‪”‬ 人見知りの 花子さん ‪”‬

気付けば 二年へと なっていた 。 彼は すっかり 私の扱いに慣れたかのようで , 最近では 茶化すように 苗字で 呼ばれている 。

後ろから ‪”‬ なあ ごめんって ‪”‬ なんて 手を合わせて 追いかけてくるのを 無視していると

我らの 可愛い 夜久衛輔くん 。 眉を下げて 呆れたように 笑って やってきた

お得意の 回し蹴りを した途端 , 痛そうに 尻を抑えている

いつものように 私達を見て 笑っている 信行くん

二年に なっても 相変わらずな 様子に 思わず 笑った

鉄朗くんの 幼馴染 , 孤爪研磨くんと 挨拶をした

人見知りが 発動してしまって 申し訳ない 気持ちで いると

思わず 驚いて 顔を上げると , 綺麗な目をした 彼と 目が合った

面と向かって , 勇気を出して 話した

すると , 研磨くんは 目を少し逸らして

そう伝えると , 少し 微笑んだあと ‪”‬ わかった ‪”‬ と 一言 伝えてくれた

お ま け

見た目が 不良な 猛虎くんと , 無口気味な 招平くん

背筋を伸ばして 固まる 猛虎くんと , ぐっとポーズを 浮かべる 招平くん に 苦笑する