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nanami
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BL注意‼️
高橋陽向
朝の住宅街に、元気な声が響く。
家の前で大きく 手を振っているのは、高橋陽向。
その向こうから歩いてくるのは、 幼なじみの藤堂湊。
藤堂湊
高橋陽向
陽向は走ってきて、勢いよく 湊の隣に並んだ。
高橋陽向
藤堂湊
高橋陽向
焦る陽向を見て、湊は少し笑う。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
湊はそう言って、陽向の頭を 軽くぽんっと叩いた。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
二人は小さい頃からずっと 一緒だった。
家も隣。
登校も一緒。
気づけば、いつも隣にいる。
放課後。
夕焼けの帰り道。
高橋陽向
陽向が大きく伸びをする。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
高橋陽向
湊がくすっと笑う。
藤堂湊
高橋陽向
陽向はむっとして湊を見る。
そのとき。
歩道の段差につまずいた。
高橋陽向
体が前に傾く。
その瞬間。
ぐっと腕を掴まれた。
藤堂湊
気づいたら、湊のすぐ目の前にいた。
距離が、すごく近い。
高橋陽向
心臓がドクンと鳴る。
藤堂湊
湊が静かに言う。
高橋陽向
でも腕は、まだ離されない。
高橋陽向
そう言うと、彼は少しだけ笑った。
藤堂湊
そう言って、やっと手を離す。
陽向の心臓はまだ速いままだった。
少し歩いたあと。
陽向がふと思い出したように言う
高橋陽向
藤堂湊
高橋陽向
一瞬、沈黙が流れる。
湊は少しだけ空を見上げた。
藤堂湊
高橋陽向
陽向はびっくりする。
高橋陽向
藤堂湊
高橋陽向
湊は少し笑った。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
陽向は首を傾げた。
高橋陽向
その言葉を聞いて。
湊は小さく息をついた。
そして、陽向の頭に手を置く。
藤堂湊
高橋陽向
湊は少しだけ近づいて言った。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
陽向は困った顔をする。
すると湊は、くすっと笑った。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
夕焼けの帰り道。
湊は前を向いたまま言う。
藤堂湊
高橋陽向
藤堂湊
ドキッとした。
その意味を、まだうまく 理解できない。
でも。
胸が少しだけ熱くなる。
ずっと一緒にいる幼なじみ。
だけどもしかしたら——
この関係は、もう少しで 変わるのかもしれない。