葉を親友に言った
夢野
と、泣きながら言った私に親友は
親友
夢野
と、いい電話を切った
次の日
私は親友を待っていた。
でも、親友は来なかった。
それから数日後
私は棺桶の前にたった
中で眠っているのは
やけに肌を白く塗られた
親友だった
夢野
と、泣きながら私は親友に話しかけた
夢野
と、いい葬式をあとにした。
完