White Stage 𓂃 𓈒𓏸
12月3日、スタジオは衣装合わせで少し慌ただしかった。 暖房が効いているにもかかわらず、 冬の冷たさは体に残る。窓の外では雪が舞い、街灯に反射してキラキラ光っていた
翔太は赤いジャケットを織り、鏡の前で腕を動かしてみる。
shota
衣装担当が駆け寄る
衣装担当
翔太はため息をつく
shota
辰哉が横で腕を組み、微笑みながら言った
tatuya
shota
小さく苦笑いをして肩をすくめる
辰哉は軽く肩に手を置き、にっこり笑う
tatuya
tatuya
翔太は鏡の自分を見つめながらふっと肩の力を抜く
shota
tatuya
shota
2人は軽く頷き合い、また鏡の前に戻った
衣装はまだ完璧ではなかったが、ふたりの心の距離は少し縮まった。
スタジオの外に出ると、雪はさらに深く舞い始めていた。 街灯のオレンジ色の光に、二人の影が長く伸びる。
shota
tatuya
翔太は辰哉の横顔をちらりと見て、小さく笑った
辰哉も自然に微笑み返す
小さなトラブルも、支え合うことで乗り越えられる
二人がスタジオを後にすると、雪の中に残る足跡が二列並んで、静かに夜を彩った。
まだ物語は始まったばかり
この冬、2人にしか作れないWhite Stageは、少しずつ形になろうとしていた
White stage #3
コメント
3件
めちゃ最高……‼️ いいね、