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廃墟ビルとニートと姫

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廃墟ビルとニートと姫

4 - 廃墟ビルとニートと姫 Part4

♥

37

2020年12月24日

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姫娘

じゃ、私達…

智昭

タイムスリップしたのか…

智昭

姫娘

智昭

JETからだ…

JET

ふふ…

智昭

おい、どうなってんだコレは?

JET

教えてほしいか?

智昭

早く教えろ

JET

おいおい、人に頼むときに言う事があるだろ?

智昭

くっ…

JET

言えよ。

智昭

智昭

教えて下さい…

JET

ふ…それでいい

JET

まず、お前らの入った入口は特殊な物なんだ。

JET

何が特殊かというと…

JET

入る時の次元と出る時の次元が違うんだ。

智昭

は?意味がわからねーよ。

智昭

ちゃんと説明しろよ

JET

これだから馬鹿は…

智昭

なんだと?

JET

お前たちのいる所を3次元だとするだろ?

JET

入る時は3次元のままだが…

JET

出る時には5次元になっているという事だ…

智昭

ちょっと待て…

智昭

5次元だと?

JET

例えばの話だ。

JET

まぁ、そういう感じだ。

智昭

なるほど…

智昭

要は入った時の世界と出た時の世界は別物っていう事だな?

JET

そうだ。

智昭

しかし、何でそんなのがこのビルに…

JET

まぁ、精々死なずに頑張れよ

智昭

おい、質問はまだ…

智昭

くそ…

姫娘

トモっちゃんJETは何て言ってたの?

智昭

それは…

智昭は姫娘に何が起きたかを説明した。

姫娘

なるほど…

姫娘

ここは、さっきいた場所とは違う所なんだね。

智昭

あぁ

姫娘

で、どうするの?

智昭

何が?

姫娘

何が…って。

姫娘

元の場所に戻るにはどうすればいいか考えるんでしょ?

智昭

うーん…

智昭

取り敢えず

智昭

今来たドアで戻ってみるか…

姫娘

そうだね。

ガチャッ!ガチャ!

姫娘

あれ、開かない…

智昭

っ…貸してみろ

ガチャッ!ガキッ!

智昭

あ…

姫娘

あ……

姫娘

ドアノブが…取れちゃった。

智昭

どうしよ?

姫娘

どど…どうするの?トモっちゃん…

智昭

うーん…

姫娘

もし、もう戻れなかったらどうしよう…

智昭

大丈夫だ。きっと…戻れるさ。

姫娘

姫娘

そうだね。諦めちゃ駄目だよね!

智昭

よし…決めた

智昭

ここは行動あるのみ、

智昭

取り敢えず周りを探索してみよう。

姫娘

そうだね…

智昭

取り敢えず神社らしき所に行ってみよう。

姫娘

うん。

ギギギ…

智昭

ここは…神社っぽいが

姫娘

本堂が無い。

姫娘

まるで、誰かの家みたい

智昭

あれ?

姫娘

どうかしたの?

智昭

向こうに何か落ちてる。

智昭

智昭

鍵?

姫娘

凄い錆びてるね。

智昭

これ使えるのかな?

姫娘

一応持っておいたら?

姫娘

何かに使えるかもしれないし

智昭

そうだな

智昭

取り敢えず、周りは見たし中に入ってみるか。

姫娘

(怖い家だな…)

智昭

どうかしたか?

姫娘

いや、何でも無いよ…

智昭

うわ…何だこれ

姫娘

汚い…

智昭

取り敢えず探索してみるか。

姫娘

うん

智昭

じゃ、俺は右の方を調べめてみるから

智昭

姫は左の方を調べてくれ

姫娘

分かった。

10分後

智昭

何もない…

智昭

姫の方は見つかったかな?

智昭

ん?

智昭

っ…コレは!?

姫娘

ん…見つからないな。

姫娘

あれ、何か向こうに道がある。

姫娘

トモっちゃんに知らせに行こう。

姫娘

トモっちゃん!

姫娘

向こうに道を見つけた…よ?

姫娘

トモっちゃん?

智昭

うわっ!姫!

姫娘

どうしたの?そんなに驚いて…

姫娘

あ…

智昭

いや、コレは違くて。

姫娘

ふ〜ん

姫娘

ずっと、調べないでそれ見てしてたんだ…

智昭

いや、違くて

姫娘

言い訳なんてしなくていいよ…

姫娘

私一人で行くから、ずっと死ぬまでそこ居なよ…

姫娘

さよなら…

智昭

ちょっと待てよ姫!

智昭

智昭

どうしてこんな事に。

智昭

俺はただ…この18禁雑誌で我慢できず

智昭

ちょっと自慰行為をしていただけなのに…

智昭

しかし、姫を一人で行かせたのは不味いな…

智昭

追いかけないと…

姫娘

っ…トモっちゃんの最低。

姫娘

まさか…あんな事してるなんて。

姫娘

でも、言い過ぎだったかな?

