White Stage 𓂃 𓈒𓏸
12月4日。 スタジオの中は、昨日よりもにぎやかで、楽器やマイクの準備があちこちで行われていた。 窓の外には雪が舞い、屋根や道路は薄く、白く染まっている
翔太は譜面を手に取り言った
shota
辰哉は隣でタブレットを操作しながら、やや困った顔で答える
tatuya
翔太は手元の譜面を叩くように置き、つい強めに言った。
shota
辰哉は小さくため息をつく
tatuya
shota
二人の間に一瞬静寂が流れる
関係者たちは遠くで笑いながら会話しているけど、翔太と辰哉の空気だけが少し張りつめていた
tatuya
翔太は少し驚いたように辰哉をみる
shota
tatuya
翔太は少し笑って、肩の力を抜いた
shota
二人はハモリのリハを開する。 最初はぎこちなかった声も、少しずつぴったり重なり、スタジオの空気が温かくなる。
tatuya
shota
辰哉は照れくさそうに笑い、肩を軽く叩いた
tatuya
窓の外、雪はやみそうにない。 二人の吐く白い息が混ざり合い、スタジオの中に冬の静かな空気を漂わせた。 小さな衝突もあったけど、それ以上に二人の頼が確かに積み重なった瞬間だった。 この冬、二人にしか作れない「Whitestage」は、少しずつ完成に近づき始めてい
White stage#4
コメント
5件
うっほ…これはいいですね…LOVE
最高、……明日が楽しみっ‼️