姫娘

てか、冷静なってみると一人じゃ心細い。

ガタッ!

姫娘

ひっ…

姫娘

姫娘

怖いよ…

姫娘

ほっ…トモっちゃんからだ。

智昭

おい…姫今どこにいるんだ?

姫娘

トモっちゃん…

智昭

姫…その…

智昭

さっきは悪かった。

智昭

姫は真剣に調べていたのに、俺だけ不真面目で…

姫娘

もういいよ…

姫娘

さっきは私もごめん。

姫娘

言い過ぎた。

智昭

(^^)

智昭

で、今どこにいるんだ?

姫娘

さっき私が調べた方の奥側に道があったの、そこからこっちに来れる

智昭

わかった。今そっちに行く

姫娘

トモっちゃん…ふふ。

智昭

おーい…姫!

姫娘

トモっちゃん!

智昭

やっと追いついた。

智昭

そうだ。なんか見つかったか?

姫娘

いや、まだ何も

智昭

そうか…

ううう…

智昭

ん?なんだ…

姫娘

何か鳴き声が聞こえるね。

智昭

あっちからだ。

姫娘

あ…ちょっと待ってよ…

ううう…

智昭

(人?)

智昭

あの、どうしましたか?

え?…

貴方達は?…

智昭

智昭です。

姫娘

姫娘です。

そう。私は麗子

麗子

どうして、貴方達はここに居るの?

智昭

そ…それは。

姫娘

私達、何故かこの場所に飛ばされたのです。

麗子

飛ばされた?

智昭

お、おい姫

姫娘

麗子さんは、ここに住んでいるのですか?

麗子

ええ…100年間住んでいますよ。

智昭

(100年間だと?)

姫娘

100年間ですか…

姫娘

冗談は辞めてください。

麗子

冗談?

麗子

ふふ…私が冗談など言うわけ無いだろう。

次の瞬間!麗子の姿が変化した

智昭

うわっ…

姫娘

ひっ…

麗子

お前等に会ったのも何かの縁

麗子

全員捻り潰して、私の血肉となって貰う。

智昭

姫!逃げるぞ

姫娘

う……

智昭

どうした?

姫娘

足が竦んで走れない…

麗子

うおぉぉ

智昭

しょうがない…

智昭

俺の背中に乗れ。

姫娘

大丈夫。私を置いて逃げて…

智昭

何を言ってる、お前は大事な友達なんだよ。

姫娘

トモっちゃん…

智昭

だから、早く乗れ

姫娘

うん。

姫娘

重いって言わないでよ。

智昭

う…重い。

姫娘

トモっちゃんの馬鹿…

智昭

行くぞ。

姫娘

うん。

麗子

逃がすか…

智昭

速い…どうすれば…

智昭

何か足止めできる物があれば…

智昭

あっ…

智昭

おい…姫。俺の右ポケットから電池を取ってくれ。

姫娘

何に使うの?

智昭

姫が奴の顔面に電池を当てるんだ。

姫娘

え…無理だよ。

智昭

頼む頑張ってくれ…

姫娘

分かった。やってみる

麗子

殺す。

姫娘

いけぇ!

ヒューン、バキッ!

麗子

がぁぁぁ

麗子

顔が…

麗子

てめぇ…

姫娘

トモっちゃん、逆に怒らせただけだよ…

智昭

くそ、万事休すか…

ジジっ…

智昭

あ…ひらめいた

姫娘

お…

智昭

姫!電池あと一個残ってるよな?

姫娘

うん。あと一個だけある。

姫娘

でも…どうするの?

智昭

そこに、灯油があるだろ?

姫娘

うん。

智昭

そこに当てて、灯油のボトルを倒せ。

姫娘

なるほど…やってみる。

姫娘

えい。

ヒューン、ボンッ

姫娘

やった。倒れた。

智昭

姫!凄すぎだろ。

姫娘

えへへ。

姫娘

で、どうするの?

智昭

見てなって。

麗子

やっと、追いついたぞ。覚悟!

智昭

麗子さん、上 見なよ

麗子

あ?

麗子

そんな手に掛かるかよ。

ジジっ…

ジジっ…ポトッ

ボォぉぉ!

麗子

うわっ…何だ。火が火が…

智昭

ふふ…だから言ったのに…

麗子

貴様ぁ何をした?

智昭

それは、

智昭

さっき…倒した灯油に、ショートした電線の火花が当たって火がついたんだ。

麗子

ぐおぉ、そんな事で私が…

麗子

……

智昭

倒せたな…

姫娘

トモっちゃん凄い…

智昭

だろ?

智昭

あ…ヤバい。周りに火が付いている

智昭

早く出よう。

智昭

姫娘

智昭

あれ、ここは…

姫娘

廃墟ビル?

智昭

令和2年

姫娘

良かった…帰ってこれたんだ。

智昭

あぁ、あの家のドアが帰り道になっていたんだな。

無事に戻ってこれた2人 JETからのメールとは? 第5話に続く

廃墟ビルとニートと姫

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